2024年2月18日

豊川、岡崎

京都から友人たちがわざわざくるということで豊川へ。豊川稲荷案内からの今回の旅行の目的のひとつらしい稲荷寿司のゴールデンコース。

岡崎へ移動して、今回の旅行のメインの木彫りの龍を見に岡崎城にある龍城神社へ。辰年なので龍づいている。
本殿ないにあるので見られないかなと思ったら社務所の方にお願いしたら中に入ってみられるシステムになっていた。こちらも大きくて迫力ある。掛け軸も良かった。これまで気にしてこなかったけど木彫りの龍めざして旅行してみようかなと思える。
せっかくなので天守に登る。

岡崎城の天守から見えた、松平家・徳川将軍家の菩提寺の大樹寺(だいじゅじ / だいじゅうじ)へ。
三門からは岡崎城が見えるように配置されており、松平8代の墓や位牌が安置されている。重要文化財の塔などもあり、こういう書き方だと格式高そうだが、そんななかでも町の中心にある公園的な親しみやすさも感じられるオープンな感じのお寺やった。

最後に八丁味噌のカクキュウさんの工場見学。なんとか最後の会に間に合った。日曜なので稼働してなかったけど、博物館的なところもあって楽しめた。

2024年2月11日

掛川キャンプからの御前崎周り

キウイフルーツカントリーのキャンプサイトの朝も気持ちがいい。羊牧場的なのが近かったが、おとなしくて臭いもなくよかった。なんなら仲良くなれたのもよかった。羊くんの餌にはたぶん食べ放題の残りがキウイもありなかなか贅沢な食事。朝から敷地内の散策もでき良いサイトやった。

久しぶりに、さがら子生れ温泉会館へ。ナトリウム塩化物泉の掛け流し。源泉が35度ということですこしだけ源泉そのままの湯船もあり。

ここまできたので御前崎とか寄りながら帰る。

2024年2月10日

掛川キャンプ

今週は近場の掛川で。以前車で登ってしまった粟ケ岳に。ひさしぶりの山登りなので奈良市と思ったがこれがきつかった。基本急登が続く。最初はアスファルトの車道。途中からお茶畑、最後に山肌。ざっと40分ほどで山頂の広場に到着。以前はなかった休憩施設があったりして人気スポットになってた。今日は天気が良くって富士山も綺麗で良かった。
帰りは車道から降りてみる。と「茶」の文字が檜だと知りちょっとガッカリ。どうせなら茶の木でやって欲しかったが、まあ、これくらい大きな木でないと見えないので仕方なし。少し回り道のススキの道を通って下山。

下山後、せっかくなので茶の文字を望む展望台に寄りながら掛川市街へ。

今日は、近場でキャンプ。掛川にある東京ドーム3個分もあるらしいキウイ農園キウイフルーツカントリー。今の時期はキウイはないので木になっているのは見られないが、入園すればキウイ食べ放題がついてくる。キウイは採りたては食べられないので毎日キウイが食べられるように追熟して出しておられる。さすがなのは毎日何種類か食べ比べできるようになっている。酸味の強いものから甘いものまで。
敷地内とはいえ自然そのままの山や谷もあり、ちょっとしたチェクポイントがあってウオークラリー的にも散策できたり羊がたくさんいたりで楽しめる。

キウイ農園キウイフルーツカントリーには、4サイトだけキャンプサイトがあり、今回予約したのはお茶畑の丘の上にあるサイト。隣のサイトが100m離れていて羊くんが後ろにいっぱいいるだけの完全にポツンとしたサイト。風が強いがウッドデッキサイトなので専用ペグでしっかり止められる。車止められるとことから少し離れているが、なつかしいリヤカーが置いてあったり、丸太の椅子なども置いてあるので最低限便利に使える。
少し離れているが、水回りなどもちゃんとしていて雨でも大丈夫そう。で、なによりお茶畑と夕日を見てられるのは良かった。

2024年1月27日

名古屋飲み会

名古屋へ。まずはIKEAでちょこちょこっと買い物して、長久手温泉ござらっせへ。無色無臭のナトリウム-塩化物温泉の天然温泉、一部掛け流しに加えて、人工の高濃度炭酸泉もあり。露天も広めで立ち寄りによい。

名古屋市美術館でのガウディとサグラダ・ファミリア展へ。サグラダファミリアを中心にガウディ建築の模型、図面などの展示。サグラダファミリア見たのはもう15年前なのでだいぶできあがってるんやなと改めて思う。
期間の終わりということもあってかえらく人が多くて人気具合もうかがえた。

で、できたところのカフェなどで時間すごして、コロナぶりの名古屋飲み会。ほんとひさしぶりやけど、20年近くやってきた毎年恒例行事なので、またこうやって集まれたのは良かった。ただいつものお店がなくなっていたのは残念。

2024年1月14日

絶景茅の輪潜り

今年も絶景茅の輪くぐり

2024年1月 7日

富士山キャンプから御殿場

朝日もばっちりのところから上がってくる。今日も天気がいい。

毎度のことながら撤収作業が最後になったので、逆に他のサイトを見て回る。富士山重視と海まで見えるとに別れる感じ。今度は2段目にしよう。ただやっぱり晴れの日にしたい。ってか、ちかいうちにまたこよう。
で、俺が使っていたサイトに早入で次の人が来られたのだが、あっという間に大きなワンポールを立てておられた。すごい。

富士山を御殿場までぐるーっと周り御胎内温泉健康センターへ。御胎内温泉 富士山金明の湯、アルカリ性単純温泉でpHは8.5のやさしいお湯。
で、こちらの食堂で、唐揚げ定食(二個)とあり、定食なのに2個?とおもったら、めっちゃでかいのが2個やった。しかもしっかりおいしい。

そして、次の辰詣で、龍爪神社(りゅうそう)。
県道沿いのコンクリで法面補強されたところの隙間に入り口があり、鳥居に龍が彫られている。巻きついている感じがものすごくいい。ちなみにこちらは、静岡市の龍爪山で鉄砲を撃つ人が信仰する「龍爪講」での「弾除け」を祈願するものでもあったそう。

時間あるのでここまできたらアウトレットによる。まだまだ富士山綺麗やった

2024年1月 6日

県内龍詣と富士山キャンプ

静岡県内の辰詣。掛川の龍尾神社へ。住宅街に突き出たかたちになってる丘の上にあり、街を守っている感じがとてもいい神社。

掛川のSAの近くにある事任八幡宮(ことのまま)。こちらには巨木がいくつかあり、さわれる御神木もある。願い事が"ことのまま"に叶う言霊のお社ということで、広い駐車場があふれるほど人気の神社。

事任八幡宮の奥のお茶畑から崖を降りたところの川縁にちょこんとあるのが、ことのままの神様が天と地と人を結ぶ時に、天と地を行き来する龍神様を祀る龍神社。

一気に東へ移動して、富士宮の富士山と夜景のキャンプ場 桂の森CAMPERSFIELDへ。こちらの方がお持ちの山の東斜面を開いて作られた名前の通り富士山と夜景が楽しめるキャンプ場。高めの3段構成なので、一番上でも下の段に邪魔させず景色を楽しめる。しかも駐車場から荷物運ぶのに電動キャリーを貸してもらえるので運ぶのも楽。元々家屋だったところを改装してシャワーやトイレを作られていて、たぶん夏でも虫がこない。でいて10サイト程度なので人も少ない。ものすごくいいところ。
こちらのおじさんと話していると、とにかくお客さんが言うこと言うことDIYとかで改善し続けているとのことで、こちらのサイトに対してちょうどいい高規格になっている。でもって、富士山や夜景よりも、少し遠くに見える駿河湾が日光でキラキラ見えるのが自慢らしい。富士山毎日見える人あるある。

今日はまた天気が良かったので問題ないが、仮に富士山見えなくても夜景は楽しめるというのがいい。

2024年1月 3日

湯の花温泉

寄ったことがなかった湯の花温泉へ。とりあえずここだろとの渓山閣さんへ。
湯の花温泉は単純弱放射能温泉で無色無臭、pHも7でほんとに優しい系。半露天にちかい露天で庭園を見ながら入れるのがいい。
このまま浜松戻るでと思った矢先に岡山の友人が京都来てるということでひさしぶりに会ってから戻る。コロナぶりが続く。

2024年1月 2日

移転

毎年年末にみんなで集まっていた、菜食屋 aloaloさんが移転するとのことでたぶん最後に。
前の前のお店くらいからなんだかんだ中学時代からおとづれてるスペースなので感慨深い。そりゃ建物も古くなるな。
おせわになりました。移転先は小さくなってしまうのでちょっとお邪魔しにくいが、また大原野菜の料理食べたい。

2023年12月31日

年越し、辰詣

来年は辰年ということで、辰にまつわる神社めぐり。伏見稲荷の境内の山にある神宝神社 ( かんだからじんじゃ )へ。年明けはさすがに混むだろうけど、大晦日は空いてた。

伏見稲荷の本殿から千本鳥居の奥に神宝神社がある。こちらの神使は龍ということで狛龍(地龍と天龍)が鎮座されている。いろいろあるもんやな。小さなところやけど十種神宝を奉安している由緒あるところ。おみくじも龍みくじ。

そういや、山頂まで行ったことないなと思い稲荷山山頂へ。稲荷山には7つの神蹟があり、山頂には一ノ峰(上社神蹟)がある。なんとなく山頂感はないかな。そしてすでに令和6年の鳥居などが用意されていた。

東福寺駅近くの瀧尾神社へ。こちらの拝殿の天井には8mの木彫りの龍が据えられている。竜の絵はいくつかみたけど、彫りの龍があるのは初めて見た気がする、すごい迫力。
本殿には十二支の彫り物に、そしてこちらも竜のおみくじ。

祇園の伊藤久右衛門でにしん茶そばと源氏物語 宇治抹茶デザートプレートをいただく。まとめて年末納め。
八坂神社から知恩院、平安神宮。

からの下鴨神社へ、下鴨神社の出店もだいぶ戻ってきた。年越しまでからあげやコーヒーいただいて過ごす。

というわけで、今年も無事下鴨神社で年越せた

2023年12月30日

年末

イタリヤおみやげでもらったお菓子に、ラーメン納め。

2023年12月27日

うなぎ

こちらも年末恒例のうなぎ。こしはコジマヤ。うまい。

2023年12月23日

梅ヶ島元湯

年末恒例の梅が島の温泉へ。いつもの黄金の湯がお休みで、梅ヶ島温泉橋の一番奥の元湯、虹の湯へ。珍しく貸切状態。pH高めの単純硫黄泉のトロリないいお湯。とても小さいながら、内湯と外湯があり、内湯は熱め、外湯はぬるめで往復するとちょうどいい。こちらは温泉と食事がセットのがあり、おでんやヤマメ、鹿のたたき、おでんと満足。

少し周囲を散策。身延へ抜ける県道は道が崩落して通行止め。いちおう再来年までだそうだけど、どうだか。
滝からお湯が沸いており硫黄なのと凍ってるので白くなっている。

2023年12月18日

三陸の震災遺構・伝承館 東松島

小牛田と塩釜で乗り換えて野蒜(のびる)駅。海に近くながら丘の上に新しい駅。さすがにもうわかる。
丘の上には新興住宅地のようになっており、丘の下もぽつぽつと新しい家が立っている感じ。ほかのところとちがってこちらは住宅地としてつかえるみたい。

丘の下の方に東日本大震災復興祈念公園があり慰霊碑と伝承館がある。

旧野蒜駅のプラットホームが震災遺構として、2階建ての駅舎が東松島市震災復興伝承館になっている。2階は東松島市の震災時の様子、1階が復興の様子がパネルと映像で展示されている。津波は4mほどあったようだが2階に屋根へと避難してみなさん無事だったとのことだが、プラットフォームのゆがみからするとやはり津波の威力は強かったのが窺える。松島基地が違いので基地の復興支援などもあった。

あらためて地域を見渡す。何ヶ所かまわってきたけど、それぞれのところでそれぞれの被害があり、学べることがあり、今度は福島側も訪れてみたい。

ギリギリになったけど、ずんだシェイクに牛たん弁当を買って帰る。

いろいろ買ったもの。

雪の鳴子温泉から中山平温泉

めっちゃ雪降った。温泉入って、贅沢な朝食いただいて満足。月曜ってものいい。チェックアウトして表出たら、さらにめっちゃ雪。

鳴子の温泉街を散策。昨夜と大違いの一面銀世界。でも、90度の源泉のおかげかまあまあ融雪できているので、おかげで普通のスニーカーでも歩ける。都市部から離れた温泉街はけっこう寂れがちなんやけど、鳴子温泉は、住宅街もいっしょにあるからか商店街もちゃんと開いてていい具合の温泉街って感じ。

鳴子温泉郷は5つの温泉地があって、当初は車で回れるだけ回ろうと思ったが雪なので、タクシーで中山平温泉に行ってみる。唯一の公衆浴場のしんとろの湯へ。含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 低張性アルカリ性高温泉、pH9.4の高アルカリ、93度の高温泉。名前の通りとろとろの滑らかな源泉掛け流し。93度の源泉からは200mの木桶でぐるぐる回して加水なしの冷却を実現されている。露天がないのは残念やけどここは良い。

さて、せっかくなので帰りは鉄道でと思い、駅まで歩いてみる。10分かかるかどうかとのことやけど、この雪で歩道の除雪はしていただけているけどなかなかに歩きにくい。スーツケースはバッキバキに凍るしタイヤ回らないし、なかなか苦戦。そして、たまに通り過ぎる方々から、いやー 一晩でこんなに降るのも珍しいんですよ、とか話ながらになったので倍くらいかかって駅に到着。なんだかんだ雪を楽しめた気がする。

なんとか駅に到着小さな駅やけど、さすが雪国であったか待合室付きで、居合わせた旅行付きのお父さんといろいろ旅行の話でもりあがる。こんな雪の中やけど10分ほど遅れて汽車が到着。ディーゼル車やのに音もなく入ってくる。さすが雪の吸音はすごい。さてくる時は気が付かなかったけど、席は1人と2人掛けになっているうちの1人の方は窓側に45度の角度で席を止めることができる。こういうの初めて見た。景色見ながら乗るのにちょうどいい。

2023年12月17日

鳴子温泉

予定ではこのまま鳴子温泉へ行く予定だったが、めっちゃ雪降るらしいので、レンタカーを古川駅前に返却し、陸羽東線で鳴子へ向かう。山に入っていくにつれてだんだん雪が降ってきて、鳴子ではすっかり積もってた。
鳴子温泉駅は小さい駅ながら円形スタンドのようなシートが多い待合室があったり、鳴子だけにこけしがずらっとあったり、表には足湯もある良い駅。

宿は温泉街の上の方にあるので、途中、手湯のある広場などに寄りながら宿を目指して歩く。近年温泉郷といっても廃れているところが多い中、さすが鳴子は宿だけでなく街も生きているのを感じる。

今日の宿の鳴子風雅へ。木をふんだんに使ったモダンな印象のロビー。焚き火などもあって雰囲気がとてもいい。COSTAコーヒー飲み放題なのもいい。チェックインし、あちこちでこけし見つつ館内散策からの温泉へ。含硫黄-ナトリウム-塩化物泉で無色、微硫黄臭、pH8.0で、なにより源泉が97.3度ととても高いのが特徴。温度を下げるために加水しているとのことだがそれでも十分いいお湯。そして雪の露天は最高。

夕食まで時間があるのと、風雅さんに泊まっていると無料ということで、宿の隣の公衆浴場の滝の湯へ。すぐ隣だけど泉質は異なり含硫黄・ナトリウム・アルミニウム・カルシウム・鉄-硫酸塩泉 低張性酸性高温泉、白濁硫黄臭のpH2.8の強酸性で、隣なのに全然違う。鳴子温泉神社の御神湯で千年の歴史ある古湯で、建屋も総ヒバ造のものすごく趣のあるお風呂。そしてものすごく熱湯。こういうのが残っているのが素晴らしい。

夕食は宿の仙台牛のコース。めっちゃおいしいし、雪景色を見ながらのカウンター席。大満足。
どんどん雪降ってくる。ずっと見てられる。

三陸の震災遺構・伝承館 南三陸から気仙沼

朝から海を眺められる温泉に、大ホールでの地元の料理満載のビュッフェスタイルの朝食。
今日もいいスタート。しかし、寒い。

南三陸からバイパスをひたはしり気仙沼へ。まずは気仙沼横断橋ちょうど太陽に重なってかっこいい。大島大橋。こちらは朝ドラのモネでおなじみの橋。
で、ようやく気仙沼市街に入り、気仙沼市復興祈念公園から市街地を見下ろす。モニュメント・祈りの帆-セイルー。中からは水平線を望むことができるようになっている。

まだ8時代なのでいろいろあいてないので、大川さくら総合公園のそばにある命のらせん階段住宅を見に行く。公園の横にはちょいちょい気になってたBRT専用道路があったのでちょっと見学。遮断機はあるものの地図上は道だし、しらんかったら間違えそう。あらためていのちのらせん階段の住宅へ。こちらの住人の阿部長商店の会長さんがチリ地震の教訓で屋上に上がれるように外部に螺旋階段をつけていたのだそう。震災の際におは30人ほどの方がこちらに避難して命を救われたとのこと。ちなみに阿部長商店は昨日泊まった観洋さんなどの親会社。

気仙沼湾の一番奥に震災後にできた内湾地区の商業観光施設「迎(ムカエル)」、「結(ユワエル)」、「拓(ヒラケル)」、まちづくりの拠点施設「創(ウマレル)」の4施設へ。食事どころが多いのでまだ開いてなかったけど、おかえりモネのロケ地見られてよかった。この周辺は浸水にあったが、住宅地としては利用可能のようで、古くからの土地なのに新興地のような新しい家と区画整備された空き地が多くちょっと違和感あるが、まだまだ復興中ということなんやろう。

気仙沼 海の市へ。こちらも2階付近まで津波が来たとのこと。と、2階に上がるとおかえりモネ展をやっていたので、迷わず寄る。ロケ地と地域紹介にあのぬいぐるみがあった。小さいながらもファンとしてはこれくらいでも満足。
で、メインの気仙沼シャークミュージアムへ。とはいえ入って半分は震災の記憶と絆ゾーンに、そんな海と共に生きる今の情報発信。そしてサメについての展示。当初のシャークミュージアムからは変わってしまったのだろうけど、いろんな視点での伝承館としてあってほしい。

山を登り、リアスアーク美術館へ。雪積もってて運転怖かった。
こちらは地域の方へ美術作品を見る機会と発表する機会の提供と、東北の食に関する民族博物館的な役割の美術館。
そんなところなので、震災・津波も文化に影響を与えるものとして、震災から2年間、学芸員の方が撮影されてきた被災現場の様子から復興の記録写真と被災物をレポートと共に鑑賞できる。車が高いところに刺さっていたり、船が座礁していたり、直後の様子が、その目線でわかるアーカイブ。

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館へ。こちらではまず映像をみるところから始まる。ものすごい綺麗なしっかりした映像シアターで、震災時とそのあとの気仙沼の映像。そのあと展示を経て震災遺構の旧気仙沼向洋高校の校舎へ。こちらは増設されたエレベーターで上の階まで見られるのだが、1階は破壊された威力を、4階まで津波が押し寄せたということで3階の高さにも車が突っ込んできたまま残っていたり、屋上に上がると震災時にどう避難されたのかというルートを確認できる。
最後に震災直後の映像。こちらの学校の生徒さんの卒業式の映像は心に刺さった。

南三陸に戻り、さんさん市場で昼食。いくつかのお店でおかずを買ってきて中央の休憩スペースでいただけるスタイル。南三陸の特産のタコに牡蠣に、かやくごはんなどなど、これはよい。ストーブがありがたい。
南三陸でワインを作ってる南三陸ワイナリーさんへ。耕作放棄地で葡萄栽培されていたりと地域産業活性を目指されているとのことですばらしい。
ちなみに雪が降ってきたのだが、この辺では珍しいらしい。いがい。

2023年12月16日

三陸の震災遺構・伝承館 石巻から南三陸

宮城へ。ほんとは今年の頭に予約していたのにコロナになっていけなくなってしまった、震災遺構と温泉のと同じコースで予約。
浜松から深夜バスで8時間。7時20分に仙台駅に到着。浜松からは遠州豊田と国見の2回だけ休憩で間はゆっくり寝られる。仙台駅前の商店街ではありがたいことに早朝やってる蕎麦屋やなんなら海鮮料理屋まで開いてた。
仙台ということでずんだシェイクを、と思ったがこちらはやはり開いてない。が、冷凍の自販機で売ってたので購入。ちょいっと高い。で、石巻へ向かう。

石巻に到着。さすが石ノ森章太郎さんの街で、駅からずーっとキャラクターの人形が立っている。
駅前で予約してたレンタカーを借りて、いよいよスタート。

石巻の海沿いの門脇地区の震災遺構 門脇小学校へ。外観を実際見てみると地震の影響という感じではないけど、それは中を見るとわかる。

伝承館としては、体育館に津波で流された自動車に、仮設住宅。遺構となった校舎にも入れる。今は公園になってなにもないが震災前は海までぎっしり家が並んでおり、住宅より高い津波が来たので、流された車がこの小学校にぶつかり校舎は炎上し焼けたあととなっている。そういう形の被害もあったのだといきなり驚く。
校舎での展示は小学校がどういう感じの学校だったのか、残ったものがどうなったかという展示からはじまるが、後半はとてもよかった。地震発生後、どういうことがあって、どういう経路で避難して、どうなったか、どうなっていればよかったかなど詳細が展示されていた。もともと門脇小学校は海沿いということもあってか、避難訓練が徹底していて、子どもたちはだまって避難し、避難も学校だけでなく、学校からうらの高台まで行き、親に引き渡すところまで訓練されていて、まさに街を上げての訓練をされていたとのこと。そこまで徹底されていても想定外はあるもので、1階が浸水したために、校舎から出て高台に行くということができなくなったが、教壇を橋にして2階からうらの崖まで行ける人だけ行った、その教壇が途中で落ちてしまったが、その落ちたものをスロープにして1階に残っていた人が高台に逃げられたとか、もちろん逆に残念なことになってしまったことも紹介されていた。あれから10年立って少し気持ちに余裕ができてきて多くの人が語ってくれたり、当時児童だった子供が大人になり振り返ってみるとというインタビューもあり、リアルな話を聞けた。
高台で生徒を親に引き渡すまで訓練されていたが、引き渡したがためにその後で被害に遭ってしまった子もおられたようで、その後まで訓練しないといけなかったと悔やまれていた先生の話もなんとも言えない気持ちになる。
話だけでなく、その現場が残されているので、ここに橋かけたのかとかも見られて、普通ならそうしないけど、咄嗟にそうしようとなるのだろうなと思い、どこまで訓練しておけばよかったのかというより、とにかく選択肢を普段から考えて用意しておくのが重要なのかもしれないと感じた。
で、一番印象に残っているのは、助かった児童が他の小学校に行くことになったが、その先の学校の避難訓練がゆるくて一体何の訓練なのだろうかと思った、という一言。

海沿いの公園の方へ。到着した時はちょっと広いけど海沿いにある広い公園に見えたが、もともとここは住宅地があって、全部流されてしまい、今は住宅としては使えないようになっているところだとわかるのでなんとも言えない。広場の道にももともとこういうところだったという写真も飾ってあったりもある。
ここに石巻の震災伝承館がある。こちらでは石巻での被害はもちろん、住人、消防、復興などいろんな立場の方のインタビューのアーカイブを見聞きでき、またボランティアの方からリアルな話を直接聞くこともでき、そういう伝承だけでなく、俺の住んでるところのだどうで、そうならどういうことできそうにみたいな話もいろいろしてくださり、話していて悲観的なことはなくて、いかに受けられた経験を一人一人に合わせて生かしてもらおうという気持ちを受けた。
ちなみにこの伝承館の高さは津波の高さだそう。
この土地は条例でもう住めないのだそうだが、少しずつ活用しようと農園やお店があった。どう生かしていくかこれからの課題なのだろう。

伝承館のインタビューの中にあった復興に携わった方で、観光客が戻ってきた時だけでなく地元の人のためにもといって作られた「いしのまき元気いちば」へ。石巻の鮮魚、農産品はもちろん、三陸地方の特産品もならんでいる。2階はかなりひろいフードコートになっている。テラス席で海鮮丼をいただく。一見具は少なめかと思ったら、中にも具がたくさん入っており、大満足な海鮮丼やった。

石巻の隣の女川へ。震災の際には原発のはなしばかりであったが、こちらの街も被害はもちろん大きかった。今は倒れた交番が震災遺構として残っていて、港から駅まで新しい商業施設が並んでいる。きっとここも住宅があっていまは住めなくなったのだろうなと思うと複雑だが、こうやって観光客が帰ってきているのはいいことなんだろうなと思いたい。駅ビルには温泉があり、時間がなくて入れないけど、足湯だけ入り進む。なにげにpH高めのすきなやつやった。

女川からさらに北上し大川小学校の震災遺構による。こちらは河口から4キロ離れていたにもかかわらず、北上川を遡ってきた津波の影響で7割の児童が死亡・行方不明となったところ。1分単位でどういおう避難を行ったのかなどを解説されており、結果から見るとなんでそんなことしたのかと思えるがそうはできなかったのがよくわかる。そもそも小学校が避難場所になっていたこと、堤防と山に囲まれていたがために北上川の水位が上がっていることに気がつけず、避難のために校庭に残っていたり、高い堤防側に移動してしまったのが裏目に出てしまった。40分もあったのに目の前の裏山に避難するという選択肢を取れなかった、訓練時にこの選択肢の優先度を上げられなかった、裏山に登る階段を作れなかった、という危機意識が低かったがために起こったある意味人災と言える悲劇とも言えてしまうが、ハザードマップだけでなくそれにあわせてどう避難するかまでは考えられていた点で、今の自分たちよりは危機意識は高かったように思う。

南三陸へ。今回の旅行は去年ここの伝承館と商店街が隈研吾さん設計で作られたというのを聞いたところからだったので、メインの目的地。昨日までは復興地に建てられたと思っていたが、ここまで3箇所震災遺構を見てきただけで、住宅として使えなくなったのが残念と思うようになったが、まだそれだけじゃなかった。時間が遅くなったので商店はあきらめて伝承館に行く。展示は少ないけども映像と考えるというところは重点的につくられていて、ここがどう状況になったか、それをどう活かすかというのはここまで同様だったが、どう復興してきたかという話が印象的だった。たしかに復興したが、住民は丘の方に移動し、その住宅地を建てるための土砂で、海側の土地を3階建て分ほど上げて谷を埋めていたり、川の流れを変えていたり、牡蠣も養殖も量より質にと変わっていたり、いろんなことが急ピッチで変えたがためにそれがよかったのかどうか、しばらくしないとわからないところ。

今日の宿は南三陸の港近くのホテル観洋さん。志津川湾の高台にあり、海を見渡せる温泉の露天風呂がいい。

2023年12月10日

トーキョー

久しぶりにシモキタへ。これまたひさしぶりにいし井の南蛮つけ麺。やっぱこれがいい。銀座の時とはうってかわってお客さん少なめ。
下北線路街へ。まだ開発途上ではあるものの、いわゆる派手目な若者のシモキタとは違って、のんびりな雰囲気の若者から家族連れが多くて、すっかりあたらしい流れができていた。

そして、ここははずせない 2121DesigneSiteの「もじ イメージ Graphic 展」へ。本の表紙やポスター、看板などの、文字で描かれたグラフィックだけでなくて、書体や配列などの文字だけでの作品もある。文字の展示といっても基本的には日本語のデザインの歴史のような展示になっているので、縦書きも横書きも違和感なくできるし、日本語でデザインされたものならではのおもしろさを改めて感じられた。

オープンしたての麻布台ヒルズへ。
さすがに人が多い。ショッピング街は抜けて、中庭のクリスマスイベント見つつ、オラファー・エリアソン展へ。いくつかの振り子を組み合わせて描いた図形や吊るされたホースが暴れながら放たれる水をストロボの光の中で見るなど、次々偶然生まれる作品を楽しめた。
カフェとか回ってみたものの広すぎてよくわからず。で、ちょっと間違えて裏から入ってしまったうえに地下から帰ったので、よくテレビで見るところとか日本一高いビルを見上げるところに行きそびれた。

丸の内のライトアップ見て帰る

2023年12月 9日

トーキョー

トーキョーへ美術館巡り。

東京都美術館での永遠の都ローマ展。夏にローマに行った時に時間なくて前をとおりすぎたカピトリーノの丘にあるカピトリーノの美術館所蔵の彫刻メインに、絵画やレリーフの展覧会。カピトリーノのビーナスが大きく取りあげられていたが、個人的には大きくて動かせない石像の、手とか足とかの部分的に展示されていたのがよかった。でもまあ、今年ローマ行ったとこやったからなぁ、というのは否めない。行く前に見たかった。
同じく東京都美術館で開催されていたのも見て回る。
いのちをうつす展。いきものをうつす6名の作品の展示。百科事典や博物館に置いてあるような資料的な作品にみてしまいそうだが、アートとしても、その生物がどういうものかがわかるような両面が満たされる構図で作られているのがよくわかる。とくに小林路子のきのこの作品群はきのことそれが生えているのがどういうところかがわかるように木や土も絶妙なサイズで描かれていてほんとすごい感動。見せ方として面白かったのがどうぶつの立体作品で一部触れるようになっていて視覚障がいの方も楽しめるようになっていたところ。
次に、日本和紙絵画展。和紙を使った絵画なのだが、ちぎったり、ふやかしたり、ほぐして綿みたいにふわふわにしてみたりと、絵画のバリエーションが幅広く、それなりに和紙の里でいろいろ見てきたつもりやのに、まだまだ幅広い作画方法があるんやなと驚き、これはもっと見てみたくなった。これは公募展なので、作家さんの展示会となるとどんなものがあるのやろう。

上野の森美術館へのモネ展へ。もうさんざんやってきたモネ展やけど、連作に焦点を当てたとのこと。ウォータールー橋に積み藁に、エトルタにと3、4作品づつの連絡だったのでそちらはうーん、という感じだが、初期の風景画がずらりという点では満足。入場に際してタイムスロット制なのでそこまで並ばず入れたが、それよりも物販の方が30分以上待ちという、ちょっとそれは考えてよという感じ。

夜はひさしぶりの旅行お仲間会。