2021年2月10日

浜松コラボと、トースト専用ブラックサンダー

鳥居食品さんの長坂養蜂所の蜂蜜入りジンジャーシロップ。すばらしい浜松コラボ。
トースト専用ブラックサンダー。パンに塗るものでありながらザクザクがおもしろい。

2021年2月12日

秋田市まで

秋田で温泉ざんまい。
今日は午後半休で秋田市へ移動。こまちはガラガラ。まあしかたなし。福島あたりから雪が積もりだす。
東京から4時間で秋田に到着。

秋田駅に着くなり、なまはげの巨大お面がお出迎え。
駅は木造で明るく温かみのある印象。秋田杉らしい。バスターミナルも杉で作られていてここも雰囲気がいい。しかしガッツリ囲われていて、これも雪国仕様なのかなと感じる。
駅東側が繁華街になっているのだが、駅からずっと大屋根のアーケードが続いているので便利。

大屋根の端っこにある無限堂さんへ。長崎とかにありそうなオランダ商館的なお店。
あっさり潮汁がうまい。で、秋田ということできりたんぽ鍋。1人前があるのがありがたい。これもあっさりめでいいしあったまる。
こちらは稲庭うどんのおみせということで、きりたんぽ鍋のしめに稲庭うどん。つるつるしなやかなコシのうどんがいい。

宿は千秋公園前のドミーイン。露天の温泉があるとのことで選んだのだが、それ以外のサービスがとってもいい。
夜には、夜泣きそばのサービス。夜の風呂上がりにはアイスキャンデー、朝の風呂上がりにはヤクルト、ロビーにはコーヒーサーバー、全部無料。とってもいい。
温泉は、中通温泉こまちの湯。ナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉。無色無臭で塩辛い。
早速満足。

2021年2月13日

秋田市、田沢湖、乳頭温泉

郷土料理の朝食いただき、早朝の千秋公園散策。
久保田城跡ということで天守はないものの堀、城壁、城門、楼閣が残っている。
とはいえ、堀・池は凍っていたり、まあまあの積雪ですごく新鮮やった。桜の木がずらっと並んでおり春も綺麗なんやろなという感んじ。繁華街すぐにあるのもいい。

秋田駅からバスに乗り、秋田港にある道の駅セリオンのポートタワーへ。道の駅なので公共交通機関で行くのはちょっと不便。
ポートタワーは地上100mで入場無料。港はもちろん、なにより男鹿半島まで海岸沿いに続く風車を見下ろすことができる。
しかも風車の数が半端ない。

秋田市立赤れんが郷土館へ。明治時代に建てられた秋田銀行本店だったところで、外見の一階は磁器、2階はレンガのルネサンス風、中は漆喰・石膏のレリーフなどバロック様式。元銀行らしいカウンターも残っており、木の彫刻や大理石で豪華。
ここには、2人の常設展と企画展もあった。
勝平得之の秋田の人々を擦った木版画、自ら描き、削り、擦り、カラフルで温かみのある作品。原盤も展示されている。人間国宝の鍛金家 関谷四郎の作品。金属を叩く音が近所迷惑ということで接合する技術を確立し線の細い模様が綺麗。
全国の郷土玩具を集めた展示は郷土館として他所も紹介するというところがいいなと感じた。
市内を散歩。

千秋公園前の秋田県立美術館へ。まず安藤忠雄さん建築ということでテンション上がる。ここの展示は藤田嗣治を中心に展示されている。その他文化の発信、交流の場としても利用されている。
フジタといえば、猫や子供の絵が印象的やけど、ここでは秋田のお祭りを描いた巨大壁画など違った一面を見ることができた。
県立美術館前には秋田犬に会えるスポット秋田犬ステーションがあり、この日は虎毛の秋田犬がいた。でかい。
秋田駅ビルいある、秋田比内地鶏やさんで、比内地鶏んお親子丼と田沢湖冷麺のセットをいただく。親子丼がうまいのは当然ながら、田沢湖冷麺がとにかくうまかった。つるもち麺に透明の甘いおだし、これがいい。とんぶりのトッピングが秋田らしいところらしい。

こまちで秋田駅から田沢湖駅へ。一面雪が広がゆ車窓がいい、
田沢湖駅は雪国のイメージと違って一面ガラス張り、吹き抜けでまぶしいくらいの駅舎。

田沢湖駅から田沢湖一周する路線バスに乗る。観光バスではなくて路線バスというのが特徴、それでも観光名所の2箇所でわざわざ10分程度の停車時間を入れてくれるのがいい。
この日は天気が良くしかも風がないので、ただでさえ透明度の高く日本一深い田沢湖がものすごく綺麗に見える。完全に鏡状態。
なお、気温は零下になれども水は3度を下回らず凍らないのだそう。それもすごい。
たつこ像前と御座石神社でバスは散策時間をとってくれるのがいい。

このあと乳頭温泉行きのバスに乗り継げる田沢湖畔のバス停で降りる。乳頭温泉まで行くバスが来るまで一時間近くあるが、レストハウス前のバス停なのだがこの時期は閉鎖。大駐車場はガラーン、湖畔も最初は人いたけどだんだん減っていき、景色はこの上なくさいこうなのだが、誰もいなくなりかなり不安。

ようやく来たバスに乗り乳頭温泉郷を目指す。どんどん山の奥に入っていき、途中からはひたすらブナの林と雪の壁。これ見たかった。
乳頭温泉に到着。バス停が埋もれるくらい雪積もってるし、宿の看板も埋まってるくらいすごい。でもちゃんと除雪されていて安心んして歩ける。
ある程度は分かっていたが、ここには温泉宿以外お店どころか家や自販機すらない。あってもバス停のプレハブだけ。いい。
さっそく乳頭温泉郷の湯巡り帳を購入。今日はもう使えないが、明日1日温泉三昧楽しみ。
館内に部屋はとても暑いくらいで設定されているので、浴衣くらいがちょうどいい。外の見た目とえらい違い。

今回の宿の休暇村の温泉に入る。ここの温泉は2種類。乳糖の湯はナトリウム炭酸水素塩泉でツルツルした肌触りに。ぬるめ設定で長く入っていられる。もう一つは田沢高原の湯で単純硫黄泉。白濁して湯の花が浮いてる。そこまで硫黄臭は強くない。露天ではブナの木に囲まれて気持ちがいい。
夕食は秋田づくしのビュッフェにすき焼きもつけた。大満足。

疲れたので早めに寝るが、地震の緊急速報で起こされる。福島あたりとのことで新幹線ストップ。まあ、帰るのは明後日だしなんとかなるやろうと悠長に構えて寝る。

2021年2月14日

乳頭温泉

朝散歩。とはいえブナ林しかないけど。除雪車と毎日雪下ろししないと埋もれてしまうというのを感じられた。

乳頭温泉にある7つある温泉は、お昼は日帰り温泉として開放されているので泊まっているところ以外にも入れる。さらに湯巡り帳があると、乳頭温泉の日帰り温泉に1回ずつとそれをむずぶ湯巡りバスに乗り放題。
で、一番離れた鶴の湯へ向かう。まあまあ距離あるのだけど、途中、分かれ道一つだけ、鶴の湯の別館があるだけ。さすが秘境。

乳頭温泉の写真によく出てくる顔的なところ。時代劇に出てきそうな茅葺き屋根の本陣が宿泊施設になっていて、その奥に温泉がある。
温泉は50m範囲内に4つの源泉がある。基本的には白濁のお湯なのだが、白湯(含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉)、黒湯(ナトリウム塩化物・炭酸水素泉)、中の湯(含重曹・食塩硫化水素泉)、滝の湯(含硫黄ナトリウム塩化物・炭酸水素泉)と幅広い。
露天風呂は白湯で、とても広く岩場や雪が積もった崖を見ながらで、情緒があっていい。ただ、外から見えるのでいろんな人が見にくるのでちょっとおちつかない。けどもここは別格。露天は混浴だけと、別に女性専用の露天風呂もある。

湯巡りバスまで時間があるので、こちらでお昼をいただく。それまで山小屋のような館内で待つ。ストーブがまたいい。
鶴の湯名物の山の芋100%の団子入りの山の芋鍋を、囲炉裏のある本陣(客室)でいただける。甘めの味噌ベースのスープにキノコや豚肉など具沢山で、さらに山魚もつけて大満足。雰囲気も楽しもてこれはいい。

湯巡りバスに乗って次の妙の湯へ。妙の湯は落ち着いた雰囲気のおしゃれな旅館という感じ。少し複雑な作りになっていてそういうところも高級な旅館な感じがする。ここには2つの源泉金の湯(マグネシウム・カルシウム硫酸塩泉、褐色、重めの湯)、銀の湯(単純泉、無職無臭、やさしい湯)。露天は金の湯で横を流れる川の滝を見ながら。金の湯と銀の湯のメリハリがいい。湯上がりにスイーツいただく。秋田の郷土料理もある。

次は一番奥にある蟹場温泉。部屋数の多めの旅館という感じ。こちらには2つの源泉。露天風呂は唐子(重曹炭酸水素泉、無色若干硫黄臭)、内湯は蟹場硫黄(単純硫黄泉)。
露天風呂は建屋から50mほど離れたところにあり、すべるすべる。少し下ったところにあるので何も見えずブナ林に囲まれた秘境感ある露天風呂。やさしい肌触り。混浴なのだが透明なので女性は入りくいやろうなという感じ。別途女性専用露天風呂もある。
内湯は湯の花がたくさん浮いている硫黄泉で、岩と木の2種類の浴槽。それぞれ離れているので、いちいち着替えないといけんあいのが日帰り温泉では回りにくい。タオルが可愛い。

次は大釜温泉。こちらは木造の校舎を移築したところだそう。こちらは酸性含砒素ナトリウム塩化物硫酸塩泉。ってなんやねんという感じ。少しピリピリする刺激のあるお湯で、強烈に酸っぱいお湯。このお湯は結構おもしろい。そしてこれまでで一番雪に埋もれた露天も雰囲気がいい。

で、休暇村に戻る。夕食はしょっつる鍋などの郷土ものから創作まではいった懐石。田沢湖でしか採れない長芋や上品なしょっつるなど驚きがいっぱい。
で、今日も休暇村の露天にゆっくり浸かる。乳頭温泉にはあと2つの温泉があるのだが冬季閉鎖ということでこれで制覇。こんなにいろんなお湯に、雰囲気の違うお宿にと乳頭温泉のバラエティーはすごい。ただ、こんなにいろんなお湯に浸かって体やお肌に良いのかどうかチョイッと微妙。
温泉宿しか建物がない乳頭温泉。秘境の秘湯で、いくつもの温泉とそれぞれ特徴ある温泉宿。これらを楽しめるように協力されていて、ようこそ感がとてもよくって、大満足。

さて、昨日の地震の影響で、新幹線は当面東京まで行かない模様。別なルートで帰る必要が出てきたので、明日の角館の宿は諦めて、JRと飛行機の2面貼りできる秋田の宿に変更。やれやれ。

2021年2月15日

角館

今日は天気下り坂。しかもこの見た目なのに雨らしい。
こまちを区間限定で走らすとのことだけど途中の駅にいつくるのかは駅に行ってみないとわからないので、用心して始発のバスで乳頭温泉を後にする。今度は新緑の季節に。

バスが田沢湖駅に着くと、新幹線が到着する音が聞こえたのでダッシュ。切符持ってないけど駅員さんが乗車証明書もって待っててくれたのでさっと受け取ってギリギリまにあった。とりあえず当初の予定通り角館に行く。
角館駅は武家屋敷調の建屋でとても綺麗でカッコいい。かくのだて物産館もはいっている。駅から角館の武家屋敷通りまでは歩いて10分チョイ。

商店街を歩き、ここから仙北市角館伝統的建造物群保存地区との看板から突然開けた通りになり、黒壁、高い松と格式高いところにガラリと変わる。見た目だけでなく空気感まで変わった感じがあり徹底した作り方をされているんやろなと感じる。

開放されている武家屋敷の角館歴史村 青柳家へ。所預の家臣として使えた青柳家の家屋や移築された建屋、倉庫を用いて武具を中心に、秋田の郷土館として農具や民芸品、伝統工芸に、ガラッと変わってアンティークミュージアムなど、3000坪の敷地に6つの資料館があり広い幅の人が楽しめるところ。また角館ゆかりの解体新書の挿絵をかいた小野田直武の記念館もある。武具倉庫では刀と片刃槍を持つことができる。槍が意外と軽いのが意外。

角館中心池を散策。桧木内川堤は、完全に雪に埋まっていた。川沿いに桜並木が見事に並んでいた。2kmもあるそうで、また良い感じでカーブしているので春は綺麗やろな。
お昼にあたたかい稲庭うどんをいただく、あったまる。

角館樺細工伝承館へ。ここでは、角館の伝統工芸、樺細工に、角館の文化、歴史資料の展示がある。樺細工の工法が3つがわかりやすく説明がありこんなに手がこんでいるものとはというのがわかった。樺細工というと茶筒か箱かというイメージがあったが、テーブルや箪笥など大型なものから、ブローチなど小さいものまで幅広く作られているのが驚き。手間隙見てしまうと欲しい。
他に角館祭りの山車や押し紙の人形なども展示されていた。

で、樺細工欲しいのでちょっと調べた藤木伝四郎商店さんへ。江戸時代から樺細工を作り続けられている老舗でありながら、デザイン性のある新しいものも取り入れられているところ。通販でも買えるのだが、やはりこういうものは見比べて触って選びたい。
鈴木保さんの霜降皮の小さい茶筒、輪筒4色の茶筒購入。敷居高そうな入口やったけど、アウトレット品もあったりお土産にいいお手頃なものまでそろう良いお店。
角館の街中にある温泉、かくのだて温泉へ。塩化物、硫黄塩泉。一見銭湯的な感じなのでほんとに温泉?という感じがしたけど、源泉掛け流しでつるつるになる美人の湯。散策して歩き疲れたところで入れるのがいい。

角館駅へ戻る。ほんとは角館か大曲あたりで泊まるつもりでいたんやけど、地震の影響で東北新幹線が動いていないということで、帰り道を確保できそうな秋田市へ行くことにする。
電車来るまでの時間、駅にある物産館で樺細工のマウスパットなども購入。
秋田の観光ガイドの最初に書かれていることが多い角館。コンパクトながらも街中で歩いている距離感だけで感じられる空気感の変化が何度も感じられるほどの街の作りが良いところ。もれは違う季節にも来たい。

たぶん珍しい三桁のこまち号に乗ってなんてことなく秋田駅へ戻ってきた。まさかもどってくるとは。
さて、ここでインターネットは役に立たないことがわかり、結局看板などの物理頼みで情報収集。
と思ったら、東北から戻れない人のために、秋田羽田のフライトが増便かつ大きな飛行機に変更ということで、余っているマイルで予約。一安心。

駅直結の東横インに宿取り、駅ビルにある、稲庭うどんの原型を引き継いだ佐藤養助商店さんでいただく。本日2杯目のうどん。今度は冷やで。やっぱりこっちのほうがつるつるしこしこでいい。

と、ゆるゆるしてると、雪のため予約した飛行機が欠航に。となると新潟まわりの鉄道と思ってみどりの窓口行ったら、強風が予想されるため運休。明日も運休。みどりの窓口でならんでいたみなさまと困りましたねぇ、と、みなさんいよいよ詰んだなという雰囲気。

と、思っていたら、仙台行きの高速バスが、しかも結構な本数あるとのことでとりあえず翌朝の便を予約。で、その先どうしたものかと思っていたら、普段は就航していない仙台ー羽田のフライトが組まれたとのことで、余裕を見て15時台のを予約。バスの到着時間に対して遅らせて正解やった。
とはいえ、秋田から脱出不能の確率が高めやけど、とりあえず休む。

ちゃんと観光するのは初めての秋田。
いろいろあったけど、どこ行ってもウエルカムさが高い気持ちのいいところやった。

2021年2月16日

秋田から仙台経由で帰宅

さて、唯一秋田から出られる公共交通手段の高速バス。予約したのは仙台行きだが、岩手-宮城間の高速は強風で通行止め。ということでバスも運休になるのかなと思っていたら、山形経由でバイパスを使って時間かかるかもしれないけど仙台まで行くとのこと。もう、感謝。
昨日買った金萬持っていざ。(金萬ってロンドン焼きと何が違うのやろう)

バスは13号線で東根まで行き、48号線で仙台のルート。
今日は、平地に出ると時折ホワイトアウト近くまで暴風雪になったり、ピタと止んだりとさまざまに変わる。住宅街では雪下ろしされている様子なんかも車窓から見られ、またちがった雪国が見られた。
途中尾花沢の道の駅で休憩。こんな日なので他に客はおらず。それでもお店が開いてるだけでありがたい。
仙台市に入ると一気に天気は回復。一般道になったので3時間半のところを4時間半で到着。思っていたより秋田から仙台は近い。
時間に余裕のあるフライトにしておいてよかった。

思いがけずの仙台駅。12年ぶりくらいか。雰囲気は変わっていない。
ご時世なのでがらーん。
駅ビルに牛たん通り(前きた時はなかったように思う)の伊達の牛たん本舗さんの極上芯たん定食をいただく。柔らかくて肉汁たっぷりでいい。

仙台空港へのアクセスラインが強風でダイヤが乱れているようで、乗る予定していた快速がなくなって遅れてきた各停で向かう。
結果空港に着いたのはギリギリの時間で空港をじっくり見られなかったのは残念。
なんだかんだで、普通の時間に帰れた。

2021年2月23日

共水ウナギ

うな正さんの共水うなぎをいただく。
肉厚ながらあっさりめの上品な旨味。お漬物セットにスイーツもついて満足。