2023年12月 9日

トーキョー

トーキョーへ美術館巡り。

東京都美術館での永遠の都ローマ展。夏にローマに行った時に時間なくて前をとおりすぎたカピトリーノの丘にあるカピトリーノの美術館所蔵の彫刻メインに、絵画やレリーフの展覧会。カピトリーノのビーナスが大きく取りあげられていたが、個人的には大きくて動かせない石像の、手とか足とかの部分的に展示されていたのがよかった。でもまあ、今年ローマ行ったとこやったからなぁ、というのは否めない。行く前に見たかった。
同じく東京都美術館で開催されていたのも見て回る。
いのちをうつす展。いきものをうつす6名の作品の展示。百科事典や博物館に置いてあるような資料的な作品にみてしまいそうだが、アートとしても、その生物がどういうものかがわかるような両面が満たされる構図で作られているのがよくわかる。とくに小林路子のきのこの作品群はきのことそれが生えているのがどういうところかがわかるように木や土も絶妙なサイズで描かれていてほんとすごい感動。見せ方として面白かったのがどうぶつの立体作品で一部触れるようになっていて視覚障がいの方も楽しめるようになっていたところ。
次に、日本和紙絵画展。和紙を使った絵画なのだが、ちぎったり、ふやかしたり、ほぐして綿みたいにふわふわにしてみたりと、絵画のバリエーションが幅広く、それなりに和紙の里でいろいろ見てきたつもりやのに、まだまだ幅広い作画方法があるんやなと驚き、これはもっと見てみたくなった。これは公募展なので、作家さんの展示会となるとどんなものがあるのやろう。

上野の森美術館へのモネ展へ。もうさんざんやってきたモネ展やけど、連作に焦点を当てたとのこと。ウォータールー橋に積み藁に、エトルタにと3、4作品づつの連絡だったのでそちらはうーん、という感じだが、初期の風景画がずらりという点では満足。入場に際してタイムスロット制なのでそこまで並ばず入れたが、それよりも物販の方が30分以上待ちという、ちょっとそれは考えてよという感じ。

夜はひさしぶりの旅行お仲間会。