2009年3月 4日

最近見た映画

20世紀少年<第2章>最後の希望
主人公が第1章の主人公の姪に変わり、テロリストにされてしまった秘密基地メンバーやクラスメートとともに、第1章で謎だった部分をクリアにしながらストーリーが進む。"ともだち"やマスコミによる洗脳(?)は怖い。歴史の教科書に載っているのが事実かどうかってのはなかなかリアル。ただ、やっぱ3部作の2部って感じで1つの作品としてどうもなぁ。「おまえ・・・あいつかぁ」って。

ベンジャミンバトン-数奇な人生-
老人の姿で生まれ年をとるごとに若返っていく人生を歩む男性の人生を、友人、恋人、親、子、などの人との出会いや別れを中心に描いた話。彼の日記をたどる形で特に盛り上がるところなく淡々と進んでいく。そこがまた、この時にとどまっていたいと思っても、若返っていく人生を歩んだとしても、人生は前に向かって進んでいくしかない、永遠のものはない、という感じがしてよかった。

7つの贈り物
7人の他人に彼らの人生が変わるような贈り物をする計画を立てた男の話。彼が何をしようとしているのか、なぜそのような行動に出たのかなどなど分からないままフリが続き、少しづつ全貌が明らかになっていく展開。クリアになったところで、彼のやってきたとこ、やろうとしていることが正しいのかどうなのか、まだ途中なのに考えさせられる。細かいところが気になるが、まあ、そこはさておき、映画らしい面白みのある話だった。

2009年3月 7日

展覧会いろいろ いかセンター

日比谷のビルの間に期間限定で作られたスペース、日比谷パティオにて開催中のテオヤンセン展へ。

風やペットボトルにためた空気圧で節足動物のように歩く「ビーチアニマル」と呼ばれる大きな動態オブジェ。
全長10mもあるコイツは、背中の羽で風を受けバタバタすると自転車の空気入れの要領でペットボトルに空気がたまり、その空気圧を利用して脚元に付けられたスティックを地面に押し付けて、スキーのストックで進むみたいにして歩く。しかも節足動物みたいに。触覚があり、それが何かに当たったらスティックの向きを変えて進行方向を変える、という一連の動作が自動的にできる。すごい。
ただ、満タンまで空気を蓄えても3分もたないとか、頭を地面に打ち付け、それを軸に旋回できる機能はあれども、自分で風向きに合わせて旋回するということができないので、完全な自走には至っていないとのこと。

もう動けなくなってしまった"化石"たちも展示されていた。実際に手で押して動かせる全長3mくらいのんもあった。ちっちゃい子でも動かせるくらい軽くて驚き。
DVDでコイツらがビーチで歩いている映像を見ていると、ほんとに生きているみたいに見える不思議なビーチアニマル。
最終的には人が介在しなくても"生きていける"ビーチアニマルを目指しておられるとのこと。
うーん、いいもん見たって感じ。

リコーのギャラリーで開催中の織作峰子さんの写真展へ。ヨーロッパの街並みとおじさんが映っている写真とか好きな構図のんがあってよかった。

DNPさんの本社でやっておられる、Louvre - DNP Museum Labへ。ファンホーホストラ-テンの部屋履きの展示と、その解説で作られたインタラクティブなコンテンツの展示があった。タッチパネルを操作しながら、遠近法や光と影の効果といったる空間表現技法の理解ができるコンテンツがよかった。まずなんとなく絵を見て、一通りのコンテンツを見て体感してから帰りにもう一度絵を見ると、違った見方ができるようになってておもしろい。

夜は新宿いかセンターて飲み会。すごいネーミングの店やなぁと思っていたが、三浦から直送の魚に、なにより生簀にたくさん泳いでいるイカがおいしい。新宿でも透明のイカがいただけるとは。刺身の盛り合わせに、金目ともグジともまた違うタイの仲間(・・・名前忘れた)の煮付がめっちゃおいしかった。店長さんと知り合いということで、なんやかんやとメニューにないの出してもらえて満足。

2009年3月 8日

生々流転

皇居の周りを歩いていると、前から歩いてくる団体とジョギングしている人がやたら多くてよけるの大変。ってか、皇居は反時計回りって暗黙のルールがあるらしい。

で、東京国立美術館にある横山大観の生々流転を見てきた。(たぶん)川のいろんな表情を40mにわたって描かれた絵巻物。見進んでいくと、ストーリーがあってどんどん吸い込まれていく。
濃淡使い分けて描いた闇や影と線だけで、穏やかーなとこから激しいとこまでスゴイ表現力。水墨画ってあまり見たことなかったけど面白かった。

2009年3月10日

最近食べたスイーツとか

藤枝のBrownSugerのサブレ。チーズペッパーはビールのおつまみにもいい感じの濃厚でおいしい。ごちそうさまです。

2009年3月15日

デジカメ購入

デジカメ買ったので、とりあえずいつものとこに行ってみた。

地場産品売り場で、潮菜ってのが売ってたので買ってみた。朝露が光ってるような葉が珍しい。炒めてみると、とろっとした感じでほんのり塩味。さて、どうやって料理するといいのかなぁ。

2009年3月19日

オランダ旅行 -アムステルダムまで移動-

今日は移動。
フィンランド航空を使ったので、ヘルシンキで乗り継ぎ。
乗り継ぎ時間が1時間ちょいってのが配やったけど、入国審査で並ぶことなく済みいの、ヘルシンキ空港がえらい小さいものあって、次の便の搭乗口まで10分くらいで行けた。空港はコレくらいのサイズがいい。
ということで、Iittalaショップやらムーミンショップを見て時間つぶす。

で、名古屋を飛び立ってから15時間ほどでオランダのスキポール空港に到着。
フィンランドで入国したことになってるから、あっけないほどすぐ外に出られた。せめてパスポートにスタンプ押してほしかった。

この時期オランダは東京の1月くらいの気候ということだったが、数字ほどは寒くない感じで一安心。

オランダ鉄道の券売機で俺が持っているカードが使えるのはスキポール空港の券売機だけと聞いていたので、今回の旅行で予定している分の切符をopen dateで購入。ついでに、オランダ中のバスやトラムで使える回数券とか、アムステルダム市内観光クーポンパスも購入しておく。

スキポール空港にはショッピングモールが併設されており、せっかくなのでプラプラ見て回る。H&Mが暇そうで、なんや日本でのあの行列がバカみたい。

空港の地下にある駅から20分でアムステルダム中央駅に到着。でそこからトラムで1駅(とはいえ結構遠い)のところにあるにあるホテルに到着。
とりあえず、今日は寝る。

2009年3月20日

オランダ旅行 -アムステルダム-

ホテルの部屋からの朝焼けがきれい。今日は晴れのよう。
オランダだけに(?)朝食のビュッフェでもチーズやヨーグルトの種類が豊富、厚めのスモークサーモンもいいし、何よりパンがおいしい。
ホテル隣のガラス張りの建物ビムハウスは、ジャズで有名なライブハウスらしくジャムセッションやら毎日のようにジャズイベントやってるみたいだった。そんな中で4月には[World Minimal Music Festival]が開かれるらしい。行きたかった。タイミング悪かった。

アムステルダム市内の公共交通機関乗り放題、たいていの美術館博物館は無料となる、24時間有効の観光パス「i amsterdam card」を使って今日はアムステルダム散策。

朝早くってどっこもあいてないから、とりあえずホテル周りのアイ湾沿いを散歩。
アムステルダム中心は場所がなくなってきたから、少し外れたこのあたりを再開発して住居やオフィスビルを建てているらしい。どれもデザインが面白い。フロア構成がどうなっているのかわからないような並びをしてる窓のビルに、タイルを斜めに貼ってささくれ立っているみたいに見える壁のマンションなどなど。奇抜なデザインなんやけど、色合いなのか落ち着いて見えるから不思議。

このウオーターフロントの端っこ、ボルネオ島にあるうねった感じの歩道橋がいい。船が通れるようにとのことやろうけど、めがね橋と違って2つの山の高さが違うところに躍動感がある。ちなみに通称は「アナコンダ橋」。
このあたりは東インド会社の倉庫やったらしく、島の名前がインドネシアの島の名前になっている。

アムステルダムの市街地へ。歩道と車道の間にはチャリ用レーンがあり、まあとにかくチャリが多い。感心したのは、曲がるなどでチャリ用レーンから逸れる際には後続車に手で合図をするってのがマナーになってること。さすがチャリ大国。

で、フロントにデカイかごがついているチャリがおもろい。なかには子供を三人のせたお母さんとかもいはった。普通のチャリはフロントにかごをつけている人は少なくて、バイクみたいにリアの両サイドにかばんを下げてはるのがほとんど。
オランダはペダルブレーキが普通と聞いてたけど、ハンドブレーキが普及してきたみたい。

トラムの路線数と数もすごい。中心地へ近くなるほどいくつもの系統が合流して同じ線路を走るみたいで、駅ではトラムが渋滞。この日はゴミの日らしくゴミ収集車とトラムが通る狭い道では、ゴミ収集車待ちでトラムがストップ。おもしろい。

アムステルダム中心は中世の街並がそのまま生きている。こういうのがヨーロッパって感じでいい。

ミュージアム広場へ。たいていの美術館は、金曜日は21時まで開いているということだが、ゴッホ美術館だけは混むらしいので開館時間にあわせて行ってみた。
ゴッホ美術館では、ゴッホだけでなくゴッホと同世代の作品が展示されていて、かなり広い。
展示されているゴッホの作品は、自画像や(1つだけやったけど)ひまわりとかさすがに本で見たことあるのがいっぱい。自画像だけでも何作品かあって、良く見る黄色ベースのよりも、青ベースのほうが好き。ほとんど太い線だけで描かれていて、派手ではないんやけど、どことなくポップな感じで、なんかそういのがオランダらしいような感じがした。
企画展で星空の画が展示されていた。ちょっと現代アートな印象のが多くて新しい発見。
ちなみにここは黒川紀章さんデザインらしい。

ミュージアム広場にはコンセルトヘボウって有名らしいコンサートホールもあって見学もできるとのことで行ってみたが、見学は日曜日だけらしい。残念。

アンティークなものが並ぶ通りや、古本市、繁華街とか通って、アムステルダムの中心、ダム広場へ。
ここには王宮と新教会がある。王宮は閉館中。新教会は立派なステンドガラスがあったり、現女王の即位式典や皇太子の結婚式を行ったところらしいが、今はイベントスペースとなっている。それでいいのか?

百貨店にも寄ってみた。外見は中世的な建物やけど中身はいたって近代的。日本よりも天井高いし、明るくて通路など広々してる雰囲気。BGMとかなくってちょっと寂しいと感じるのはアジア人やからか?

雑貨屋さんやらにもいろいろ寄ってみた。北欧っぽくシンプルでありつつも遊び心あるものがたくさんあって、見ていて楽しい。

観光パスに入っていた運河クルーズへ。
アムステルダムにある同心円上に作られた運河をぐるっと一周回る1時間のコース。運河沿いの名所の解説が、オランダ語、英語、フランス語、ドイツ語、(もう一ヶ国語あったかな?)のテープで流れる。

アムステルダムは海面より低い土地ということで、運河の水はほとんど流れていない。だからか水はにごっている。でも臭いはない。

運河にはハウスボートがたくさん停泊していて、人が住んでいる。ボート内はマンションくらいの広さがあり、電気も引いているし、住所もあって郵便物も届くし、家族で普通に住めるらしい。ボートでガーデニングしている人や、椅子に座って本を読んでいる人などなど、ホント普通に家。なんなら、住む用のボートに移動用の小型のボートを停泊させているボートまであった。

アムステルダム中央駅前にあるカトリックの聖ニコラス教会へ。中に入ると駅前の雑踏がうそみたいに静か。薄暗い感じで、プロテスタントの新教会とは雰囲気がかなり違う。

あまりに天気がいいので風車見ておこうと、アムステルダムから離れ郊外のザーンセスカンスへ。(別記事にする。)
ちなみに、アムステルダム中央駅を元にして東京駅が作られたそうやけど、ぜんぜんアムステルダム中央駅の方が立派。

日が沈むころ、ザーンセスカンスからアムステルダムへ戻り、再びミュージアム広場へ。今度はネオゴシックな建物の国立美術館ことrijksへ。
現在改修工事中で一部しか公開されていないとのことだが、フェルメール作品数点にレンブラントの夜警、その他オランダに関連した彫刻、遺物、デルフト焼きなど、メジャーどころを集めて公開されていた。東インド会社をはじめ中世オランダの繁栄の歴史が見られる。

去年東京でやっていたフェルメール展で見た作品に再会できたのもよかったし、レンブラントの夜警が思っていたより明るい雰囲気の絵で、やっぱ見てみるものやなぁと思った。他にはアーフェルカンプの冬のオランダの風景を描いた絵がおもしろい。凍った道の上でホッケーしてる人、そりにのって滑っている、すっころんでる人などたくさんの人が描かれており、見ていて楽しいし、当時のオランダの生活の一部が感じられた。

すっかり遅くなったけど、金曜日は美術館や百貨店も遅くまで開いて、レストランは深夜までやっているので一日フルに楽しめた。

オランダ旅行 -ザーンセスカンス-

ザーンセ・スカンス(ザーンセ・スハンス)まで移動。
アムステルダムを抜けると工場地帯。広い範囲に渡って発電用風車が数え切れないくらい建っていた。やっぱりあるんやねぇ。
工場地帯の先は住宅地となっていた。ヨーロッパって感じの街並みが続く。

で、アムステルダム中央駅からUitgeest(アイトヘースト?)行きの普通電車(Stoptrein)で20分のKoog / Zaandijk駅(コーグ/ザーンデイク?)に到着。市内に複数の駅がある駅名はこんな感じで、駅名 / 街の名前 という感じで書かれていて、わかりやすい。

駅から2,3分ほど住宅街を歩いてザーン川にぶつかり、橋を渡る・・・と思ったら橋は工事中。で、無料の渡りボートが出てるとのことで、人の流れについて行って、橋から南の方にある船着場に到着。
ボートはざっと10分間隔でやってくる。橋代わりなので、着岸して乗り降りが済んだらすぐに出航する。ボート内はやっぱり自転車でいっぱい。

で、駅から見て対岸にある、ザーンセスカンスに到着。
ザーンセスカンスは、古い風車や家を保存のために移築して集められた集落。風車が川沿いに並び、家は緑の壁と白い窓枠で統一されている。観光地なので、木靴やチーズ工房、おみやげ物屋さんなどが並ぶ。のどかな風景に、ゆったり回る風車がいい。イメージしてたオランダな感じ。

ピーナッツ油を搾油している風車に寄る。入り口で日本から来たというと日本語のパンフをくれた。日本語版があるなんてありがたい。
ここは330年ほど前に建てられた風車で、風車の動力で、5トンの臼を回しピーナッツをすり潰し、杵で油を搾り出す。最終的に得られる油の量に比べて、すごい大げさな装置に見える。
しかし、このでっかい臼を風が回してるなんてすごい。

ここで働いているおじさんが日本好きらしく何度か日本にも来られているとのことで、オレが京都出身と伝えると、「木製の橋見に行ったよ」って驚きの返事。まさかここまで来て流れ橋見に行った人にあうなんて。
そんなこんなで、おしさんに風車の説明してもらいながら、日本とオランダの違いの話やら、車の話やらできて楽しかった。

2009年3月21日

オランダ旅行 -デルフト-

今日は、アムステルダムからデルフトの往復切符を使って途中下車しながら寄れるだけ寄ってみる。

アムステルダム中央駅からsneltrein(各都市の中央駅と乗換駅のみ止まる、まあ快速か)で1時間のデルフトへ。
車窓からの朝霧がかかった風景がいい。
デルフト駅のキオスクでお寿司が売ってた。

中心地は周囲4kmくらい。それを取り囲むように流れる運河を散歩。
ランニングしている人がちょこちょこいはるくらいで静かで気持ちいい。
デルフト眺望が描かれた場所らしい東門へ。絵の感じと比べると狭い感じやけど、ベンチもあってゆっくりできる。

中心地へ入る。さっき通ったところなんだかわからなくなるくらい、あっちこっちに運河が走っている。

マルクト広場へ。新教会の鐘楼が高い。青空に栄える。新教会の向かいには市庁舎が、両サイドにはカフェやデルフト焼きなどのお店が並ぶ。デルフト焼きは色が好き。でも高い。
9時半くらいなんやけど、まだ人が少ない。土曜日やし?
広場付近は登録なりしている車だけ入れるようで、なにやらコインパーキングの料金支払い機みたいなのんを操作すると車止めが下がるようになっていた。古い街でもちょっとハイテク。

広場から伸びる道で、マーケットが開かれていた。さすがでっかいチーズが並んでいるお店や、チューリップがずらっと並んだ花屋さんが多い。なぜか菓子パン屋さんや日用品屋さんまで露店が出ていた。
木曜はマルクト広場で、夏は運河沿いでマーケットが展開されるらしい。

10時にようやく新教会が開いたので寄ってみた。デルフトはそんなに大きな町ではないけど、天井の高さやステンドグラスの大きさとか、教会はとても立派。
ステンドグラスを通った光が柱や壁を照らしているのがすごい綺麗やった。

新教会にある高さ108mの鐘楼に登る。狭い螺旋階段を400段ほど登るとてっぺん近くに出た。ネットもなんもなくて見通しが良く、天気がいいのもあって気持ちいい。
デルフト中心の中世の街並み、周辺の近代的街並み、なにもない平地、森、そして次の街、という感じで、同心円状に広がっていく感じが見て取れる。

登っている途中でカリヨンが鳴ったのだが、町中に響き渡る鐘の音なのに、思っていたほど大きな音ではなかった。

フェルメールセンターへ。本物はないけどフェルメールの全作品の(たぶん)実物大パネルが並べられており、見比べることができ、またアトリエを再現してあって構図の取り方などの解説があった。

旧教会の方も行こうとしたら、今日は結婚式なので一般公開は夕方からとのこと。外から見るにステンドグラスがきれいそうな感じだったので残念だが、まあそういうことならしかたなし。

オランダ旅行 -デン・ハーグ-

デルフトから各停でアムステルダムへ戻る方向に15分のデンハーグ中央駅へ。デンハーグ中央駅は本線から外れた駅になるので、ちょっとややこしい。

デンハーグはオランダの政治の中心地で、国会議事堂や大使館などのいわゆる首都機能はこっちにある。
駅および駅周辺はホテルやショッピングモールの近代的な建物が並ぶ。

中心地に向かうと、やはりそれらしい街並みが。首都機能をもった街ということでか、ちょっとハイソな感じ。
公園のカフェで昼食。この屋外での食事慣れてきた。円高とはいえ、やっぱヨーロッパの食事代は高い。
オランダ全土のレストラン、カフェ、バーなどの飲食店は完全禁煙となっているらしい。ぜひ日本でも導入を。

マウリッツハイス美術館とエッシャー美術館へ。どちらも宮殿に造られた美術館でオランダの古典式な建物、装飾も楽しめる。両方とも日本語の解説があってありがたい。

マウリッツハイス美術館はオランダの至宝的な絵画が並ぶ。「真珠の耳飾の少女」はさすがで、ソファーに座ってみてると目が離せなくなる。ここにもアーフェルカンプの氷上の生活の絵があって、またしてもじっくり観察。他にもほんとに写真みたいな静物画とか、作品点数が少ない美術館やけども、今回見た中で一番見ごたえのある美術館やった。

騙し絵で有名なエッシャー美術館へ。何十点もの騙し絵、木版画の展示だけで見ていてもあきが来なくて十分楽しいのに、3Dインタラクティブシアター(オランダ語と英語で放映されている)や、触ったりセットの中に入ったりしてエッシャーのトリックアートを体感できるフロアもあり、子供も楽しめて企画がいい。

オランダ旅行 -ライデン-

デンハーグ中央駅からアムステルダムへ戻る方向に快速で15分くらいの、ライデンへ。
駅は近代的。

建物自体が風車の風車博物館へ。
7階建てくらいになっていて、風車での生活、仕事の様子が再現されていたり、風車の構造などの解説かある。例によって上に登って、街並みを見回すことができる。

中心地をぐるっと回る。トラムなどがないので昔のままの住宅街という感じ。
ここに限らず、オランダ全体そういうみたいなのだが、家の壁や教会の塔などが傾いているのが多い。写真撮ってるとそれを良く感じられる。地盤沈下ってのもあるみたいやけど、上の階に荷物を運び入れるためにわざとらっているらしい。
シーボルトハウス博物館やライデンの大学には日本学科があるということで、なんか日本的なものがあるのかなと思っていたが、それほど日本を感じるとことはなかった。シーボルトハウスの看板がカタカナやったくらいか。

オランダのビールといえばハイネケン。どこの街に行ってもハイネケンのバーというかレストランがある。ライデンも例に漏れず。

スーパーに寄ってみた。円高をもってして、日本と同じくらいかな。
ただ、特売やとは思うが、ハイネケンの350mlくらいのビンビール24本入りが€10ってのは驚いた。1本50円とは安すぎ。

2009年3月22日

オランダ旅行 -キンデルダイク-

今日はRondreisというチケットで環状線になってる鉄道の路線をぐるっと回る。今日も朝霧がきれい。

まずはキンデルダイクへ。
アムステルダム中央駅からBreda行きの快速に乗って1時間20分、Rotterdam Lombardijen駅へ。住宅地の日曜やからか駅はガラーン。
ここでバスに乗り換え。駅の東側にあるLombardijen駅バス停(駅構内にバス停の位置がわかるような地図や看板がなかったからちょっと焦った)、からユトレヒト行きの90番のバスに乗って40分くらいの Molenkadeへ向かう。バスは1時間に1本だけやけど電車との接続はいい。バス停の時刻表のところに「To the Windmills」と落書きみたいに書いてあった。

バスは前払い制で、乗る際に運転手にどこまで乗るか告げて料金を払うなり、回数券にスタンプを押してもらう。この区間で回数券5枚分(15枚綴りの回数券で約€2.5)もした。けっこう遠いんやなと実感。
Molenkadeがどこだかわからんから着いたら教えて欲しい、と乗るときに運転手さんに言ったら快諾してくれはった。まあ、慣れてはるんやろな。

道中は郊外の閑静な住宅街で、実際住んだら不便なんかもしらんけどちょっとあこがれる。アパートは、日本ならベランダにして洗濯物を干してそうなところを、みんな机と椅子を並べて日向ぼっこしながら本読んだりしてはる感じやった。これもいいなぁ。うちのベランダじゃ狭くてできないな。ん、洗濯物どうしてはるんやろう。

運転手さんが「Windmills」と言って止まってくれはった。もういっそのことバス停の名前かえたらええのに。
今回の旅行の一番の目的地、キンデルダイクの風車網に到着。アムステルダムからはトータル2時間。
広々とした湿地の中に流れる運河沿いに19基の風車が並ぶ。いやーいい。回ってなかっんがちょっと残念やったけど、大満足。
羽の直径は約30m。オランダに入って風車は何基も見てきたが、ここのは羽が地面ぎりぎりまであって、羽のデカさが感じられる。回っていたら危ないような気がする。
ここの風車は、土地が海面より低いから洪水が多いために作られた灌漑用の風車。風車の動力でポンプを動かし、水をくみ上げ水路を介して次の風車に渡す。それを19基の風車が連携しバケツリレーみたいにして水を川へ排水するというようになっている。

1基は観光用に見学ができるようになっている。中には生活していたときの雰囲気をのこしてあった。
訪問者ノートがあったので見ていたら、ほんと世界中から観光客が来ているのがわかる。中にはドラえもんの絵まで。

キンデルダイクの街を歩く。やっぱりハイネケンバーがあり、サッカー場とかもあった。で、オランダ版乗り換え案内で案内されたウオーターバス乗り場に行ったら、営業は明日からとのこと。えー。ちゃんと日付入れて検索してきたのに。
というわけで、しかたなくバスに乗ってロッテルダムへ戻る。

オランダ旅行 -ユトレヒト-

ウオーターバスでロッテルダムに戻って世界最大級の港を見て回る予定やったのに、地上バスになったのでロッテルダムは中央駅周辺ぷらっと見て回るだけにした。
他の街と比べると全体的に近代的な街。

ロッテルダム中央駅から、ICで、40分のユトレヒトへ向かう。

途中、チーズで有名なゴーダにも寄ろうとしたけど、ユトレヒトでゆっくりするためパス。
でも、昨日デルフトの屋台で出来立てを買ったのがおいしかった、ゴーダ名物らしいワッフルサンド食べながら通過。
ワッフルと言ってもベルギーのんとは違って薄くてパリパリ。このワッフルでカラメルシロップを挟んだもの。癖になる味。(日本でも売ってるみたい。)

ユトレヒトに到着。
駅は近代的で広いショッピングモールが併設。駅から中心地の間には繁華街があるのだが、日曜日やからみんな休みで閑散としていた。やっぱヨーロッパの日曜に街を散策してはいかんな。

で、中心地に入る。ここも中世的な街並み。違いと言えば、運河が低いところにあり、橋に起伏がない。そして運河沿い建物には地下入口があったり、地階にオープンテラスがあるお店もあった。

ミッフィーの作者のブルーナーさんが住んでおられることもあって、町にはミッフィーがちょこちょこある。中心地の端っこにポツンとミッフィー像。郵便局前の歩道の信号はミッフィーになっているらしいが・・・信号が点いていない。故障?日曜やし?

ユトレヒトの中心地ドム広場へ。ここにはオランダで一番高い塔、ドム塔がある。
塔へ登るには広場にある観光案内所でツアーに申し込まないといけない。ツアーは一時間に一回出発。
申し込む際に日本語のパンフをもらう。日本語がかなり間違っているけどそこはご愛嬌、みたいに言われながら渡された。まあ、たしかに。

塔の中には教会やカリヨンのフロアがあり、オランダ語と英語でガイドさんが解説してくれはる。

カリヨンの鐘は全部で50個。一番大きいものは1個だけで8トンもあるらしい。普段はオルゴールみたいな感じで自動演奏されている。3ヶ月毎に盤を変えて音楽を変えるらしい。もちろんカリヨンなんで鍵盤での演奏もでき、週に何回か鐘楽器の演奏家が鳴らすらしい。

塔の高さは112m。465段の階段で約100mのところまで上がれる。これまた遠くまで見渡せて気持ちがいい。

それぞれのフロアでガイドさんによる解説があったのだが、毎度オランダの方はよく質問しはる。これも国民性なんかな。こっちも負けじと「この柱の木はどこから持ってきたん?」って聞いたら、おまけにいろんな経緯とかも教えてくれはったり、他にも何を聞いても詳しく説明してくれはるガイドさんもすごい。

ドム塔からドム広場を挟んで向かいにあるオランダ最古の教会、ドム教会へ。もともと、教会と塔はつながっていて、上から見ると十字の教会やったけど、木製で強度が弱かったので、竜巻だか落雷による災害で教会の一部が崩れ、近年になって修復されたようだが、今でもT字型の教会と塔に分かれたままになってる。

教会内は、全体的に"影"な感じ、垂直方向に深い溝が入った太い柱(パルテノンと同じ視覚効果?)、130年くらい前に作られたひときわ大きなパイプオルガンなどなど、他と比べるとかなりの荘厳な印象。椅子が教会中央に向けて並べられていたり、他とは違うところが随所にあった。

セントラール・ミュージアムへ。
絵画だけでなく、現代アートから、レッドブルーチェアをはじめユトレヒトで生まれた新造形主義の家具や家のデザイン、中世に使われていた船などユトレヒトの歴史的遺産も展示してある博物館って感じ。
セントラルミュージアムの別館ディック・ブルーナ・ハウスへ。ミッフィーなどの絵本は勿論、ブルーナさんがグラフィック・デザイナーとして働いておられたころのポスターなどの展示もあった。通常オランダの美術館では、蘭語、英語、独語、仏語、の順で説明されているのだが、公式HPもそうだが、ここは蘭語、英語、日本語の順で説明や絵本の朗読テープがある。日本での人気が大きいのがわかる。

にしてもすごい数の絵本がならんでいた。ちなみにオランダではミッフィーではなく、nijntje(ナインチェ?)という名前らしい。

ユトレヒトには世界遺産にもなっている、斬新な仕掛けいっぱいのシュローダー邸をはじめ、面白いデザインの建物がたくさんあるということでゆっくりと思っていたが、全然時間が足りなかった。
平日に1日かけたいところやった。

2009年3月23日

オランダ旅行 -帰路、メモ-

飛行機の時間までうろうろ。
駅や街のあちこちにあるコロッケとかの販売機。FEBOってコロッケの老舗が出してるらしい。
自販機というよりは無人販売機って感じで、お金入れると扉が開くようになるしくみ。売れると奥にいる人が揚げたてのを入れはる。気軽に食べられるのでいい。

カフェの中でもブラウンカフェってことろは雰囲気があった。

で、いよいよ帰路に着く。アムステルダム郊外の駅にまた風車がずらっと見えた。寄ってくりゃよかった。

スキポール空港内にオランダ国立美術館の別館があるとのことで楽しみにしていたら、どうやら国際線のイミグレーションを通過した先にあるらしく、ヘルシンキで乗り換えのオレはそこに行けず。うーん。

まだオフシーズンということもあってどこ行っても空いていて、また連日天気が良くってゆっくり散歩ができてよかった。

以下、メモ。 オランダ鉄道はオランダ中を網の目のように走っているので、どこに移動するにも便利。
チケットは駅で当日券またはオープンで購入。改札はなく、オープンのを買った場合は乗る時にホームにある検札機で日付を入れる。
電車からの乗り降りは扉横にあるボタンを押して開ける。
だいたい主要駅をすぎたところで車掌さんが検札しにくる。というわけでしょっちゅう来る。今回1枚の切符に5個も検札のハンコが押された。
途中下車可。
切符の種類は、片道、当日往復、週末往復、5回分の回数券がある。券売機で買えるが特殊な切符で環状線を一周するように回るとき用の、2か所経由する駅を入力する切符もある、キンデルダイク、ユトレヒトへ行くのに使った。
国内を走る鉄道は特急料金などの電車にかかる特別料金はない。座席は1等と2等。料金が異なる。全席自由席。
チケットは券売機か窓口で購入。窓口で買うと€0.5ほどの手数料がかかる。券売機はコイン(札は使えない)、マエストロ付きカード、もしくはプリペードカードが使える。ただしスキポール空港の券売機はいろんなクレジットカードが使える。
ちなみに、券売機で切符を購入するシミュレーションがオランダ鉄道のサイトでできる。おもろいサービス。
バスやメトロは区間料金制。料金は回数券で、区間数+1枚分。
区間内の路線であれば、たとえば1区間なら1時間乗り降り、乗換自由。
ちなみにアムステルダムの主要な観光ポイントくらいなら全部1区間。
都市部では一日乗車券もある。

バスは料金前払いで、乗る時に運転手さんに行き先を告げて払う。トラムは前払いだが、方法は車両による。古いタイプだと、運転手に払うか、回数券を持っていれば車内にある検札器にて必要な分だけ回数券を折り曲げて打刻する。新しいタイプのトラムだと、車両の中央付近にいる人に区間数や行先を告げて、お金を払うなり、回数券にスタンプしてもらう。
全国共通の回数券があって、観光案内所やキオスクで売っている。デポジットがいるが電子マネーカードも出てきたようだった。
メトロでも回数券が使えると聞いていたが、少なくともロッテルダムは最近使えなくなったみたいだった。

オランダ版の乗換案内、9292ovがスゴく便利。鉄道、トラム、バス停での検索はもちろん、住所、ストリート名、郵便番号だけでなく、美術館、劇場、学校、ショッピングセンターから墓地、病院、介護センター名等々の施設名でも検索することができる。料金や回数券の枚数も表示される。
アムステルダムでは、「i amsterdam card」というのがあり、アムステルダムの公共交通機関乗り放題、美術館博物館無料(一部は割引)、運河クルーズ無料、レストラン割引などがついている。有効期限は24時間などのように時間で区切られる。よって24時間券をお昼から使えば、次の日のお昼まで使える。24時間券は€38。 また、オランダ全国の美術館などの施設で使える年間パス「Museumkaart」ってのもあり、利用できる施設で購入できる。
美術館、博物館以外にも教会なども含めた400以上の施設の入場料が1年間無料になる。
年間パスと言っても約€40なので、美術館5箇所も行けば元が取れる。
オランダ料理って感じのがなかったので、結局イタリアンとかになってしまった。夏になると魚料理が増えるみたい。イタリアンやフレンチのレストランが多い感じ。また東インド会社の時からの付き合いかインドネシア料理屋も多い。
駅にあるファーストフードみたいなパスタ屋さんでも作り置きはなく、パスタの種類を聞いて茹ではじめ、トッピングとか聞きながら目の前で調理してくれはったり、コーヒーも豆を挽いて圧縮してと本格的で、オランダの人は外食することにこだわりがあるように感じた。 キオスクなどで売っているスムージーやフルーツジュースがちょっと高かったけどおいしかった。

2009年3月26日

お花見

前の職場のお花見に今年も呼んでもらった。お久しぶりな方々と話せて楽しかった。

今年はビールサーバーまで登場。その他もろもろ年々装備とノウハウがそろっていってるのがわかる。

花も天気もよかったけど、ちょっと風が寒かったな。
桜、天気、気温、三拍子がなかなか揃わない。

2009年3月27日

今日もお花見

今日はうちの職場のお花見。
少人数なので、金曜の満開にも関わらず飛び込みでもいい場所キープ。
周りにいた他の団体が帰ってしまっても、長居した。

今日もデジカメ忘れた。

2009年3月28日

故障

Note PCの画面表示がおかしくなった。グラフィックカードがおかしくなってしまったっポイ。
オランダの写真整理しようと思ってたのに。

グラフィックカードのファンが底面にあるのに、文字通りラップトップで使ってたのがいかんかったかな。
パーツが売ってないから自分で修理できひんのがNotePCの欠点。
修理に出したら、グラフィックカードを交換って分かっているのに、点検やらなにやらするので10日ほどかかるらしい。
うーん。

2009年3月31日

スイーツ

八ッ橋味って、単にシナモンヨーグルトみたいやけど、聖護院かぶらと堀川ごぼうが入っていたらしい。