2023年8月 5日

吹けば風展

豊田市美術館での「吹けば風」展へ。いつもながらこちらの学芸員さんの企画は面白い。
川角岳大、澤田華、関川航平、船川翔司の4人の作家の独特の世界観で何かを感じられるような作品の展示。
広い吹き抜け空間に23.4度の傾斜を作ってのパフォーマンスに、壁を高く追加したり、動線をあえて狭くして部屋をさらに区切ったり、自前のベンチ持ち込んだりして作品を見せる環境をも演出に入れたり、どこかにある風車にあたる風力に応じて動きが変わるとか会期中にどんどん展示増やしたりもされている作品、ひたすら日常を撮ったものを吊るされた紙などで投影を切り取った映像作品(説明できない)など、4人が4種の、会場ごと好き勝手に作り変えて表現されているのが面白い。キュレーターさんと回るイベントがあったのでそちらで参加。言われなきゃわからない壁に描いたちょっとした落書きとか、細かいところも聞けておもしろかった。
コレクション展も、こちらの得意な言葉や音を主題にした作品の展示で見応えあった。

併設のレストランで、今回の展示に合わせて作られた23.4度傾いたコーヒーゼリーなどいただく。

うーんいろいろ行こうと思っていたけど、暑いので301号線でゆるゆるドライブして帰る。いつもならサクッと休憩の道の駅 つくで手作り村でもゆっくり五平餅もいたさくなど。

2023年8月 9日

査証

中国のVISA取りに東京まで。指紋取らないといけないのでということだが、その仲介をする旅行代理店があり、指紋を取る際の呼び出しとか手順とかもその人がやってくれるというものだが、ロビーはその人たちでいっぱい。いろんな仕事あるんやな。たしかに、ものすごくスムーズにことが運ぶので仲介の人がいると良い。
これまでVISAって、カンボジアのメールで依頼してPDFで送ってくるとか、エジプトの現地で貰えるようなお手軽なものしか取ったことが無かったので、ここまでちゃんとしているのははじめてで、旅行に行くまでに旅行しないかんので、めんどいな。

2023年8月10日

サクレゆず

サクレのゆず。レモンみたく輪切りが入っているわけじゃないが、さっぱり氷菓子のサクレは良い。

2023年8月12日

鉄骨サイトキャンプ

いつもスルーしていたところよりながら身延へ。
ひさしぶりに朝霧高原へ。こんなに晴れているのに富士山は見えず。ま、よくあることで。
いつもは通りすがりだけど、今日は時間があるのであさぎりフードパークもぐるっと。思ってたよりお店が多く、それぞれのお店で工場見学や体験ができるようになっていて、いろんな人が楽しめるようになってる。道の駅が目的地になる感じ。

山梨県富士川クラフトパーク。道の駅にレストランに、切り絵美術館、花壇に森にと東京ドーム11個分の広さの大規模公園。なのだがあまりに暑いので、カフェでシャインマスカットソフトをいただく。ちゃんとシャインマスカットな味で良い。

みのぶ自然の里の鉄骨サイト。台風が来るとのことだったのでキャンセルされたのだろう運良く2日前に予約できた。
ソロキャンプするにはめっちゃ広い。まず、車入れて、テント立てて、まだまだあまってるのでタープもたてて、グランドシートも全部広げていい天日干し。
さすがに標高が高いので暑すぎずで、気持ちよく夏キャンプできそう。

夏とはいえ、ここは西側に高い山があるので、陽が隠れるのが早いということに気がつき、みのぶ自然の里で育てられている豆などを使ったカレーをいただき、しばらく鉄骨を眺めたりして、この辺りは真っ暗になると運転が怖いのでさくっと本館のお風呂に入ってきて、料理作ってたらもう真っ暗。

ランタンをどこに置くと鉄骨が映えるかなどで楽しむ。台風予報やったけど星も綺麗でよかった。

2023年8月13日

奥山温泉

意外と涼しく過ごせた。で、毎度ながら日の出前に起き、朝食食べつつ撤収作業。毎度ながら3時間くらいかかる。こちらは本館に行けばお風呂に入れるのがいい。またお風呂いただき、本館の方ですこしくつろぎ、後にする。最後まで天気がもってよかった。
人気の鉄骨サイトなかなかに楽しめた。虫さえいなければコットを外に出して鉄骨越しの空を見てたかったな。

帰りに、南部町にある秘境温泉、奥山温泉へ。まあ、峡南地区は秘境温泉が多い。国道からただただ奥に向かって走ること30分ほどのところにある。アルカリ性単純硫黄温泉。pH9.9のほぼ強アルカリ温泉で、ツルスベの好きなやつ。露天風呂が広く、お湯も熱すぎずでそれもいい。名前入りのタオルがないのだけが残念。

2023年8月16日

五山送り火

今年も見られてよかった

2023年8月18日

動き出す浮世絵展

名古屋で開催中の、動き出す浮世絵展へ。最近増えてきたイマーシブな展示。

いくつかのモチーフに分けての展示とのことだが、さいしょっから飛ばす展示。四方の巨大スクリーンに浮世絵らしい波に囲まれる。

ただただ迫力の映像というのだけでなく、モチーフにした浮世絵のレプリカと解説もあるのが良い。

彩色の部屋では四季の移り変わりなどが表現されていた。

最後には人物の展示。
イマーシブな展示会が増えている中これだけたくさん展示があるのは初めてで、これだとお子様も飽きずにゆっくり楽しめる印象。特に浮世絵という題材もおもしろいし、ただ動くというのではなくて、版画のパーツ分けというところとイメージが繋がるし、ちゃんと原盤の紹介もあってお見事。

2023年8月19日

トーキョー 美術館はしご

トーキョー美術展はしご。
「テート美術館展 光 -- ターナー、印象派から現代へ」へ。テート美術館といえばのターナーで光の作品をよく見るが、そんなテートから光をテーマにした作品を中心に集められた展示。テートブリテンだけでなく、テートモダンのも含まれているのだろう現代アートまで展示があった。ターナーにモネにハマスホイにリヒターにとものすごいのが並んでる中、ジョン・ブレット《ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡》がよかった。この風景は見てみたい。このサイズのポスター欲しい。

日美展も見てからの、

「蔡國強(ツァイ・グオチャン) 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる」展。火薬を用いた爆発を用いた作品の展示。火薬で描いた屏風のドローイングが中央に配置されている。映像展示でいわきで開催された火薬というか煙幕でのイベントの模様を放映されていた。ちっちゃな子からお年寄りまでみんなが楽しんでおられ、これはみたかったなぁ。
にしても瞬間を捉えた大胆な作品で元気もらえる。

さいきんよくくる 魚介みりん粕漬 鈴波 さんでランチ。鮭の粕漬けととろろ、めっちゃ美味い。

2121 DesignSiteでの「Material, or 」展。ディレクターが知ってる人というの嬉しい。牛や豚の膀胱が水を通さない素材として使えるので絵の具など液体を運ぶのに使っていた、魚革をなめして椅子にしていたなど、特性を活かしてモノを作っている。こちらには何度も来ているが、階段のしたのスペースや中庭にも展示があるのがめずらしくうまくつかわれているなと感じる。となりのギャラリーにもまたがって広く展示があったのが鳥の巣。藁や土を固めて機能的に作られている。などなど素材をただの物としてだけでなく、それが伝統や文化に繋がっているという、ちょっとした言葉を添えて展示されていたのが考えさせられおもしろい。

Spingle moveでRUBEARの天然ゴムで弾力があり弾むみたいな新しいラインのスニーカーを購入し、最後にアーティゾン美術館へ。「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」展。
抽象芸術の源泉として印象派から始まり、キュビズムから現代まで抽象を軸にしているだけとはおもえないくらいバラエティーのある展示。画風で並んでいるので、中盤に出てきた作家が最後にも出てくるというのも面白い。所蔵展なのだが、250点中95点も新収蔵作品とのこと。
以前軽井沢でまとめて見ることができた婁正綱の大型作品に、ザオ・ウーキーの蒼の作品がもう最高。常設しておいて欲しい。これはもう図録買わねばと思っていたら売り切れ。さすがにそんなの初めてや。

東海道新幹線の車内販売が終わるとのことだが、トーキョー駅にはカタイアイスの自販機があるとのこときいて、逆にこだまでもいただけた。

2023年8月21日

上海出張 1日目 移動

朝、VISAを受け取りその足で羽田へ。ぎりぎりやな。
JAL便限定のダッツなどいただきながら3時間ほどで上海へ。

なんだかんだ面倒な手続きしてきたのに空港でも面倒な手続きに、イミグレーションで大行列。苦戦苦戦でやっと入国に1時間もかかった。もー。
で、聞いてた話でカードも現金も使えないらしいタクシーで、こちら版のSUICA作ればタクシー乗れると聞いていたが、それも使えないかもと言われ、つんだなと思っていがダメ元でタクシー乗り場に行って、現金しかも大きな札しかないけどと言ってたら、OKOKと言ってもらえたので乗り込む。で、22時に上海中心に近いホテルにようやっとチェックイン。疲れた。

2023年8月22日

上海出張2日目

朝の散歩。ぐるっと回って見ると、ビルが多いとはいえ通りは広くて大きな街路樹に覆われているのが多く日差しが遮られていい。

お昼、ローカルなバーガーショップへ。ビニール手袋がついてきて、たしかに具沢山なバーガーにはこれでいいかも。

夕食、宿の近くの羊肉のお店へ。いがいと羊肉は人気らしく、臭みのない感じでよかった。煮物もあっさりでいい。
サジーのジュースが酸味のあるマンゴーみたいなちょっと癖があるがお気に入り。

2023年8月23日

上海出張3日目

ファミマに行って見ると、入店音がお馴染みのやつ。
町中にころがっているシェアサイクルを借りてみる。Alipayの実名証明までしてあれば借りれる。これがめんどいけど、これさえ通っていればそれぞれのサービスのアプリ入れて、みたいなことしないで済むのでそこはいい。15分30円。みわたすと自転車で走っている人はほとんどシェアサイクルというのもこの値段なので納得。
静安寺など名所も回りつつ、といっても中心地はこれといってなさそう。

夜、地下鉄で外灘へ。地下鉄は10kmくらいまで60円。これも安い。ちなみにGoogleMapは見られるけど公共交通機関が出ない。地下鉄は基本コード決済。カバン持ってると荷物検査が必要、でもって渋滞緩和なのか一方通行でやたらくねくね歩いてやっと改札に辿り着く感じ。これが難しいし、最後までなれなかった。
南京東路を歩くがめっちゃ人が多い。平日の夜とは思えないほど。さすが一番の繁華街。
ちゃんとしてるなと思ったのは人が多いので人の往来も右側通行にしようとしていて、とくに横断歩道では強制的に右側に誘導されるところ。さいしょはうざいなと思ったけど、この人数が渡るには必要なや。

川沿いに広がる外灘へ。堤防に出ようとするとまた交通整理でどこから登れるのかわからない。ようやっと堤防に上がると、またまたエライ人が多い。外灘はいろんな時代の様式をモチーフにしたビルがズラーっと並んでいて基本的にはみな同じ色でライトアップされているのがいい。

で、上海といえばの川を挟んでの超高層ビルとタワーの夜景。あー、ようやく観光っぽくなってきた。出張だけやとなにやってんにゃろって感じになるのでこういう気になるのが必要。イメージは狭い範囲で固まっているのかと思っていたら、ずらーっと高いビルが広がっている。さすが上海。

川向こうに渡ろうと地下の観光用トンネルをトロッコ的な物で渡れるらしいようなことが書いてあったので行ってみるが、ALIPAYが使えず乗れない。
こういうのが困る。なんでカード使えないかな。

南京東路駅まで人混みかき分けて戻り、一駅の川向こうの駅へ(読めない)行こうとするが、ALIPAYでエラーが出て改札が通れない。苦戦してると改札のお姉さんが見にきてくれたが解決できず、係の人がいるところまで連れて行ってくれて、かんかコードを解除してくれて無事に乗れた。日本なら、向こうのほうに人がいるからそこまで言ってと指さされて、状況をまた説明するということになるやろうけど、こうやって連れて行ってくれて、話も通してくれて、いやいやほんといい人。支払いが電子化されてて苦戦してきたけど、こうやってアナログな助け方してもらえるとありがたい。
まずはなにはともあれ、世界2位の高さのビル、上海タワーへ。平日の夜だし空いてるだろうと思いきや、タイムスロットのチケット販売しているとは思えないほどズラーっと並んでいてスカイツリーもびっくりくらい。最終入場があと1時間やけど捌けないでしょうくらい並んでいたので諦める。ブルジュハリファと同じく目の前まで行ったのに登れず。しかたないので、周りを散策。高級モールにレストラン街にディズニーストアにいろいろあるけど、方向感覚失いまくり。

川沿いに出ると、さきほどの外灘の対岸になるわけやけど、こっちは打って変わって人が少なくてゆっくりできてちょうどいい。いろんな様式の建物を一望もできる。
さて、地下鉄で帰ろうとすると、まず、地下鉄の入口が見つからない。出てくる時はあまり気にしなかったが、きほんビルの中に出入り口があるので地上にトラムのマークがない。さんざん歩いてやっと見つけて、改札に辿り着くもALIPAYのトラムのバーコードが出ない。さっき乗った分の引き落としができていない的な感じのエラーが出ている。さっきって係に人にやってもらって乗ったので間違いはないので理由がわからない。そんなこんなで、ここからどうするんだよ、と思いつつ、また係に人がなんとかしてくれようと何人かでいろいろ試してくれているのだが、解決せず。つんだなという雰囲気になったところで、そういや3元なら以前(20年近く前)にきた時のおつりであったので、現金で乗れる?と聞くと、向こうのほうでチケット売ってるからと、またまあまあの距離を連れて行ってくれて、買い方教えてくれた。やっぱり人がいい。
ちなみに、コードが出なかったのは、カード会社が朝からALIPAYで30円とか60円が続いたのであやしい支払いと重っt止めてくれていた。次の日電話したところ、先月もイタリアで少額の支払いが続いたのでもともとあやしいリストに上がっていたらしい。カード会社に説明してALIPAYはOKにするとメモっておきますとのこと。ちゃんとカード会社が目で見て判断しているのがありがたい。

ただ、ビル登れず、交通機関が使えず歩いて帰らないといけないかもだし、ALIPAY使えないからお腹空いてるけど何も買えない状態で、かなり精神的に積んでたので、帰ってゆっくり寝る。海外慣れしてるつもりやったのにまさかアジアの街で苦戦するとは。

2023年8月24日

上海出張4日目

朝食に転身があるのがうれしい。ちなみに朝食会場一番乗りを3日続けただけあって、顔パス状態。
今日も朝散歩。上海はほぼ自動車は電動化しているのだがスタンドがみえず、どこで充電しているのか微もんだったが、基本駐車場が地下にあってそこで充電しているみたい。逆にとても少数派のガソリン車がどこで給油しているのか気になるくらいガソリンスタンドがない。

お昼は、ここにきて青森推しのお店で、じゃじゃ麺的なのをいただく。

夜は火鍋屋さんへ。頼み方とかルールが全然わからず苦戦してると、店員のにいちゃんが翻訳ソフトでいろいろ教えてくれる。鍋には2種類のスープが入れられるようで、辛さが選べるのだが一番辛さが弱いのにしたのにそれでも辛い。さすが火鍋。トッピングをいろいろ頼むがまた入れ方わからず苦戦してるとにいちゃんが教えてくれたり、やってくれたり。とにかく困ってそうに見えたらにいちゃんが助けてくれる。いい人や。日本のバイトやとやらんやろな。お店のサービスで変面のショーなんかもあった。実物見られるとは。と思っていたがあまり地元に人は興味ないようで、伝統芸とはそんなもんかなとも感じた。
まあ、とにかくにいちゃんのおかげで楽しい食事ができた。

2023年8月25日

上海出張5日目

ホテルのルームサービスはロボットが運んでくるらしいが、エレベータ乗っていくので、ちゃんとエレベータ来るの待っていたり、他の客が乗っていたら譲るなりして、なかなかかわいい。

ようやく帰国で空港に向かう。毎度ながら、到着する時はあまり綺麗な空港に見えなかったが、入り口から入るとめっちゃ広くて綺麗な空港。
でもってまた厳重な出国審査と持ち物検査。

時間があるのでラウンジへ。これがこれまでのラウンジで一番綺麗。料理の種類は少ないが麺と小籠包のライブキッチンにグリーンカレーがうまかった。で、シャワーがちゃんとしたバスタオルやサンダルも貸してくれて、それでも無料。個室的な部屋もあり高そうなソファーでゆっくりできる。いやー快適やった。お土産物屋さんとかみてまわるがここだとカードが使える。あーありがたい。

一気に電子化が進んだとのことだが、やけに照会が必要だったり、結局中国の銀行口座がないとフル機能で使えないなどあって、今回は出張なのでなんだかんだ助けてもらえたが、これは普通に旅行できたら苦戦するな。
ただ、困っているとえらく手厚く助けてくれる駅やお店の人には感謝。