雨で特にやることなく髪を切りに行ったりダラダラしてると、友人から強行スケジュールなお誘いをもらったので受けて立った。カウンターにて映画のタイトルを3つ告げチケット購入。上映終了時刻と次の上映開始時刻の間が0分と15分。強行やなぁ。
上映前にモスで匠味チーズを食べる。バーグのジューシーさにチーズたっぷりでうまい。
「ナイロビの蜂」
駐在中のケニアで妻を殺害されたイギリス書記官が妻の死に疑問を抱き、その真相を解き明かしそして彼女の想いを引き継ぎながらストーリーは進んでいく。
ガーデニングばかりしている秩序正しい外交官が、真実に近づくにつれて生前は無関心だった妻の活動を知り改めて本当の彼女と向き合い、彼女の想いを引継ぎ、強引に突き進む野心家になっていく。夫婦の愛、彼女のアフリカの人への愛、そして病気や国連の活動などでアフリカの現状を随所に散りばめたいろんな想いのつまった深い話やった。
登場人物がどんどんふくれあがって行くのだが、誰が味方で誰が敵なのか、すこしずつ明らかになる真実、というサスペンス的な部分もみどころ(なんかX-Fileみたいに感じた)また、アフリカの風景とどこかもの悲しい響きも含めたアフリカンミュージックも印象的やった。
エンドタイトルが終わり外にでると次のが始まっている時間だった。
余韻を楽しむ余裕もなく次の映画。
「アンジェラ」
借金取りに追われ命を狙われている主人公が、自分の人生を悲観し自殺をしようとした時に出会ったアンジェラに愛を抱いていく話。
主人公の行動に対してアンジェラが分析し徐々に自分がどういう人間かに気づいていく。嘘ばかり付いて生きていると本当の自分が分からなくなるという、自分をしっかりと見つめ自分を愛することの大切さを感じた。
全編モノクロで、セーヌ川にかかる橋を中心にパリらしいパリをバックにしたいい雰囲気のひさびさのリュックベッソン監督作品。。ストーリーのテンポ良さや、二人が口論しているときのやけに近接な画と遠方からのシルエットのみの画がパッパと切り替わるところとかも気持ちよく、主演の2人もはまり役で、ユーモアもあり、期待通りのいい作品やった。
15分ほど時間があって3本目。
「Limit of Love 海猿」
結婚をひかえた海難救助の最前線で働いている海上保安官が、自分の気持ちの問題で彼女とぎくしゃくした関係になったまま、大型フェリー座礁事故の救助に向かう。
何度となく襲いかかる困難に見ていてこっちも力が入り、水が苦手なオレには苦しいシーンが続く。
こういう映画って主人公が極限の中で一人でがんばるっていう一人舞台な作品が多いような気がするが、これはそういうアクション映画ではなく、仲間が支えるというところや、お互いを信じるということがストレートに強く描かれていて良かった。(でもって、そこが泣ける)
3本目がわかりやすく、そして日本語映画でよかった。3本続けてでも意外と楽しんで見られたが、座り疲れた。(そしてこのエントリー書くのも疲れた。いまいち感想になってないよーな)
今月はまだまだ観たい映画が公開されるので、どんどん見て行かねば。