今回はカタール航空をつかったので、ドーハ経由。
午前5時くらいに着いたのだが、免税店が全部開いていた。ちなみに帰りは日付が変わる時間にドーハでトランジットだったのだが、やっぱり全部開いてた。24時間営業なんやなぁ。すごい。
カタール便は、座ってみると広めのシートで、靴下まで付いてるアメニティもあってけっこういい。ドーハ空港はとてつもなく広いのでバス移動になるが、長距離トランジット、近距離トランジット、入国などでターミナルが異なるためややこしい。しかしすべて色分けされており、出発前にもらった機内持ち込み手荷物に付ける札やチケットケースですでにその色分けされており、その色を見て係の人が降りる場所に着いたら教えてくれる。そうやって、こちらが話しかけたりチケット見せることなく係の人がわかるようになっている。第一ターミナルとかの数字よりも分かりやすい。すばらしい。また、ドーハからルクソール便にも日本語のアテンダントさんが何人か搭乗されていた。それだけ日本人が来るんやろなぁ。でも、今日は3席独占できるほど、飛行機がガラガラ。
そして、古代文字みたいなガベがかっこいい建物のルクソール空港にてエジプトに入国。昼前とはいえ、予想外に涼しい。
ルクソールはエジプト中部で、新王国時代の都のテーベだったということで遺跡が多い。
現地ガイドさんと合流してバンで移動。このあとも基本は車移動。今回のツアーはオレと友人の2人なんで、バスじゃなくてセダンとかなので悠々すわれる。ほぼ個人旅行感覚。まあ、事態が事態だけにそんなもんか。
さっそく、ルクソール市街地近くのカルナック神殿に。基本的にエジプトの遺跡や博物館は国が運営していて、チケットが同じ形式で、それぞれの遺跡の絵が描かれておりかっこいい。ただ切り取り線が浅いので、チケットのおじちゃんによっては切るのが雑。
カルナック神殿は歴代の王が増築を繰り返して大きくなった神殿で、模様等を見ればその時代の流れが分かる。たとえば石柱のデザインがハスかパピルスかなど。
また、巨大な門の裏には日干しレンガが積み上げられおり、巨石を並べては、レンガでスロープを高く長くして、また巨石を運んで積み上げて、スロープを拡張、といった様子が分かる。
神殿中程は巨大で古代文字やレリーフが掘られた石柱がずらっと並ぶ。期待していたエジプトな風景なのだが、テレビや写真で見ていたのよりも実際に見ると巨大でそしてキレイで、目の前にあるのが信じられない。ほんとに3,4千年前のんなん?なんならすごいリアルなCGやセットみたい。
とにかく遠くまで来たなぁと思う。いきなり満足。
次にランチへ。一人なら行かないような住宅街の中に入っていったとこにあるGEORGINAというお店へ。ちなみにレストランは貸し切り状態。この後最終日までいくつもレストラン寄ったけど、みな貸し切り状態。なんだか、いいのかなぁって感じだった。
経験上、現地での最初の料理がこの先の楽しみを決めるのだが、エジプト料理期待できるおいしさだった。さらに、友人が食べられないものがあって「もったいないからその一皿を出さなくてもいいです」と言ったら、代わりの料理を急遽作ってくれた。この後のレストランでも同じく急遽作ってくれた。言ってしまえばツアー向けの料理を用意しれくれてるだろうに、そうやって急遽対応してくれるなんて、すばらしい。日本じゃあり得ない。
内容はエジプト料理のコース。米より一回り大きいくらいのサイズのパスタが入った塩ベースのスープ。すごい素朴な味なのだが、どこに行っても日本のみそ汁みたくこれが出てくる。あと、パンにつけるごまペーストも毎食出てくる。最終日には「この店のはぁ」と批評できるくらい。
まあ、毎日食べてるとこれがいい。基本的に味は塩や胡椒、そしてなんかの香辛料が多い。デザートや飲み物はとにかく甘い。ちょっと厳ついおじさんが多い国だが甘党だらけらしい。しかもオレでも甘いとおもうものばかり。
なお、先に書いちゃうと、この旅の中でここが一番よかった。
あったかいスープはどこにでもあって、そして緊張をほぐしてくれて、ほっとする。これは世界中どこに行っても思う。
午後は、ルクソールのナイル川西岸を観光する。