2008年9月13日

熊本

初九州。
中九州を中心に、何日かに分けて行ったり来たりしたので、行った順番や日付は無視して県ごとにまとめてかく。

熊本城。お濠からの石垣の高さ、なんなら天守でもいいんでないくらいの5階建て櫓、黒と白のラインがきれいな天守と、ものすごく立派。難攻不落って感じ。

熊本城下に広がる熊本の中心街。アーケードの広さとか、人の多さとか、思っていたより大きい街って印象。路面電車も走っていて、全部そうなのか俺が乗った車両だけなのか、木製の床がきしんでいたり、降車を知らせるベルがいかにも鐘を打ったような音だったりで、すごくレトロないい雰囲気の車両やった。

熊本市街地から50kmくらいの阿蘇へ。
途中、風車が見えてきたけど、かなり遠回りせなあかん感じやったのでふもとまで行くのは断念。

天気がイマイチやったけど、阿蘇の高原ドライブは気持ちがいい。車を止められるところも多いので、いちいち止まっては周りを見渡しての繰り返し。森や草原でのどかな風景が続いていたが、中岳火口だけはデカイ噴火口と白煙の迫力。この白煙が有毒ガスを含んでいるらしく風向きによっては退避命令が出るらしい。そして駐車場に止まっている車を見てると、半分は「わ」ナンバー。

熊本で食べた物。
馬刺し。冷凍とかしてないからだろうけど、臭みがないのと、この甘さは、みんなが言っていたとおりたしかに熊本で食べると違う。「たてがみ」という首の脂身の刺身は、コリコリっとした食感と脂の甘みがよかった。そして「ひも」(はらみ)の照り焼きもジューシーでうまい。
熊本ラーメン。太めの麺に濃厚とんこつスープ。しめの一杯にはきついかな。

ちょこっと宮崎

阿蘇から40kmほどの高千穂峡へ。道中のどかな風景がよかった。
高千穂峡は縦方向に削りだされた岩肌や、丸く抜かれたホットポールとか、エメラルドグリーンな川に周りの木々と、絵にかいたような神秘的さ。ちょっと離れていたけど無理して来たかいがあった。

高千穂峡のあたりはあっちもこっちも峡なので、脚の高い橋が多い。
宮崎ということで、地鶏をいただく。ぷりっぷりでうまい。もいっちょ宮崎ということで日向夏のシャーベットも。
おやくそく(?)で知事ののぼりも立っていた。

天岩戸とかも寄ってみたかったけど時間なかったのでまた今度。

2008年9月14日

大分-1

これまた、天気がよかったらなぁ、と思うやまなみハイウエイを走りくじゅうへ。
長さ390m、高さ173mの九重夢大吊橋。まあ、観光用ってこともあって、あんま揺れないし、木製じゃないし、丈夫な手すりあるしと吊橋らしさは少なく、怖くて断念する人もいない感じだったが、この位置と高さから見る渓谷がよかった。

このあたりの地名は九重町、玖珠町、久住高原ってややこしい。

由布院へ(ん?湯布院?)
宿は、プロの写真家でもあり、蕎麦屋さんもやっておられる方がオーナーの遊験館さん
リビングに座ってると、宿の方から果物いただいて、他のお客さん達ともお話できて、アットホームな雰囲気のいいところやった。
宿のお姉さんに教えてもらった市ノ坐で夕食。和な雰囲気がよく、豆腐料理やら鶏天、特に半熟玉子やゆば(やったかな)などが入った卵かけごはんがすごいおいしかった。

湯布院を散歩。稲刈りが終わっているたんぼもちらほら見かけられた。早いなぁ。
金鱗湖(湖なのかあやしい。池やないん?)周辺は食事やお土産のお店が多くて人が多かった。
泊った宿の方がやっておられるそば屋さん「泉」へ。純粋なそばって感じでおいしかった。
昼は日帰り温泉として営業されている夢想園へ。山の中腹にあり見晴らしがよく、広い露天風呂で気持ちイイ。実は女湯の方が広いらしい。
湯布院でよく見る風景の土手を探して散歩。やっと見つけるも、まあ桜や菜の花の季節やときれいなんやろうけど、曇りのこの日ではイマイチやった。由布岳も見えへんし。

大分-2

別府へ。
山側を見ると湯気が立ちあがっている数がさすが原泉数日本一の温泉地という感じ。
駅周辺の古い共同浴場がある街並みから、ちょっとバスに乗るとオーバーハングな展望タワーもあるコンベンションセンターまで、思っていたよりいろいろある。バスでは日本語、英語、韓国語(中国語やったかな?)でのアナウンスで、海外からもお客さんが多いんやろなって感じがした。
温泉で観光地となると、お土産物やさんがずらっと並んでて、ってイメージやったけど、ここは生活感のある商店街とかの方が多くて、これはこれでいいなと感じた。

別府駅から少し離れた鉄輪にある、地獄めぐり。こっちの方は観光地って感じ。
100度近い温泉だけでなく、球状に膨れる熱泥、間欠泉(熱くてあぶないから岩で屋根が付けてあった)などなど、天然のものや手を加えてあるものもあるらしいけど、いたるところから沸いているっていうのはさすが別府。地獄めぐりの中には熱を利用して、ゾウやワニなどの熱帯の動物が飼われていたりしていた。

豊後大野市にある原尻の滝へ。
高さ20m幅120mの滝。ということで行ってみたが、渓谷とかでなくて、上から見ると平野の田んぼの中を流れる川なのに、突然落ち込むようにこの滝が現れるというところがすごい。つり橋から見たり、滝壺から見たり楽しめる。
近くを散歩すると石の橋や苔むした静かな神社などもあった。

耶馬渓へ。
奇岩だらけの渓谷やダムとか寄りながら、青の洞門へ。ここは禅海和尚って人が、難所だったこの地で事故死した人を見てなんとかせねばと思い、ノミと槌だけで30年かけてトンネルを掘ったというところらしい。今や車が通れるほどになっているが、当時はどんなサイズやったんやろう。なんにせよこの距離を堀ったのはすごい。秋に来たら紅葉がきれいなんやろなとういうところやった。

その他食べた物。
味噌ベースに小麦粉の団子(麺?)にたっぷり野菜のだんご汁。だんご汁のだんごをきな粉にまぶしたやせうま。これらは郷土料理な素朴さがいい。さすが大分で、かぼす系飲料も多い、さっぱり感がくせになる。温泉を利用して蒸した濃厚なプリンもあった。

2008年9月15日

福岡

博多駅に到着。JR九州旅行の看板に「九州・関西・東京・韓国の旅行なら」の文字。韓国も国内感覚な距離なんやな。

普通の路線バスが高速に上るのに驚きつつ、博多タワーへ到着。
全面マジックミラー張りの三角柱のタワー。高さ234mだが登れるのは123mのところまで。三角柱なのでコーナーの角度がいい感じ。

福岡タワーから少し東にあるヤフードームへ。ショッピングモールやら温泉施設が併設されていて普段でも楽しめそう。この日は試合があったので、福岡市の中心街までの臨時の直通バスが出ていて便利。

福岡市中心の天神からぶらぶら歩き回る。さすが九州一の街の繁華街って感じでにぎわっている。そして屋台の数もすごい。

大宰府天満宮へ。特に受験とかのシーズンではないけども、さすが参道の商店街から観光客だらけ。太鼓橋、鳥居、楼門をくぐり拝殿がある。ミストシャワーが導入されていた。梅の季節に来るともっとええんだろなぁ。
一番奥にあるお石茶屋さんで梅ヶ枝餅とお抹茶のセットをいただく。ぱりぱりの薄皮がいい。梅は入っていないものらしい。

食べた物。やっぱりラーメン。「だるま」さんのストレートの超細麺に濃厚こってりっポイけどもあっさり感のあるスープが一番良かった。これこれ!って感じ。
「いろは茶屋」さんの醤油ベースのもつ鍋もうまかった。最後にラーメン入れるともう最高。
あ、明太子食べ損ねてた。

九州どこ行っても、それぞれ特徴があって、そしておいしい食べ物があって旅行しがいがあった。今度はもうちょっとゆっくり回ろう。

2008年9月23日

最近見た映画

ダークナイト
バットマンシリーズ最新作。今回の敵、ジョーカーは狂っているだけで、特殊能力や科学力をもっているわけでもなく生身で向かってくる。この現実の人でもできてしまうというところがリアル。バットマンの活躍よりもジョーカーが印象的で、ヒーローものってよりは人間の弱さとかがモロに描かれている印象の作品やった。ジョーカー役のヒースさんの全身全霊を込めた感じの演技もすごい。遺作となってしまったのが残念。ほとんど2音だけで作品を印象付けている音楽もいい。

デトロイトメタルシティ
おしゃれなミュージシャンを目指し上京するも、なぜか悪魔系デスメタルでブレイクしてしまった青年の話。無駄のないスピーディーな展開。悪魔のかっこなのに時折なよなよになるところとか笑える。そんな中でも自分の夢と違う方向に進むことに悩むところとかもあっていい話やった。

ハンコック
人を救うのはよいが加減知らずで破壊しまくる嫌われヒーローのハンコックと、彼を真のヒーローにしようと考えるPRマンの話。ドタバタかのかと思っていたら、なんやヒューマンドラマもちょこっと入っていたりと、楽しく見られた。もっとそっちを押すのかと思いきや、後半あまりに意外な展開で、まあこういうのも一つのやりかたなんかなぁ。

20世紀少年
コンビニ経営をしているさえない男が、子供の頃友人たちと書いた「よげんの書」どおりに何者かによって実行されていく地球滅亡計画に、友人たちと立ち向かう話。三部作の一作目ということだが、コレ一本だけを取り上げると、関係ない人物紹介が多かったり、メインっポイ人物も必要?って感じやったり、解決していないことが多かったりというのは気になるが、まあ3本見てってことなんかな。ストーリーはおもしろいし見てしまうと思うけど。完全な「続く」で終わらなかったのはよかったかな。

WANTED
亡き父が所属していた暗殺組織に入ることになった、うまくいかない人生がいやになっていた青年の話。ストーリーは王道なので、純粋にアクションが楽しめた。特に前半のアクションの流れがかっこいい。なにより電車に座っているシーンだけ取ってもアンジェリーナジョリーがかっこいい。こういうのを見るとやっぱ映画館で見ないとと思う。

おくりびと
職を失い田舎に帰って納棺師の仕事をすることになった男が、仕事でかかわった人を通じて成長していく話。テーマや予告を見る限り重い話なんやろうとおもってたけど、ちょいちょいユーモアを入れていたり、お世話をするシーンのきれいさで、重さも堅苦しさもなく気持ちのいい作品で、テーマ、雪国、チェロの音楽いろんなところの絶妙なバランスがよかった。

2008年9月26日

カウパレード

さぼてんのやわらかロース重ねかつ。ジューシーさとやわらかさがいい感じ。
もちろんキムカツ人気にのっかての商品やと思うけど。
ごちそうさまでした。

彩られた実物大の牛のオブジェが丸の内のいたるところに飾られていた。佐藤可士和さんや中川翔子さんデザインのもあった。カウパレードのイベント終了後にオブジェをチャリティーオークションにするとのこと。スイスで始まったイベントらしいけど、どういう発想でこうなったんだか。でも街中にオブジェが並んでいるってのは、歩いていて楽しい。

村治佳織さんのラジオ番組の公開録音ライブに寄る。癒される時間やった。

2008年9月30日

スイーツ

感想略。