2021年12月 5日

PCR検査キット

小笠原への旅行のために、PCR検査キットを入手。
BioHazardと書かれると緊張感がある。ちなみに、何もなければ検査結果は何もこないとのことで、たしかにその手間を省かせてあげたいが、連絡来ないのも少し不安。

2021年12月 9日

小笠原_前入り

明日のおがさわら丸乗船の前入りで仕事上がりに急ぎ浜松町へ。
たぶん降りたの初めて。竹芝桟橋までの道には、東京の島のいろんなモニュメントなどがある。
桟橋の夜は都会チックでいい感じ。

で、竹芝桟橋前にあるTAVINOSさんへ。最寄りだからととったのだけど、館内漫画のコマみたいになっている映えスポットやった。映えを引いても立地とサービスは、料金からすると十分すぎるところ。
準備不足で足りなかったのを買い漁って、早めに寝る。

2021年12月10日

小笠原_おがさわら丸

9時半にツアーのチケットを受け取ることになっているのだが、ちょっと早めの9時に桟橋へ。と、おがさわら丸が入港してきた。水曜からこちらにあるのだけれども少し南に泊まっている様子だった。んーテンション上がる。

チケットの前にPCR検査受けてきた証明のリング(No入り)をいただく。
で、おがさわら丸の部屋のカードキーをいただく。
小笠原へは、週に一便のおがさわら丸のみなので、人だけでなく村のみなさんの生活物資もおがさわらまるで運ばれる。まさに生命線。

10時に乗船開始。2016年建造ということで船内とても綺麗。
フロアは階ではなくてデッキというらしい。で、今回は7デッキ+屋上のうちの6デッキの部屋。4デッキから乗船してエレベータで上がれる。らくちん。部屋も十分広くていい。
6、7デッキには外に出られ、屋上には広々としたスペースもある。食事時にはレストランが開き、夜以外はラウンジと売店があるまさに動くホテル。飛行機と比べると時間かかるとはいえ自由に動き回れるのが良い。

11時定刻通り出港。出港してすぐにレンボーブリッジをくぐる。
と、もうレストランが開くとのことで混む前にいく。船らしい丸窓の席でいただく。ちょっと楽しい。
しばらく進むとアクアラインも出てくるが、風の塔の横を通過するのでトンネル部分を通過するので遠くに海ほたるが見える感じ。

出航して2時間。13時くらいには東京湾を出て外洋に出るが、西側に伊豆諸島が見える。風が強くて屋上デッキは寒い。
まあ、暇です。

17時には日が沈んでしまい星が出てくる。夕食にカツカレーと島レモンスカッシュ。
夜は屋上デッキで星空観察。この船以外んお灯がないのでめっちゃ綺麗。月さえなければ。
ちなみに22時には屋外デッキは閉鎖

小笠原_父島到着

絶海の日の出すごい。
日の出以降数時間、島も船もなんも見えないただただ海が広がるだけ。
そんななか、カツオドリの群に遭遇。カツオドリ(まあ珍しいとはいえ)だけで絶海すぎて1時間ほど見ていられた。

父島まであと1時間ほどのところでようやく聟島列島(むこじまれっとう)に続き父島列島が見えてくる。
ちなみに、聟島列島ことケーター列島の島は全部無人島で世界遺産。
えらいもんで定刻通り24時間で父島二見港に到着。船酔い、陸酔いなく大丈夫そう。宿は港から近くなのに迎えにきてくださった宿のお母さんに送ってもらってチェックイン。
おがさわら丸に合わせられているので、スーパーアーリーな11時にチェックインできるのがいい。

とりあえず街を散策。
まずは明日の海のツアーの確認に小笠原観光さんへ。レンタカーなどもあるので、どさっと来店されていて人気。俺は出遅れたものの予約済みなので横から注意事項などの確認だけさせてもらう。と、客がいなくなっていた。おがさわら丸が到着すると一気に3日分の予約が入るという感じらしい。観光客は週に1度おが丸で一度に到着するのみなので、そういう流れができてる様子。
客だけでなく、向かい合わせにある2件のスーパーにも荷物がどさっと届いていて、陳列とそれを買う方でどさっと混んで、一気にさっていく。一週間でこの瞬間がピークなんやな。
昼食は、あめの日食堂さんへ。漬丼に惹かれて入ったのだが売り切れということで、悩んんだ時のメニューの一番上のんを注文。パパイヤのドライカレー(魚じゃない・・・)と自家製レモン酢をいただく。いい。

なんかポケモン混じってるけど、100mも歩かずにご当地カラーマンホールがたくさん。ポケモンコンプしたい人には小笠原はハードル高すぎやなぁ。

あっという間に街の端まで来てしまったようなので、港から見えた展望台へ上がる。
大神山神社にご挨拶して山頂展望台へ。ちょうど街と二見港を一望できるところ。

街の西側は、カラフルな建屋や広い歩道でちょっとアメリカなイメージのところ。
世界遺産センター(平日のみで行けなかった)や学校、消防など施設が多いが、観光客がそれほどいなくて静かなところ。

2021年12月11日

小笠原_父島半日ツアー

午後半日で父島をぐるっと回るツアーに参加。他の方がいなかったのでプライベートツアーになった。贅沢。
ガジュマルや砲台跡の説明聞きつつ、まずは父島北西の先端にあるウェザーステーション展望台。その名の通りで気象用の施設があったところに建てられた展望台。展望台といってもずいぶん広い。高い絶壁の上に建っているので遠くまで見渡すことができ、ここからザトウクジラが見られるそう。

二見港東側の奥村地区は最初に欧米の方が住まれていたとのことでヤンキータウンと呼ばれている(のかヤンキータウンというバーがあるだけなのか忘れた)そう。テニスコートとかの作りがさらにそんな雰囲気がする。
山間部に入ると、さっそく野ヤギの群れに合う。食用で持ち込まれたのだが野生化してしまっていろいろ問題になってきたとのこと。
また、陸上にもかかわらず枕状溶岩が見られ、ここが海底火山からできたのだとわかる。(一方で母島は火山島らしい)

長崎展望台へ。こちらは天然の断崖の上にある。ここからは兄島水道を挟み兄島が見えるのだが、大きな島なのだが無人島(というか入っちゃダメ)という手付かず感が見て取れた。また海の透明度が半端ない。島中に生えているタコの木というのがあるのだがこの葉の繊維から工芸品が作られているそうで、たしかに枯れた葉の面を剥くとなかに繊維状の葉脈(?)があった。
メジロとか固有種のはななども見られた。

さらに島の西側の夜明道路を南に進む。途中、さまざまな動物注意看板が。山羊は山羊だけでなく山羊が落とす崖の上からの落石にも注意だし、ヤドカリは天然記念物だし、なかなか幅広く注意が必要。

夜明山の初寝浦展望台へ。ここの道中に戦時中に建てられた発電所の跡地がある。森の中なのでうまく守られたのか、中に入ることができるくらい原型をとどめている。発電設備はもちろんないが、ガイシが転がっていたり、天井にレールが残っていた。一部壁が壊れていたのだが、爆破された跡だそう。
初寝浦展望台からは西の海を見ることができる。で、ビーチがあり、どう降りるのかわからないがいちおう行けるらしい。
また夜明山の駐車場近くには、もともと麓の学校にあったらしい二宮金次郎像があった。頭がなくなっていてたぶん持っていかれたのだろうけど、すっかりそれで馴染んでしまったので直そうという話は途切れたそう。

中央山の山頂へ。普通に行けるところで父島最高峰とのこと。かつてはここが一番高いと思われていたので中央山と名付けたのだそう。すこし離れたところに本当の最高峰があるが立ち入り禁止。
とはいえ360度ぐるっと父島が島だとわかるくらい全部見渡せるところ。車道から10分だけで辿り着けるいいところ。
景色もだが、ガイドさんもびっくりの車輪梅が満開。で、その車輪梅に蜂が頑張って働いているのだが、ぜんぜん逃げない。動物たちだけじゃなく虫まで人に慣れすぎ。

次の所に行く途中コーヒー農園を通る。日本で最初にコーヒー農園を始めたところで、集団疎開で一旦途切れかけたがまた採れるようになったそう。コーヒーのみがなってるの初めて見た。
ほかにもJAXAの追跡所や、絶滅危惧種の保護用の広大なネットなどなど。

開拓時代に移民のコペペさんんが住んでいたのでそのままの名前がついたコペペ海岸。珊瑚の砂浜になっていて白く、入江になっているので波も穏やかで静かなところ。少し時間が合わなかったけど夕日がとても綺麗やった。あまり人が来てないようなので、動物の歩いた後もいろいろのこっていた。

境浦海岸へちょっと立ち寄って、戦時中に魚雷を受けて航行不能になった沈没船・濱江丸を見る。ほかにも数多くの沈没船があるらしい。
東京都のバス停最東端を見て、ツアー終了。
短時間ながらも車で走れる外周を、各地の展望台に寄りながら、また歴史を感じながら回ることができた。

夕食までお土産物屋さんなどを回る。観光協会の建物の前には鯨を見られたら鯨のぼりが出るそう。
宿で夕食。地魚三昧。

小笠原_父島ナイトツアー

ナイトツアー。亜熱帯農業センターでオガサワラオオコウモリ。羽(?)を広げると80cmにもなるそうで、見られたらいいねと言っていたら、駐車場であっさり見れてしまった。コウモリというよりは小猿が逆さにぶら下がっているような大きさ。木のみなどをたべているのだそう。でもってまた逃げない。みてるとだんだん可愛くなってくる。
で、見られてしまったのだけど、せっかくなのでと亜熱帯農業センターに入っていくと、どんどん大コウモリがバッサバッサしながら飛んできたり、キーキー喧嘩したりしている。いろいろみられて運がいいとのこと。
途中、プクッと膨れたやしがあり、トックリヤシというそうだが、ちょっと形が違うのがトックリヤシモドキというちがうやつらしい。見分けがつかない。

小港海岸。こちらは東京都のバス停最南端。天然記念物のオカヤドカリが、とのことだったがこちらもあっさり発見。ってか真っ暗な道のあちこちにいるので踏んでしまいそうで慎重に歩く。
ビーチではカニがいるとのことだったが、穴はあれども、姿は見えず。ひとつくらいやり残しがあってもいい。
しかし、星が綺麗。

グリーンペペことヤコウダケというのがあり、この時期は厳しいけど自生している所にちょっと立ち寄る。菌だけのこっていて言われてもわからないほど光っているのが見られた。
で、最後に奥村地区のとびうお桟橋へ。ここには珊瑚が、とのことだったがその前にシロワニがいるとのことでそっちで盛り上がる。こんな岸に大きなサメがいるなんんてすごい。

いやー、充実した一日やった。

2021年12月12日

小笠原_父島一日海のツアー

早朝宿の周りを散歩。のんびりできる公園が一見普通なんやけど、植えられてる木が南国。

今日は小笠原観光さんのドリーム号での海三昧ツアー。
小笠原観光でウエットスーツきて上だけ捲った状態でスタート。イルカの群れを見つけたらいつでも潜るのだそう。

二見港を出て、説明が始まる前にイルカの群を発見し早速潜る。シュノーケリングは2回目なので心の余裕が欲しかったのに容赦ない。フィンをつけたのは初めてなのだがこれは便利で速い。というのはともかく、まあ、透明度が高いめっちゃ先まで見えてるのやろうけど何も見えない深さ。で、その中イルカがあっちこっちからくるし、めっちゃ速い、こっち向かってくるとかなり怖いけど、眠そうな目がかわいい。いやー、これはできないと思ってたのでいきなり感動。

いきなり興奮状態で、ながら説明を聞いて、北進し、兄島の兄島海中公園でシュノーケリング。めっちゃ魚くるし、ただ浮かんでいるだけでも気持ちいいし。世界中潜ってきた人が小笠原がいいと言ってたのがよくわかる。また世界遺産の海域というのもいい。

父島の南を目指し、ジョンビーチにジニービーチ、多くの岩など見つつ。最後にハートロックこと千尋岩。V字に裂かれた断層に赤土が流れ込んで染まったところがバスっと現れている260mの壁。パンフでは見ていたけどこんなでかいとはおもわなかった大迫力。おもしろい。これも海からでないと見られない。

父島の南西にある南島へ。乗員みんなで船のバランス取って狭い岩礁を越えて南島の鮫池(といっても湾)へ。12月は南島に入島できないので一歩だけ足かけて記念撮影。ここで昼食タイム。ちょっと曇ってきたけど海も島も綺麗でいいロケーション。

鮫池から外に出るとイルカの群れがいたので急いで準備して一緒に泳ぐ。10頭ほどが一緒に遊んでくれた。(カメラ出す余裕なく)
南島といえば扇池なのだけど、入れないので外からチラッと見る。うーん、わかってはいたけど、やっぱ入りたかったな。

で、ここからはホエールウォッチングへ。マッコウクジラの海域まで出たら舳先にマッコウクジラが出てきた。船長ナイスすぎる。目の前に10m以上あるのんが泳いでいるのは迫力ある。潜るところまで見られて大満足。
島に戻りながら他の鯨を探す。と、ハンマーヘッドシャークが横切りそれで終わりかなと思っていたら、すぐ横でブロウが上がり3頭のザトウクジラが出てきた。
もう写真撮ってないので、スタッフさんブログ(https://dream-iii.blogspot.com/2021/12/12_12.html?fbclid=IwAR2fZ5OC2vYBL5UaTnUgXUJnuSa_VMNW9hi8ajhXJg7Ppm7ZS7QTeBuHw6E)。
1度にマッコウとザトウの両方見られるのは今年初めて(ってもう年末やん)だそうでほんと運がよかった。

で、二見港へ戻る。いやーいやー大満足。

一旦宿に戻って一気に洗濯機回してその間、隣の小笠原ビジターセンターへ。小笠原のなりたち、自然、歴史、特別展で西之島などの自然史博物館、民族博物館、さらに観光案内所も備えたコンパクトながら情報満載。最初にくるトコやったな。

夕食は、島寿司、亀の刺身、フライんあどなど島づくし。亀の刺身は冷凍なんだろうけど、ぜんぜん臭みなくしっかり肉っぽかった。
夜も散策。ドーナツなどのお店TOMATONさんへ。小笠原のお土産のお菓子やジャムなどでよくみかけたのだが、思ってたのと違って、小さな町の焼き菓子屋さんという感じで温かみがあっていい。パッションフルーツのケーキやお土産どさっと購入。
明日は早いので、早めに寝る。

2021年12月13日

小笠原_母島一日ツアー

今日は、母島へ向かう。
お宿の裏にバナナがあるとのことで普通に庭に植えてあった。

宿のお母さんに港まで送ってもらい、ツアーの方から母島往復のチケットと説明聞き、7:30出港のははじま丸へ乗船。

2時間ということで、屋上のデッキの席へ。天気はぎりぎり持ってくれそう。

途中、とくに島とかないので、船内散策。

定刻通り2時間で母島の沖港に到着。港で宿の方に荷物を渡し、ご用意いただいたお弁当受け取り、母島一周ツアーに参加。といってもまたプライベートツアー状態。ざっくりガイドさんに母島の紹介を受けながら車で移動。アスファルトのプラントがないので道はコンクリートとか、父島も一緒だったが、発電所に浄水場にとインフラの紹介は欠かせないらしい。

走ること10分ほどで、道の端っこで都道最南端の駐車場へ到着。ここから徒歩で母島の南の橋までトレッキング。自然道に入るところで再度刷毛やスプレーで靴を掃除する。森に入るともうさっそくタコノキとビロウが生い茂った亜熱帯な自然。とちゅうには、かつて農園だった少し開けたところがあったり、固有種の昆虫守るための調査のマーキングなどなど。で、だいたい派手なのは外来種で、そうでないのは固有種という感じがみてわかる。シロツメグサがあるとどばっと広がっていて、ちょっとでも持ち込んだらこうなっちゃうんやなと思う。
と、道中はほぼ森の中を抜けていく感じ。

30分ほど歩いて、見た目の通りのすり鉢展望台で休憩。途中なのに絶景。昔はここを葉っぱをソリにして滑っていたけど、いまや雨で削に削れて急になりすぎて無理とのこと。

後半は木が低くなり陽の光と風を感じながら進む。母島固有種のシマザクラが9月くらいまでだそうだが、まだ咲いてた。

休憩したところからまた30分ほど歩き、最後の最後はハシゴがかけられており登ると360度絶景の小富士に出る。
記念に絵を写し取れる型が置いてある。観光協会でのツアーだともらえるセットに紙とクーピーが入っていて、ここで使う。
小富士の展望所への道を進むと南崎の白い浜と珊瑚礁、外洋には島と流れの速いあおい海。港に着いていた時は曇っていたけど、ここに着いた時にはすっかり晴れて、もう絶景。

少し戻り南崎を目指す。途中、春の咲くはずの花が咲いていて、よく見たらあちこちにあり異常だとのこと。

南崎にある休憩所でお昼休憩。宿で作ってもらったおにぎりが絶品。
小富士から見えていた白い浜へ出る、岩礁の小笠原ではあるがここは穏やかな湾なのもあって丸い石と珊瑚の化石でできていた。深く積もっているようで波がくるとカラカラと下の方から音が響く。これまでも何kな初夏こういう海岸はあったけど、ここは珊瑚も多いためか歩くとキンキン鳴るのが特徴的。
また一時間ほどかけて戻る。

一旦、街に戻る。とちゅうガソリンスタンドによる。なんでも日本一高いそうで、補助が出てるのに260円以上してた。でもまあ、ここまで運ぶ手段を考えれば安いか。
民族博物館ロース記念館へ。とりあえず、かつてこういう感じだったという写真をひとしきり見て、さらに北を目指す。

新夕陽丘。夕日の他に西側の島々を見渡せホエールウオッチングができる。旧夕陽丘は?

桑の木山へ。島の西側は戦後持ち込まれたアカギの木が繁殖し、この山の名前のもとになっているオガサワラグラの巨木が減ってしまったそうで、アカギの繁殖をコントロールしているそう。
また、固有種で母島でも希少植物である小さいラン、ムニンシュスランが咲いていた。これもこの時期にしては珍しいらしく、運良く見ることができた。
また、マルハチもあった。広域分布種のヘゴと小笠原固有種のマルハチと小笠原固有種で父島にしか分布しないメヘゴがあるそうだが、父島でもそう言われたけど、違いがわからん。
東港へ。禁止になるまで捕鯨が行われていたそうで、今は桟橋が残るだけ。当時の建物が海底に沈んでいて魚の棲家になっているということでダイビングスポットらしい。
東港のちかくには北村小学校跡があるのだが、言われないとわからないくらい森に埋もれていた。今は母島は沖港周辺にしか人は住んでいないとのことだが、かつてここに集落があったのを感じられるところ。

母島の道の北の端、北港。高さも奥行きも深い入江にある。今は桟橋のみが残っているのだが、すっかり波で削られて丸くなっている。ロース記念館でみた桟橋の写真ではきちっと角があったので、歴史の流れを感じる。
また、ちょっと残念ながら流れ着いたゴミがおおかった。

さて、街に帰る。途中夕日や乳房山の展望所んいよる。

少し時間があまりそうとのことで、砲台跡のある静沢の森遊歩道へ。島のあちこちに大砲が残っていると聞いていたが、錆びてはいるが朽ちてはいないし、壊されてもいないし、落書きとかもない。とくに囲いもなく森を歩いていると突然出てくる。これだけ普通にあるのはめずらしいけど、ここが集団疎開前後でガラッとかわった島の歴史とかとかかwってくる文化の違いなんやろな。
ふと上を見ると、パパイヤがなってた。野生のパパイヤなんてあるんやって感動。そりゃあるんやけど。

もうちょっと時間があるのでということで街の端にある鮫ヶ崎展望台へ。ガイドさんが毎朝散歩してはるコースだそう。街からすぐの距離で崖の上から海を眺めることができる。ここは一目でお気に入り。

港も散歩。漁船が戻ってきたので、ガイドさんが見に行きましょうということで、漁協の港にお邪魔する。小型の船ながらマグロが数本、1m超えるソデイカがどんどん上ってくる。いやー近くでこれだけ獲れるのはおどろいた。

観光協会でシリアルナンバー入りの小富士登頂証をいただき、ツアー終了。宿まで送ってもらう。
宿は母島の街部分の西の端にあるラメーフさん。緑に囲まれたペンション的な建物。デッキが広く、釣り道具の整備やダイビングアイテムの洗濯などもできる感じで、いろんな目的できた人がゆっくりできる感じのところ。

そろそろ日没なので、宿からすぐの鮫ヶ崎展望台へ。ばっちり海に夕陽が沈むスポットやった。この数年何度も海に沈む夕日見てきたけど、どこで見ても共通にいい。沈んでからもしばらくぼーっと眺める。

で、急いで宿に戻って夕食。今日も島づくし。

今日は双子座流星群極大ということで、三度、鮫ヶ崎展望台へ。向かう途中でもう2個も流れ星が見られた。もうええやんって感じやけど、せっかく三脚持ってきたのでちゃんと展望台へ。影ができるくらい月がめっちゃ明るいので、観測できるのは北と東。
それでも天の川がうっすら見えたし、街の近くでこれだけ見えるのと、双子座流星群やのにウインドブレーカーくらいで行ける気候なのはとてもいい。(先月の奥山梨での極寒装備での星空観測のイメージがあるのでとくに)
また、ちょうと月の方角に雲が出てきたので、どんどん暗順応が進んで見えるようになってくる。
結局1時間ほどで4つ見られたので満足して帰る。なんせ早起きやったので。

2021年12月14日

小笠原_母島散策、出港

宿散策。

朝食前に、日の出を見に4度鮫ヶ崎展望台へ向かう。山の方からも行けるということで行ってみた。普通の山道のようでやっぱりタコの木があると亜熱帯感がある。ほどなく展望台へ出るのだが先に見えない山道の方が遠く感じる。

日の出まで海からとはいかなかったが、それでも日の出と共に陰影がくっきりでる海の様子がみられて満足。
めずらしく先客がおられて、朝日を見にこられたのかと思ったら鯨の観察をされているそうで、遠くにいるのが見えるらしい。3頭とのことで、一昨日父島のツアーで見た3頭みたいだった。鯨の話をしていたら、羅臼だと色々みられるという話になって、去年行きましたよ、からいろいろ旅行の話ができて楽しかった。

朝食いただいて、チェックアウト時間まで宿でくつろぐ。
船が出る11:45くらいまでぶらつく。とりあえず最後にもう一度と展望台へ。やっぱりいい。

沖港の観光案内所に寄ってちょっと買い物。
街の方へ行き、まずはお寺さんの奥にある鍾乳洞。観光案内所でヘルメットなどを借りる方式。まあ、鍾乳石の壁がある。

ぱっと見たところ集落を見下ろせそうな小剣先山に登れそうなのだけれども、とちゅうで戻る。後で見たら15分で登れそう。行けばよかった。
みたところ島唯一の商店。普通のお店なのだが普通のお値段でペットボトルとか売られていて送料取らないんやなと感心。
JAさんへ。今はパッションフルーツはないとのことだけど、プチトマトが美味しいとのことで購入。
港にはガジュマルの巨木。木下で休むのが気持ちいい。

月ヶ岡神社にもより、観光案内所へ戻ってきた。

まだ時間があるので港の入り口の方でトマト食べながらぼーっと過ごす。
たぶん人工砂浜があり、ぼこぼこ掘ってあったので海亀が産卵に来てるんだろうというのがわかる。

短かったけど、母島を後にする。

お引越しされるのか、朝ドラの「来週からは東京編」みたいなシーンがあった。子供たちや先生が桟橋を走ってこられて、感動。

ついに曇ってきたけど、帰りもデッキに。
母島は、人口450人ほどでみなさん港周辺で住まわれている。 と聞くとやはり過疎化してそうなのだけれども、建物は内地と変わらないし、空き家なども見られず綺麗な街並み。30〜40代の人が多く、保育園の散歩も子供たちがぞろぞろと、若い人が多い印象。 父島はなんだかんだ動きがあったが、母島はのんびりしている感じがした。 まあ、小富士と鮫ヶ崎展望台からの景色は忘れられない。

父島に到着。おがさわら丸の乗り継ぎが1時間。ここで小笠原ツーリストさんからおがさわら丸のチケットをもらう。と、きてくれたのが初日のガイドさんだったので、いろいろ旅行の話など。父島で観光やってると、客が来るのが土曜から火曜までという周期があり、一年が早いんですよね、とのこと。こっちも週明け共有して、週末吸う方まとめてのくりかえしなんで変わらんですね、と出港おの時間。
父島といえばおみおくりなのだが、最初に出てこられたのがさきほどのガイドさんで発声と和太鼓の演奏。ガイドさんや観光協会の方や宿の方みなさんが来ていて、お互い見つけては、ありがとうございましたと声かける。船はこういうのができていい。まぁ、観光客はほぼ全員この船で帰るので観光のお仕事されている方は見送りに来られるわけで、それが週に1本しかない船でしか来られない父島らしいところ。
出港すると今度はクルーザーが並走してきて、こちらも観光の船。で、最後が海のツアーでお世話になったみなさんの船。と、島にいる間にお話しした人が、また来てください、いってらっしゃい、と見送ってくれるというのがいいのやな。もう見送ってくれるだけで感動。
さて、また船で24時間。

夜、デッキに出て星を眺める。また星が綺麗。とiPhoneで写真撮ってみたらばっちり映るので驚き。というか流れ星が写ってた。これまた運がいい。
デッキは22時までなのでぎりぎりまでいて部屋に戻る。最後まで楽しめる。

小笠原は週1便の船でしかアクセスできないので土曜に人とモノが届き、火曜に出ていく周期で全てが回っている。そのため港へみなさんが迎え送ってくれる。
独特の生態系がある一方で、人が住んでいる歴史は浅いので、土着の文化がなく、短時間の滞在ながらも入りやすい印象があり、また空き家もほとんどなく若い人が多いという、よくみる過疎化をかんじないところが印象的。
週に1便、片道24時間という制約のある中、みんなで支え合うだけでなく自立してやっていける力が必要で、だからみなさんが生き生きされているのだろうなと、そういう点でも、これまで訪れてきたところとは全く違うところだった。

2021年12月15日

小笠原_帰港

つけっぱなしやったPCR受けてきましたよ、の印のProtect Bonin Familyに、タコの葉細工のブレスレット。

何もない絶海の日の出。ちょうど水平線のところが曇ってしまってたけど、気持ちいい。

で、やることないので船内うろうろ。

11時に伊豆諸島や富士山まで見えてきた。帰ってきた感。
夜にばっさんばっさんなっていたのもあって、デッキの手すりは塩の結晶だらけ。

ということで、最後にレストランで塩ラーメンをいただいて、ラウンジで島レモンスカッシュいただいて下船準備。

定刻より少し早く竹芝に到着。もうスーツケース持って帰る気しないので、海外旅行からの帰国ばりに宅配便でスーツケース送って、ゆったり新幹線で浜松に帰る。

2021年12月19日

三日日みかん

今年もみかん買いに三日日のJAさんまで。
今年は例年以上に秀品が売れてるようで、全然残ってなかった。ら、ちょうど入荷したということで一箱送ることができた。さすがJAさん。

2021年12月25日

梅が島、朝霧

年末恒例梅ヶ島温泉、黄金の湯へ。何度来てもいい。しかも他誰も来なかったので露天貸切状態。それはそれで心配やけど。

毎度気になってた南アルプスの大規模崩壊の大谷崩へ。上まで登る気は無いので車で行ける麓の扇の要まで。麓とはいえ標高1,200m。
大谷崩は標高2,000mから高さが800mにわたり崩れている日本三大崩のひとつとのことだが、見事にさすがで、ガレ場の石の種類が豊富。

白糸の滝に、音止めの滝のカフェにも寄る。

昨年もきた田貫湖からの富士山はいまいち。

朝霧アリーナって何?と思って曲がってみる。一見、芝生広場なのだけれどもたしかに形はアリーナっぽい。富士山どーんと見えていい。
道の駅朝霧高原でコーヒー牛乳。ちょっと寒い。

富士山ビューの富士クラシックホテル。直前予約だったので夕飯予約してなかったけどコース料理用意していただけた。ありがたい。

2021年12月26日

朝霧

富士山ビューな部屋なのであったかい中での富士山からの日の出。
この日んお明け方-9度で、車中ガチガチに凍ってたのと、道の怖いので、日が十分さすまでゆっくり露天に入る。

朝霧高原うろうろ。どこからでも富士山が見える。

まかいの牧場へ。ご飯が見えないほどの豚丼。BBQ用なので北海道のんみたく厚切りなのがいい。
お約束のジェラートもいただく。

2021年12月31日

帰省

帰省。今年は大雪とのことで新幹線で。浜松はいい天気やったけど、関ヶ原ですっかり真っ白。
お約束で松葉さんのにしんそばもいただき年末って感じ。