2023年6月 3日

大渋滞 新穂高温泉

上高地へ。と思ったが、愛知東部から静岡全域で記録的な大雨に伴いどうなるかわからないので、日の出前に出発。新東名は通行止めながら中部横断道は新東名から入るので、最初に入れるのは山梨の富沢で、富沢へ行く一般道は行けそうだったのに現地に着くと通行止めに。情報遅い。
で、しかたなく愛知周りに戻ると、今度は豊川、豊橋が冠水まくりでぴたっととまる大渋滞。ナビの情報が更新されるのは全員同じなので、回り道しようにも結局みんな同じなので結局渋滞。それでもまだ土地勘があったので細かい道を駆使しし、冠水してなさそうな橋を選び、なんとか岡崎に着いた。浜松から岡崎まで6時間。(一回静岡行ったから9時間)
その先は信じられないほど快適な道をひたはしり、今日の宿のある奥穂高に到着。12時間もかかった。ほんとなら、松本と上高地寄ってからの予定やったのに。

奥飛騨温泉郷にはおおきく5つの温泉郷があり、ここはその最奥の新穂高温泉郷。まずは、北アルプスから流れてくる蒲田川沿いに作られた野湯の新穂高の湯。例年ならもうやっているはずなのだけれども増水のために閉まっていた。残念。

新穂高温泉郷にはさらにいくつかの温泉の源泉エリアがあり、今日の宿はその中尾温泉にあるリゾートインちろり庵。
焼岳を見晴らす展望所の前にあり景色が良い。建物はアルプスのロッジ風ながら、和風な貸切露天風呂がある。露天風呂からは槍ヶ岳も見えるというのがあるが、貸切とは思えないほど広い。よくある日帰り温泉の露天だとしても広い方で、しかも貸切露天は3つもある。さらに、大雨ということもあるのかもしれないが、宿の方曰くそもそもエリア一帯でこの日は客が少ないようで、ちろり庵も俺を含めて2組だけ。なので貸切露天風呂はいつでも貸し切れる。
温泉は敷地内の自噴の単純硫黄泉。90度ということもあり加水はしているが湯量は多くて掛け流し。
とにかく大渋滞で、旅行を諦めようと凹んでいたくらいだったので、この待遇もう最高。
さらに専任のシェフがおられて飛騨牛始め地元の食材・自家製ソースを使った料理もまたいい。一皿一皿おみごと。最後のオリジナルカレーまでもう最高。

食後また広い貸切露天貸温泉入りまくり。もうこの宿最高すぎる。
まさに地獄から天国な一日やった。

2023年6月 4日

上高地 木曽

早朝、温泉郷を散策。温泉街というものはなくて宿がポツポツある感じでとても静か。これはこれでいい。
中尾温泉は活火山の焼岳の麓にあり、噴出量は毎分2900ℓと豊富で、温度は90℃と高温。焼岳の登山口あたりにある源泉では地熱発電の施設もあり、研究がすすんでいるよう。ほかにも豊富で高温な湯量で道や屋根の融雪に床暖にと、温泉郷全体でエコ活動をされているとのこと。

運休中のロープウェイ乗り場近くの案内所に、野天風呂の深山荘に、北アルプス大橋(この先が中尾温泉なのだがこの先通行止で来た道戻る)などぐるっとまわる。

宿に戻り、また風呂に入り朝食いただき(これまたよかった)、また風呂入りで満喫して上高地へ向かう。

新穂高温泉郷から30分弱で上高地へのバスが出るあかんだな駐車場へ。ちょうどバスが来てサクッと乗り込む。天気は最高だが昨日の影響でやはり空いてるそう。大正池からの道が水没しているそうで歩けないとのことでバスから池を見る。めっちゃ綺麗。
帝国ホテルでバスを降り、田代橋から梓川沿いを歩くことにする。

それなりに人いるんじゃないかなと思っていたのだが、週末快晴なのにすいてた。かなり運がいい。
で、川沿いを歩いているだけなのに気持ちがいい。山ってわけでもなく平坦だし行ってみれば川沿いの道なのだけれども、大自然感があって全く違う。なるほどね。

河童橋付近にくるとさすがに人が多いけど、こちらも写真で見ていたのよりは少ない。とりあえずトワサンクのアップルパイをいただく。カウンターでいただくのだが景色がいい。で、しばらく奥の方も散策して河童橋に戻ってきたらちょうどレストランの開店時間でさっそく河童橋と穂高の球を見ながら山賊焼きをいただく。そういやここも松本市なんやなと気がつく。蓋も松本氏バージョン。
思っていたより短くいなったけど大満足で帰る。もう空いてる日じゃないと行けなくなったな。

ここまできたらいつもの道で帰るのは面白くないので奈川渡ダムから山側の道を走ることにする。
野麦峠の北側に奈川という地区の道の駅に寄る。こんな奥に600人ほどが住む集落があるのかという田舎っぷりながら、道の駅はじめ街は綺麗な感じ。標高1000m越えでいい蕎麦が採れることや、かつては飛騨との街道の要所ということだったようで伝統行事などの文化も長々受け継がれているとのこと。こういうところほんとにいい。

長野県道26号線を走りちょっと19号線を戻ったところにあり木曽平沢へ。隣の奈良井宿と共同で漆器の祭りが開催されていた。祭り期間ということで漆器の博物館も無料開放。木造の温かみのある博物館で木曽の漆器の歴史や製造工程を知ることができる。

祭りということで出店が出ていたり各漆器の店舗が表で販売されていてなかなか賑わっていた。そんななかで以前テレビで見て気になってた丸嘉小坂漆器店へ。ガラスに漆を載せた商品が多いのだが、さらに白漆も多いところが気になってて、さすがによかった。白漆のガラスの平皿とボウルを購入。もともとは家具を作られていたそうでものすごくお高かったけど木の椅子やベッドも良かった。

昨日は冠水で全然進めずあきらめようかと思っていたが、それを忘れるくらい、温泉、大自然、工芸を見れていい旅行ができた。

2023年6月17日

八ヶ岳 編笠山 森のキャンプ場

たまには少し高い山にも登ってみようと、見るばかりやった八ヶ岳の最南端の編笠山へ。登山口の駐車場が広いのは知っていたがみんな考えることは一緒かなと思い日の出前に到着を目指すが、たどり着いたら第二駐車場もかなりいっぱいやった。
南アルプス側が日の出で赤く焼けるのを見届けて登山開始。駐車場自体が標高1500mほどあるのでもう景色が良い。
登り始めた直後は平坦だが、すぐに山頂目指してひたすらまっすぐ登る感じでそれなりに急な岩場が続く、けっこう木が生い茂っているので景色もイマイチ。ちょいちょい富士山見えるくらい開くところもあったけど、景色メインの俺としてはかなり修行ルート。

ひたすら登ること3時間ほどでやっと頂上付近に。編笠山山頂は2523m、登山口からはだっと1000mの高低差。とたんに木々がなくなり、見晴らしが良くなる。ここまでとのギャップがすごい。
八ヶ岳はもちろん、富士山、南アルプス、木曽、ついこないだ行った飛騨山脈、という山だけじゃなくて、なによりも北杜市から諏訪湖までの街もみおろせるのがいい。一時間ほどぼーっど眺めてたけど全然飽きない。

きた道で戻るのは面白くないので青年小屋まわりで降りることにする。青年小屋までは土の急斜面と大岩を渡り歩く道でいっきに降りる。15踏んでいけると書いてあったのに、下りが苦手なのもあって30分もかかった。

そこからまた景色が全く見えない苔むしてたり、ぬかるみが残る道をひたすら降りる。なんだかんだ上りと同じくらい時間かかって登山口に戻ってきた。頂上はいままででトップクラスに良かったが道中ももっと景色が楽しめたらええのやけどな。でも、2500の山をのぼったということで大満足。降りてきたら駐車場に続く道に何十台も路駐の車が並んでいた、これやと登山口までもかなり登らないといけないので、やはり早くきて良かった。

登山の後は温泉ということで、富士見高原の広原温泉 ホテル八峯苑にある鹿の湯へ。こちらはナトリウム硫黄塩・塩化物温泉の自家源泉の温泉。
黄白濁で鉄分塩分が多めの八ヶ岳らしい温泉。露天も広めで良い。基本白濁なのだけれども時間帯で翠色になるのだそう。
ちなみに、こちらで乾物のポップアップ店があったのだけど、皮付きイカとパイナップルの芯の乾物が良かった。もっと買ってくれば良かった。

原村の森の中にある、あぴの森キャンプ場で今日はキャンプ泊。
こちらのお父さんの手作り感あふれるキャンプ場。ツリーハウスにターザンロープ、スラックラインなどなどいろいろ遊べたり、小さな図書室もある。こちらでは平日に学校に行けない子供達のための施設にもなっているそうで、たしかにこれだと多すぎない人数でそれぞれがそれぞれの時間を過ごせそう。シャワーにトイレに炊事場にそれらも手作り感あふれていてそういうところも良い。森の中なのでこのキャンプ場以外の音は全くなく、またこの時期でも涼しいくらい風が抜けて気持ちのいいところ。10組もこれないというところもいい。ちょっと気になったのは石が多くてペグがなかなか刺さらないくらいかな。ぜひぜひこういったキャンプ場が増えていってほしい。
今年はキャンプしまくってきたけど、やっと道具が揃った感じで今回はあれもほしいなというのはなかった。

2023年6月18日

八ヶ岳麓

近くの温泉があくまでキャンプ場周辺散策したりでゆっくり過ごす。ほんとここいい。

信州原村八ヶ岳温泉の原村八ヶ岳源泉 樅の木荘のもみの湯へ。泉質は昨日と同じナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。こちらも内湯は広くてゆっくり入れる。ゆあみ処もめっちゃひろくていい。こちらには入浴とセットで食事もいただけるということでそばのセットをいただく。

近くに八ヶ岳中央農業実践大学校がありその直売所へ。行ってみてびっくり、小さなお子様連れの家族でいっぱい。こんなに奥なのに。
広い牧場で遊ぶのもよし、牛さんをみに行くもよし、BBQもあり、キッチンカーもずらり。そんな中飲むヨーグルトをいただく。やっぱ牧場だと格別。

ゆっくり帰る。富士川の道の駅へ。いつも朝早いかほぼ夜に到着していたのでイメージはただの休憩所だったのだけど、いやいや大人気スポット。バームクーヘン屋さんのイートインスペースで休憩。ゆずのハードなバームクーヘンうまかった。