2011年11月19日

エジプト旅行 2日目 -ルクソール(ナイル川西岸、カルナック音と光のショー)-

ランチ後、ナイル川を渡り西岸へ。ちなみに東岸は日が昇るから生者、西岸は日が沈むから死者という考えがあるよう。

エジプトは国土の5%のみ緑地帯でソレ以外は砂漠。その5%はほぼナイル川沿いらしい。そしてルクソールより南は延々とサトウキビが、北はナツメヤシが栽培されているらしい。道中収穫されたサトウキビを運んでいるトラックや荷馬車(ロバ)をよくみかけた。

また幹線道路は縁石があり、ハイビスカスなどが植えられていてけっこうキレイに整備されていた。運転はまあ荒いかな。

西岸に広がる岩山に入ったところにある王家の谷へ。撮影禁止だったので写真なし。
ピラミッドが建てられた古王国以降、ピラミッドは墓荒らしにあったのを見て、中王国、新王国ではここに地下に墓が造られたそう。これでピラミッド建設の技術が失われたんやなぁ。残念。
思っていたより観光客が少ないのですんなり入場できた。今年になってカイロでの事件が発生して以来日本人が激減したらしい。

ここには60以上の墓が見つかっている。そのうちの十数カ所が公開されており、各墓の入り口で2穴パンチでチケットに穴をあけられ、3つまで見学できる。ツタンカーメンの墓のみ別チケットが必要。それぞれの墓は数十メートルくらい階段やスロープをおりたら行き止まるくらいの長さで、そこで壁画や棺を見ることができる。これがみごとな壁画や、巨大な石棺で見応えあった。
ツタンカーメンの墓ではツタンカーメンのミイラが展示されている。知らずに入るといきなり出て来てビックリ。

王家の谷から車で10分ほどのハトシェプスト女王葬祭殿へ。
ハトシェプストはエジプト最初の女王。3段のテラスと一番奥に至聖所がある。遠目にここをみたとき、最近できた施設かと思ったほどみごとに残っていて、どこからが観光用に近年建てた施設なんかよくわからんくらい。壁画には貿易をしていた様子が描かれていて、そういう人やったんやなぁと感じられる。3階のテラスから街の方を見るとサトウキビ畑が広がっていて景色がいい。ってかアフリカの空は、青くて、日差しの強さで、畑の緑、空と川の青、山の赤がビビットできれい。

ちなみに1997年に渡航禁止にまでなったルクロール事件があったのもここらしい。

メムノンの巨像にちょこっとよって、ルクソール市街へ戻る。

夕食をとって、「音と光のショー」を見に再びカルナック神殿へ。
音と光のショーでは、ナレーションと遺跡に映した映像でテーベの歴史を解説される。章立てになっていて、カルナック神殿入り口から順々に進んでいく。最後はシートに座って遺跡の巨大スクリーンで見る。解説の言語は日替わりだが、受付で無料のラジオを借りていろんな言語で聞くことができる。
映像や音はともかく、ライトアップされた遺跡は見応えあり。

しかし、夜は寒い。緯度的には沖縄くらいかと思うが、Tシャツ、カーディガン、ニット上着くらいじゃ肌寒かった。

で、ホテルへ。
さっそく感激できた一日やった。