2009年3月 7日

展覧会いろいろ いかセンター

日比谷のビルの間に期間限定で作られたスペース、日比谷パティオにて開催中のテオヤンセン展へ。

風やペットボトルにためた空気圧で節足動物のように歩く「ビーチアニマル」と呼ばれる大きな動態オブジェ。
全長10mもあるコイツは、背中の羽で風を受けバタバタすると自転車の空気入れの要領でペットボトルに空気がたまり、その空気圧を利用して脚元に付けられたスティックを地面に押し付けて、スキーのストックで進むみたいにして歩く。しかも節足動物みたいに。触覚があり、それが何かに当たったらスティックの向きを変えて進行方向を変える、という一連の動作が自動的にできる。すごい。
ただ、満タンまで空気を蓄えても3分もたないとか、頭を地面に打ち付け、それを軸に旋回できる機能はあれども、自分で風向きに合わせて旋回するということができないので、完全な自走には至っていないとのこと。

もう動けなくなってしまった"化石"たちも展示されていた。実際に手で押して動かせる全長3mくらいのんもあった。ちっちゃい子でも動かせるくらい軽くて驚き。
DVDでコイツらがビーチで歩いている映像を見ていると、ほんとに生きているみたいに見える不思議なビーチアニマル。
最終的には人が介在しなくても"生きていける"ビーチアニマルを目指しておられるとのこと。
うーん、いいもん見たって感じ。

リコーのギャラリーで開催中の織作峰子さんの写真展へ。ヨーロッパの街並みとおじさんが映っている写真とか好きな構図のんがあってよかった。

DNPさんの本社でやっておられる、Louvre - DNP Museum Labへ。ファンホーホストラ-テンの部屋履きの展示と、その解説で作られたインタラクティブなコンテンツの展示があった。タッチパネルを操作しながら、遠近法や光と影の効果といったる空間表現技法の理解ができるコンテンツがよかった。まずなんとなく絵を見て、一通りのコンテンツを見て体感してから帰りにもう一度絵を見ると、違った見方ができるようになってておもしろい。

夜は新宿いかセンターて飲み会。すごいネーミングの店やなぁと思っていたが、三浦から直送の魚に、なにより生簀にたくさん泳いでいるイカがおいしい。新宿でも透明のイカがいただけるとは。刺身の盛り合わせに、金目ともグジともまた違うタイの仲間(・・・名前忘れた)の煮付がめっちゃおいしかった。店長さんと知り合いということで、なんやかんやとメニューにないの出してもらえて満足。