2005年10月15日

ディーター・ラムス展 建仁寺 AceCafe

友人と建仁寺で開かれている「ディーター・ラムス -Less but better-展」へ行く。

でもその前に、天一総本店(最近はベッキーがCMに出ているらしい)やら、JEUGIA三条本店(左利きコーナーがあった。わかってらっしゃる)、TEMAS(今月末にでるらしいジャケットがいい感じやった)やら寄り道して建仁寺へ。建仁寺は祇園にある日本最古の禅寺ということで、広い方丈に枯山水の庭と長々と座ってたくなる落ちつくところ。

日本の寺院などの日本伝統建築に影響を受け、禅の「生活様式を第一に考えた、無駄や華飾のない建築や内装」というのを見て、自身のデザインに対する姿勢が正しいことを認識されたというラムスさん。特に建仁寺の清浄さがすばらしいとのことで開かれた今回の個展。建仁寺のいくつかある和室の床の間に、「白雪姫の棺」と呼ばれるレコードプレーヤーなどラムスさんがデザインされてきた家電や家具が60点ほど展示してあった。
ディーター・ラムスって、この個展が開かれるということで初めて認識した名前で、今月のcasaに特集が載っていたので読んでみた。そこでは「機能的で合理的。無駄がなく単純な中に美しさを備える」とラムスさんのデザインを紹介し、ラムスさんが言ってはるデザイン10原則が載っていた。そこで一番共感できたのが「よいデザインは製品をわかりやすくする」。オレは大学入ったときに、カッコイイとかキレイとかだけでなくて、"心理的な見せ方次第で説明書を薄くできるデザイン"ってのが面白そうで、ヒューマンインターフェースコースに入ったのんを思い出した。(いつの間にやら違う方向になってもうたけど。)ラムスさんが家電をデザインされていた頃とは違って、過剰に機能が組み込まれるようになり、生産の容易さやコスト、マーケティング重視となってしまった(日本だけかな?)現在では、プロダクトデザインの巨匠はどんなデザイン活動をされていくのやろうか、できるものなら見てみたい。

建仁寺を後にして、錦やら新風館やら寄って、木屋町三条上がったとこのエンパイアビルにあるAce cafeへ。本ではよく見てたけど行くのは初めて。東山や鴨川を見渡せる席はさすが満員。意外とパスタが充実しているので食事に行くにも良いかも。

京都を案内しようとすると思うんやけど、京都らしいってのが写真で切り取った範囲で見た古い街並の印象で来られるので、古いのと新しいのが混ざったのが京都やって思ってるこっちには難しい。

コメント[2]

頑張って、脳科学、脳神経学、心理学を統合した「ひゅーまん・いんたーふぇーす」を作るのだぁ。(笑) >きゃにい氏

タイムリーでしたねぇ。(笑)
本職も、違うジャンルも、知見を広めていきたいモノです。
時間欲しいなぁ