2024年2月23日

伊豆大島 1日目

今年も島旅ということで、近場の伊豆大島へ。熱海からジェットフォイルで行けるってのが良くって、たまたま3連休やのに取れたのでいざ。
熱海駅から熱海港までバスで移動しひたすら待つ。誤算だったのは熱海港周りにはお店がない。バス停いくつ分か戻ってようやくコンビニ発見。
しかし、久しぶりの雨模様。
で、ちょっと派手な高速艇で伊東経由で1時間ほどで到着。

伊豆大島には港が2つあり波の高さなどでどちらになるか変わる。次の日わかったが、今日はどちらになったか朝島内放送が入るくらい急に決まる。
この日は岡田(おかた)港。さすが椿の季節の3連休でツアーのところが激混み。
今回はレンタカー借りられなかったのでバスで移動。どちらの港になるかでバスの路線も変わるという、なかなかめずらしいところで、逆に乗換案内的なものが使いにくい。とりあえずバス案内所で宿までどう回れるか確認。ほぼ全路線を乗る経路でいけそうで、一日乗車券を購入してバス停へ。と思ったが、雨は止んできたけど立ってるのも厳しいくらいの風で傘なんてさせないのでギリギリまで港のビルで待つ。

まずは大島公園へ。公園のメインは椿園で東京ドーム1.5倍の敷地に園芸が4千本、自生が5千本の椿がある。ちょっと時期が遅かったのか結構落ちていたが、温室はいい感じに咲いていた。ひとえに椿と言っても大きさだけじゃなく、形も色もさまざまで、赤白のグラデーションや霜降りみたく模様があるもの何がはめっちゃ綺麗で驚いた。

椿資料館もあり、椿に関する情報だけでなく一輪の花がずらっと展示されていた。椿まつり期間外はドライフラワーで椿を見ることができる。

さらに大島公園敷地内には動物園もある。雨風強いので軒に隠れている子たちが多かったけどけど、それでもかなりの動物たちをみることができた。一般の動物園ほどではないまでも無料なのが信じられないくらい充実。入園料払わせろ感があるいいところ。

大島園から1日1本しかないバスで三原山を登り大島温泉ホテルの温泉へ。露天風呂からは三原山を一望なのだが、めっちゃ雨で何も見えへん。ホテルはいくぶん古い感じがするが、晴れてたらめっちゃいい温泉宿やなぁ。

一日2本のバスで岡田港に戻り、今日はおやすみの元町へ。元町へのバスは臨時も出ていて充実。

スーパーで地物をいくらか買い込み、元町港へ。入るなり、今日は岡田港の看板があり、シーンと静まり返ってる。でもパン屋さんは開いてた。街もそんな感じで、雨だし、港は空いてないしで、レンタカーが借りられないくらいお客が来てるのに、一番の繁華街がガランとしているのは、この町でおみせやるのは難しそうやな。バスで宿がある伊豆大島南端の波浮港を目指す。途中、地層切断面を通過。思っていた以上にでかい。

波浮港の高台側にある山の上で降りて散策しながら、たい焼きで有名な島京梵天へ。
古民家をリノベしてたい焼き屋とゲストハウスをされているとのことで、普通の民家にお邪魔するよな感じで入る。少しながらカウンターと座席もありイートインできる。あの充電バイクもレンタル、充電ができるところになっている。
たい焼きは注文して焼くスタイル。明日葉を使った冷やしたい焼きもある。皮は甘すぎずでこの羽ところか隣のタイまでついてくる皮も最後まで美味しくいただける。ゆったり雰囲気もあって、帰り道にあったらつい寄ってしまう良いお店。

島京梵天から崖を降りて波浮港へ。雨上がりなので石畳が怖い。

波浮湊は数えるほどの家と漁港だけの風情ある小さな町。ここの真ん中あたりに今日のお宿 Stay Doさん。もともと化粧品屋兼住宅だったところをリノベされた、一日2組限定のお宿。店舗だった土間のところがフリースペースになっておりなにやらレトロなものがずらっと並んでいる。十分過ぎるほどの食器や器具のある台所も自由に使える。お部屋やトイレなども綺麗にリノベされていて気持ちよく過ごせそう。ゲストハウスながら2組だけなので静かにゆっくりできそう。ネットっで予約したんやけど、そこからメールでいろいろやりとりさせてもらいながら旅行の相談もできて、今時ながらもアットホームでよい。

夕食は波浮港にある港鮨さん。Stay Doさんに予約しておいた方がいいと言われていたが正解で、予約だけで満席やった。どちらかといえば創作寄りの新しい試みのお寿司。とくに卵はなかなかおしゃれやった。お寿司だけじゃなく天丼や焼き魚もある。地魚にぎりにべっこうにぎり、カンパチの焼き魚も最高においしい。ちなみに、カウンター席やったのだけどお隣におられたご夫婦が、過去にかなり旅行されてきたようでいろいろ楽しくお話しできた、が後で大将が教えてくれたのだが町長ご夫妻とのこと。もっといろいろ聞きたかった。気軽に入れて、回らないお寿司ながらお値段も手頃で楽しい食事やった。