2023年9月 9日

山口旅行 2日目 萩、湯田温泉

萩市街の東側にある世界遺産の萩反射炉跡へ。残っている遺構は煙突だけとのことだが、そもそもこの反射炉はオランダから持ち帰ったスケッチで見よう見まねで作られた試験炉で実際には使われていなかったそう。ただここが始まりで韮山反射炉も作られたということなら、今はすぐ横を線路が走っているくらいだけどよく残ってたなぁ。

反射炉近くの漁港の湾内にある、こちらも世界遺産の恵美須ヶ鼻造船所跡へ。今は堤防と跡が埋まっている広場。反射炉同様に案内できる方が常時おられるみたいで萩市の力の入りようが見える。

ひさしぶりの萩市街へ。萩市街は阿武川の河口だか湖的なところが火山からながれてきた土砂で作られたところ、山に囲まれたところながらかなりフラットな三角州になっている。その端っこにある萩城跡へ。さすがの暑さからかガラガラ。

城下町も少し散策。城下町的な雰囲気が残るところは全国にあるけど、この規模で雰囲気よく生きた形で残っているのは珍しいと思う。ただ、夕方近いからかこちらも人はまばら。泊まるところ少ないからしかたないかなぁ。
萩は明治日本の産業革命遺産の中では少し地味な感じになっちゃうが、製鉄・製鋼、造船一連のの始まりの地ということで重要なポイント。各所に解説の人がいるというのはすばらしい。

山口市の中心にある湯田温泉へ。とりあえずチェックインだけして散策に出る。まず、足湯カフェでもあり観光案内所でもある狐の足あとで情報収集して、さくっとシェアサイクル借りる。通りごとにデザインマンホール蓋があるので忙しい。湯田温泉には白狐伝説があり、白狐にちなんだモニュメントがあちこちにある。とくに、湯田温泉駅まえの白狐像ゆう太は8mもあり、そのそばにある足湯を見逃すくらいでかい。あとポストも白狐のがいくつかあった。湯田温泉はアルカリ性単純温泉で、非火山性にしてはめずらしく72度の高温が7つの源泉から1日2000トンという湯量で湧いている。なので、多くのホテルに、街中に何箇所かあった足湯、それぞれ源泉掛け流しというすばらしい温泉。

山口市で気になってた、メディアアートのイベントを多くやられている山口情報芸術センター[YCAM]へ。とくにイベントやってないのはわかっていたけど、到着した途端どどどっと人が出てきて何かなと思ったら映画の上映がおわったたいみんぐやったよう。こういう新しい物施設なのだけどご年配の方も多くみておられて、幅広い人が楽しめる施設なんやなと感心。YCAMの両サイドにはNHKとケーブルテレビの放送局がつながっており、ひろい芝生の広場もあり、中心地近くにかなり広大な敷地でメディア関連の施設が並んでいて、いろんな世代の人がゆっくり過ごされているいい空間。
湯田温泉エリアに戻り、ちょこちょこお店とか足湯とかみながらホテルに戻る。

今日の宿はユウベルホテル松政さん。100%かけ流しの露天風呂がいい。なにげに併設のレストランに天一がある。
けっこうな部屋の数があるのだけど食事の会場はその部屋の人のためにとってあるみたいで入れ替え性ではないのでゆっくりいただける。せっかくなのでとフグ刺しなどなど贅沢なコースにした。一人なのに半個室で場所もぜいたく。

まだ時間あるので、夜の街を散策。さきほど寄った狐の足あとの足湯カフェへ。足湯の写真撮り忘れた。