2023年7月16日

イタリア旅行 ローマ コロッセオ

ホテルで2時間ほど休んで、いざコロッセオへ。メトロのテルミニ駅はプラットフォームまでえらい遠いのが難やけど、プラットフォームでは天井が半円アーチで雰囲気があっていい。他の駅はいわゆる海外のメトロの駅という感じでちょっと怖い。
コロッセオ駅にてレモンのスムージーをいただき、コロッセオツアーに参加。コロッセオは入場制限があるそうで、ツアーだと並ばずに入れるし、時間のない旅行にはありがたい。

コロッセオは4階建てで、1階はドリス式、2階はイオニア式、3階はコリント式と今日半日歩いてすっかり見慣れた様式がフロアごとに違うタイプ。真下からの迫力はさすが。
手荷物検査を済ませて中にはいる。まずは外枠の回廊を回る感じで、ガイドさんのコロッセオへの熱い想いを聞きながら進む。
そこらじゅうの柱に穴が空いているのだが、これは戦時中にコロッセオに取り付けられていた金属を取り出した際に残った穴とのことで、どこでも同じようなことがあったのだなと感じる。そんな話聞きながらいよいよアリーナに入場。

アリーナの入場口、なかなかテンション上がる。
基本的には床は抜けてて地下の通路が剥き出しになっているが、今は見学用にアリーナのフロアが少し作られているのでかつての角度で見られる。
確かな記録がある分けなないらしいが5万から8万人が入れたそうで、ざっくり東京ドーム並みには観客が入れるんやなというところのアリーナは壮観。いやー、よく残ってくれたなぁ。
ちなみに、もともと床は木製で砂が敷かれていたそうで、一部残っていたらしいが19世紀に発掘された際に取り除かれたらしい。その床を復元してる途中なので、観客席を見上げることもできつつ、地下も見られるいいタイミングで来られた気がする。
ちなみに、床を復元しても決闘は行わず今度は演劇などの舞台として使う計画だそう。

今度は2階へ上がる。周辺部分は博物館的に展示があるのだが、食器や貝塚からの発掘物など民族博物館的な内容になっており、どちらかというと華やかな展示が多いローマの中で庶民的なものが見られるのが良い。
ちなみにコロッセオのイメージとしては観客が決闘をうぉーっともりあがって見ているイメージだったが、食事したり卓上ゲーム(?)で遊ぶなどして一日過ごしていたのだそう。

観客席(だったところ)からアリーナを見下ろす。188×156mの楕円の闘技場、各フロア80のアーチがぐるり見渡すことができるここがいい。
ずっと見てられる、はずやけど今日は暑いので厳しい。

もう一度下に降りてみる、18時になってやっと少し日が傾いてきてコロッセオがすこし赤みを帯びてきてそれもまたいい。
コロッセオは、たぶんローマで一番の観光スポット。このサイズのものが残っているのはすごい。博物館化せずに残していって欲しい。

日没が20時半くらいなのでまだ明るいけど、朝から20km以上歩いてクタクタなので今日はここまで。贅沢ディナーな感じでもないので、テルミニ駅にあるマクドで。マクドのセットのサラダがすごい。日本のスーパーなら4,5百円くらいの量だし、オリーブオイルは小さいながらもボトルでついてきた。

ほんとはまだまだ寄るべきところはあったのやろな。気温が40度近かったし熱中症も怖かったので、まあメジャーどころ回れたのでよいかな。もう十分堪能できた。