2022年11月 4日

洞爺から登別

洞爺湖が展望できるサイロ展望台へ。高いところから見下ろせるのがいい。まさにカルデラ湖というのを味わえる。いやーなにより晴れて良かった。
サイロ展望台からは、洞爺湖周辺をぐるっと遊覧するヘリが飛んでいるのだが、2人からとのことで、残念。
展望台の反対側には北海道らしい牧場越しに羊蹄山も見られた。

洞爺湖畔の有珠山噴火記念公園へ。湖畔全体を見渡せるところ。
2000年の有珠山の噴火を記念して整備された公園で、噴火の影響が残されている。珍小島へは砂州で陸繋ぎになっていたり、地面のずれや敷石が盛り上がってしまったあとなども見られる。
洞爺湖は排水や廃水の影響で水質が低下しているらしい。これで?という感じ。

海側に戻り、世界遺産 高砂貝塚へ。ここは住居ではなく貝塚を伴う墓の遺跡とのことで、副葬品やベンガラの顔料が発掘されているのだそう。祭祀・儀礼の在り方を示す重要な証拠になっているとのこと。うん、まあ公園やな。

高砂貝塚からアイヌなペイントの道を10分ほど歩くと次の世界遺産 入江貝塚へ。こちらは竪穴式の住居とやはり墓域で構成されている。ここには掘った部分がガラス張りのトンネルになっていて、どのようなかたちで埋まっていたのかをみることができるのやけど、この日はおやすみ。さすが平日。
なお、高砂貝塚と入江貝塚の真ん中に入江・高砂貝塚館があり資料館や両貝塚の駐車場となっているのだが、この日は休館日。

海岸線をさらに走り、次の世界遺産 北黄金貝塚へ。ここはこれまでとくらべると広大で。丘陵地になっていて一周まわるのにかなり疲れる。下の方には竪穴式の住居が、上の方には貝塚があったみたい。ここは生業に祭事などの聖人文化、環境適応など幅広い情報が残る重要な遺跡とのこと。資料館も充実。
と、ここまで海沿いの貝塚の世界遺産を回ってきたが、共通しているのは、海に近く(かつては海沿い?)て後ろはすぐに広葉樹林と、けっこう狭いところに作られている印象。正直見た感じ違いはないけど、世界遺産たるところは地下に埋まっているので見に行ってもしかたないのはわかってたところで。さて、あと一つは明日。

ここまできたら、室蘭市街と地球岬へ寄る。
地球岬は、130mの断崖の上から太平洋を一望できるところ。ちょうど夕陽が沈むところが見られた。すばらしい。
ちなみに地球岬とは、アイヌ語で断崖を意味する「チケプ」から「チキウ」、そして「地球岬」となったとのこと。たんに地球が丸く見えるからではないみたい。さて、宿のある登別を目指す。遅くなったつもりはないけど、さすが日の入りが早い。

今日の宿は登別の一番奥にある旅館、登別 石水亭さん。
ひさしぶりに大きな温泉旅館。一人なのにもうしわけないくらい広いお部屋。
源泉は登別の一番奥にあたる奥の湯で、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉。あまりに熱いので加水しているそうだが満足のお湯。客がえらい多い感じがしたけど広い内湯はガラガラできもちいい。
で、早速散策に出る。

フロントで地獄谷がライトアップされていて夜でも楽しめると聞いたので行ってみた。
思っていた以上に広大な地獄谷。あちこちから湯気が上がりまくっている。これは危ない。
地獄谷の奥まで行ける木道がライトアップされているので十分に楽しめる。

まだ19時なってないし、夕食前なのであまり立ち寄りながらって感じにならんかったけど、温泉街ぐるっとみて回りながら宿に戻る。
また温泉にも入り、夕食いただき、今日は疲れたのでさくっと寝る。