2022年8月12日

富山の産業

2日目スタート。

8号線を石川方面へ進んでいると東山円筒分水工という看板が見えて、なんだろうと思って曲がってみる。用水路に常に一定の割合で水を分けるために作られたものとのことだが、これがなかなかかっこいい。円筒の淵に鉄の輪っかがはめてあり水があるれているのが樽みたいな形になっている。登録有形文化財にもなっていて、駐車場に休憩所も完備してあり観光スポットになっている。このあたりは水は豊富な気がするが、それでも均一に分解するのが重要やったんやろなと感じられる。円筒分水工知らなかったけど、あちこちにあるようなので気にしてみよう。

富山市にある八尾(やつお)へ。メインの通りは石畳、無電線化、黒い瓦と格子の統一されていてかつての街道の雰囲気が残っている。養蚕で栄えた町であり、今は曳山とおわら風の盆と祭で知られるところ。観光館では、その曳山と養蚕の展示があり、養蚕で使われていた和紙も、学校だったところをそのまま利用されている桂樹舎和紙文庫で八尾和紙や世界の紙の展示されている。
八尾は井田川から丘を登ったところに広がっており、井田川の方へ降りて見てみるとびっちり詰められた石垣の上に街があるところがなかなか壮観。

高岡市にある富山県総合デザインセンターへ。このあたりは大きな工場や第三セクターの産業支援機関などが数キロにわたって広がっている産業パーク。デザインセンターは、1階には富山で作られた工業品・日用品や富山のものづくりの展示があり、社会見学的に楽しめる。ここはもちろんデザインの支援がメインで、入居オフィスや企業と専門家の協働の場としても使える。
富山県総合デザインセンター近くにある能作 本社工場へ。工場といっても能作の展示や錫製品の商品販売、レストランがあり、特にレストランと工場見学はかなり人気。レストランでは地産地消のセットメニュー。もちろん器は能作製でうまいぐあいに欲しくなる。とくにフリーカップ。ゆったりできるいい企業ミュージアムやった。