2022年7月18日

高知 檮原2 四国カルデラ

今日もいい天気。朝の散歩に。
街の端っこにある三嶋神社へ。と、通りすがる中学生か高校生が、自転車でも、通り向こうからも、ちゃんととにかく挨拶してくる。気持ちがいい。檮原川にかかる神幸橋が参道になっているのだが、屋根付きのトラス構造に、中央にベンチがあり、ゆっくり川を眺められるようになっている。お年寄りの散歩にもいい。
三島神社は高さ37m、樹齢400年のハリモミの木などさまざまな木があるのも特徴的。

朝から空いている自家焙煎のカフェ Flagさんへ。四国の山の中でも世界と繋がっているのを感じられるようにと、コーヒーだけでブレンドとストレート20種類くらいあり、棚にズラーっと並んでいるコンセプトがとてもいい。クグロフなどの焼き菓子や、モーニングセットもあり、旅行できていると朝からゆっくりいただけるのがありがたい。

ゆすはら座へ。ここもアイコニックなスポットなのやけど、とくに誰もいないで自由に入って、裏側も自由に見学して下しさいという感じで、とてもオープン。
大正時代の和洋折衷様式で、特に天井の木目や色味の使い方がいい。この地区でいろんな木が採れるということやそれぞれをどう活かすかの技術とセンスがあったんやなと感じる。芝居小屋として造られ、芝居だけでなく映画の上映などもされていたそうだけど、この山奥で芝居小屋がどれだけ使われていたのかわからないが、一度移築されたとのことやけど、これだけ綺麗に残っているのは素晴らしい。大切にされてきたんやなと思う。

雲の上のギャラリーへ。とはいえ今はホテルが改装中なのもあって、展示はなくて空中廊下を歩けるだけ。それでも複雑な気組みをみられるだけで十分。やっぱりこの両サイドと中央の足一本の木の構造でこれが支えられているのが不思議やしおもしろい。

雲の上のギャラリーにあった隈研吾さんの展示は民族資料館とセットになる形で移設されたとのことで、ゆすはら座すぐ隣の民族資料館に戻る。平安から現在まで1000年の檮原の歴史に、ゆすはら出身の6人の志士を中心とした幕末維新コーナーなどコンパクトにぎゅっと纏まってゆすはらを紹介。そして隣に隈研吾の小さなミュージアムがあり、木組や隈研吾さんの作品の紹介、ゆすはらとの関わりが展示と動画で紹介されていた。うーん、先にここ寄らなあかんかったな。ちなみに敷地には檮原の名前の由来にもなったユスの木も植えられていた。

もう一回、一通り見て檮原を後にする。

四国山地を登りに登り四国カルストへ。尾根に沿って石灰岩がゴロゴロかむき出しで散りばめられてる感じで草原に放牧されている牛があちこちにいる高原。この風景が25kmも続いているそう。標高1400mくらいなのと風があったので、涼しくて気持ちいいところやった。

ここまできたら少しくらい酷道439を走ろうと、県道48号線を走るがここがえらい険道で、439に入ったら随分走りやすい。
仁淀川上流の沈下橋もいくつか回りながら高知市目指す。