2022年7月17日

高知 四万十、足摺

宿の前の海岸での日の出。良い。

「私たちの町には美術館がありません。美しい砂浜が美術館です。」の、黒潮町の4kmある砂浜美術館。常設は浜と防砂林の松。そういや浜松来た頃は海と防砂林が珍しくてよく見に行ってたなと思い出す。こちらが砂浜美術館を展開してもう30年とのこと、それだけ前からこういう動きがあったのやなと感心。

四万十川の今成橋(佐田沈下橋)へ。最長の沈下橋ということで確かに長い、それだけじゃなくてかなり丈夫な感じ。もちろん水は綺麗だし箸の感じもいいのだけれども、結構近くに住宅街があったのにこの緑の長閑さがあるところがまたいい。文句なしに気持ちいところ。

南下して足摺岬へ。岬に連なる山の上にある唐人駄場巨石群へ。駐車場からどれだけ歩くのかと思っていたらすぐそこやった。足摺岬一体は花崗岩でできているのだが、ここだけ巨石がゴロゴロしている。こういうのはいろんなところで見てきたけど、一枚岩が割れているところが多かったように思うが、ここのはかなり削られていて岩と岩の間を抜けられすようにもなっていて、7mくらいのが転がってきてここに集まったかのような林立っぷりが珍しい。

足摺岬へ。こちらもありがたいことに岬のすぐ近くに駐車場がありアクセスがいい。灯台は38km先まで届く日本最大級とのこと。断崖の上の遊歩道を進むと展望台があり、そこから断崖の岬の上に立つ灯台を望める。こういうのがさすがミシュラン。ジョン万次郎像もある。

岬の駐車場近くに四国霊場第38番札所 金剛福寺。山門をくぐると亜熱帯植物が生い茂っていてお寺なのか?という印象。丸い池の周囲にいくつもお堂が並んでいてぎゅっと詰まっている。でもその中で印象的だったのが奥にあった百八仏。ここだけがらっと雰囲気が違ってピリッとした感じがした。
ちなみに、37番からは80km、39番までは50kmもあるそうで、なかなかお遍路泣かせなところらしい。

単純弱放射能冷鉱泉のあしずり温泉の万次郎足湯。白山洞門を展望できるように建てられている無料の休憩所的なところ。誰もいなかったというのもあるけどゆっくり休めた。

さらに西へ向かう途中、竜串海岸へよる。とにかく奇岩、ポットホールが縦に横にひろがっている。すごいのだが、よく磯にいる虫がめちゃくちゃ多くて、長居できず。時期が悪かった。
竜串海岸の駐車場そばにあった龍屋さんでたたき油そばをいただく。甘めのタレでがっつりうまい。大盛りにして正解。

柏島へ、と思ったが遠目に混んでそうなので展望台から眺めるだけにする。うまいことリゾートアイランドを造られたなという印象。