2022年7月16日

高知 高知タウン周辺エリア

さらに西に戻り、CMで見て以来見たかった香南市の手結港可動橋(ていこうかどうきょう)へ。道をまっすぐ進むと道路が突然垂直にせり立っているという、レアンドロエルリッヒ的な実物大の立体騙し絵みたいな非現実感。たぶん、この稼働部を車線付きの普通のアスファルトで作られているので、そう見えるんやろな。昼間は1時間ないしは1時間半ごとに上がり下がりするとのことだったが、ちょうど降りてきたのを見ることができた。
ちょっとおもしろかったのは、橋が上がっていると車道には遮断機が降りていて、橋がフラットになったら踏切の音がして遮断機が上がる。電車じゃなくて船が通るところで見方によれば見慣れた風景にしてある。

香美市にある、日本三大鍾乳洞の龍河洞へ。とにかく狭いところを登る縦長な鍾乳洞という印象。ただのツララ状だけでなく、他と比べても複雑で様々な形状で、とにかくでかい鍾乳石を見られる。1kmほどほぼ登ったがさいごまで飽きずにたのしめた。最後にある土器が埋もれているところとかよく残ってたなという感じ。
ちなみに、予約制だけどよくテレビで見る、着替えて隙間など道なき道を進んでいく冒険コースもあるそうで、そこまで行けるのはめずらしいのでは。
出口ではシャーベット売ってて生き返る。で、鍾乳洞で登った分を一気に森林の中駆け降りるのがなかなか辛い。

奇跡的に?晴れてきたので一気に西へ進み、日高村の仁淀川にかかる名越屋沈下橋。
高知といえばこれこれという風景。それなりに大雨の後で水量も多いと思うのだけど、実際に見ると思っていたより橋桁が高い。これだけ上流でここまで水量が増えるのかと思うのとなかなか怖い。でもまあ、さすが奇跡の清流でエメラルドグリーンながらも透明度が高い。
ちゃんとしてたのは、車が来た際に歩行者が避けられるスペースが作ってあるところ。観光地である前に生活に必要な橋なのでこういう配慮は大切。

宿のある土佐市の宇佐へ。半島みたいになっているところなのだが特に名前はなさそう。早くついたので、リアス式海岸の断崖の上を走る横浪黒潮ラインを走ったり、第36番札所 独鈷山 伊舎那院 青龍寺(疲れた後のまさかの長い階段)などを回る。

宿は土佐龍温泉 三陽荘。
食事をつけたのだけれどもこれが大正解。
土佐龍温泉はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。褐色でかなり塩分高め。男女入れ替えなのだが、露天好きとしては、片方は広い湯船と日本庭園。片方は狭いスペースに壺湯だけとかなり差があるので日帰りで行くなら日本庭園の方を狙いたい。日で変わるので両方入れてよかった。
竜とそばかす姫のコラボシャーベットが売られていたのだが、7.16ロードショーのまま。とはいえ去年作られたものではなさそうで、しばらく売る気なのかな。まぁ湯上がりに美味しかった。