2022年5月 1日

岡山鳥取ドライブ - 新見、高梁

早朝から温泉入って三朝温泉散策。橋の欄干にカワセミがと思ったら作り物やった。めっちゃ精巧。

短かったけど鳥取を後にして岡山へ戻ってくる、昨日立ち寄った湯原ダム。大山、蒜山をぐるっと回ってきた感じ。

新見市にある、国指定天然記念物の40m巨石アーチ羅生門へ。展望台からは目線で、遊歩道を降りると見上げる形の2通りで楽しめる。潜るところは落石と豪雨の影響で通行止めになっていた。それでも迫力あっていい。もともと鍾乳洞だったところが崩れてこの部分だけが残ったのだそう。たしかに、鍾乳洞は溶けて造られているのだから、これが成れの果てなのかもしれない。
かなり山奥なのだが車ですぐ近くまで行けてアクセスがいい。

満奇洞(まきどう)へ。450mの鍾乳洞。鍾乳洞までかなり登らないといけなかったり、鍾乳洞入るや否や屈んで歩かないといけないところが続いたりとどうなることやと思ったけど、その奥には広い空間があり、棚田のようなリムストーンに石柱、つらら石、最後には断層までがみられLED照明でカラフルになっているのがなくても十分楽しめるところ。

高梁市(たかはしし)の吹屋集落にあるベンガラ色の街並みへ。ここも日本遺産「ジャパンレッド発祥の地」。
まあまあの山道をひた走ると突然出てくる吹屋の集落。いきなり赤い。おー、とテンション上がるも、お腹すいたので町屋を改装した地元食材にこだわったお母さんのおばんざいランチのお店、カフェ燈(あかり)へ。見た目同じような山菜でも全然違う、素材それぞれを生かした調理に感動。お店のお母さんが、どう食べられる?と何度も確認にこられたりすごいアットホーム。こちらは泊まることもできそうで泊まってみたかった。
ベンガラの集落散策。宿場町という感じながら、やはりベンガラ色が独特な雰囲気。といっても朱と違い褐色よりで親しみのある雰囲気がいい。

7年の保存修理期間を経て先週、一般公開されたばかりの旧吹屋小学校。1873年に開校して2012年まで使われていたそう。小学校の歴史だけでなく、吹屋の歴史や文化を発信する地域の新たな拠点として使われるとのこと。
教室や講堂に教材の展示だけでなく、小学校で毎年作られていたカレンダーやVRゴーグルなど使って、かつて小学校ではこうだったとか、ベンガラの作成方法なども学べる。なおVRには、同じ日本遺産の構成要素の備中神楽の東京ホテイソンが解説。
役場とも道の駅とも郷土館とも違う、もともと人が集まっていたところに再び集まる場所として開かれるというのはほんとにいい。

ベンガラ館へ。ベンガラを作っていた工場を復元したところで一通りの工程を見ることができる。
ベンガラの集落。こんなにいいところが残っているのは知らなかったし、みんなで守っているというところがよくわかり幅広く楽しめした。