2022年1月 8日

甲府農道一周 1日目

何度も甲府に行くたびに横切っていた甲府の少し高い位置にあるフルーツラインなどの農道をぐるっと回ってみる。
うっかり来てしまったが早朝で氷点下3度。それでも雪は積もっていないし、凍結してないというのは甲府盆地らしい。
笛吹市八代ふるさと公園へ。丘陵地に前方後円墳「銚子塚古墳」と「盃塚古墳」が復元された公園。甲府盆地を南側から見下ろすことができる。すぐ下には、すももなどの果樹園が麓の方まで広がっており、それもあって、見晴らしがいい。やっぱ盆地は落ち着く。
開けた古墳の公園なのだと思えば、少し進むと300本の桜に水路に、さらに坂を下るとリニアが見える展望台と、ちょっとしたお散歩コースにいいところ。
今度は桜の時期にこよう。

ふるさと公園から谷を一つ跨いだところの花鳥山展望台。こちらもリニアが見える丘になっている。ま、今日は走ってないんやけど。ここには運行状況がわかるモニターもあるので見やすそう。で、ここには花鳥山一本杉と呼ばれる杉の巨木があり、観光バスも止まれるほどん駐車場があったが、さてそこまでくるのやろうか。

地図で次の「展望台」を検索し、桃の里 憩いの森公園の花見台へ。住宅ちを抜けるとその名の通り桃(か、すもも)の果樹園が広がり、さらにその奥に展望台のある公園がある。たぶん、ここも桜の季節にくるところやな。冬だとあまり見えるものはない。

勝沼に降りて、ほうとういただきに慶千庵さんへ。日本家屋で、入っていいのかなというくらいのちょっと敷居高そうな雰囲気がする門構え。とはいえ、結構ウエルカムな感じでお値段も普通でいい。和の広間での自家製の味噌で作られたやさしい味のほうとう。うまいしおちつく。
同じ区画に甲州市のまち案内カフェがあるとのことで、つぐら舎へ。ワイン畑の表にある古民家風の小さなところ。硬いプリンが名物ということで、さっきもプリンいただいたけどこちらでもいただく。これもいい。

手に葡萄を持った薬師如来が自らの姿を刻み建立し、勝沼に葡萄を広めたという伝説のあるぶどう寺こと大善寺へ。勝沼の葡萄という伝説的にも、甲州街道で甲府盆地にちょうど入るところという場所としても要所であることも、本堂が国宝で、重文の像がずらっとならんでいるところにも、個々の重要さが見える。さらに宿泊も可能。

大日影トンネル大型バス待機所。大日影トンネルは中央本線は走っていたところで、甲府ワインのインフラとして近代産業遺産に登録され、徒歩で入れたのだそうだが漏水があり閉鎖中らしい。で、ここの待機場もバスは止まってないのだけれども、盆地が一望できるところ。

勝沼ぶどう郷駅。地名と名物を合わせた駅名の先駆けらしい。
ここはもともとスイッチバック駅だったのだけれど、その時のプラットホームが併設の公園に残っていたり、車両が保管されていたりとえきだけでもみるところがいくつかある。

さらに北上すると、また眺望の良い、牛奥みはらしの丘展望台。いちいち止まってしまうのでなかなか進めない。盆地の高い位置を走る農道は侮れない。

慈雲寺の桜も咲いていたら良さげ。エドヒガンの枝垂れ桜が、咲いていたらいい感じやろな。

信玄ゆかりの恵林寺近くにある温泉好きの人たちに人気の、はやぶさ温泉。
42度の源泉が毎分500リットルも沸いていて、間違いなく掛け流しして問題のないところ。pH10の低張性アルカリ性単純泉で滑らかで刺激の少ないお湯で、カランやシャワーまで源泉。

国宝の清白寺。なんと言っても、長い参道が果樹園の真ん中を突っ切っているという、甲府らしいところ。参道沿いには梅の古木も並んでいる。仏殿は室町中期に建てられた二重の外観の桧皮葺屋根をもった正統的な禅宗様仏殿とのことで国宝に、住居兼台所の庫裏も国の重文らしい。