2021年2月15日

角館

今日は天気下り坂。しかもこの見た目なのに雨らしい。
こまちを区間限定で走らすとのことだけど途中の駅にいつくるのかは駅に行ってみないとわからないので、用心して始発のバスで乳頭温泉を後にする。今度は新緑の季節に。

バスが田沢湖駅に着くと、新幹線が到着する音が聞こえたのでダッシュ。切符持ってないけど駅員さんが乗車証明書もって待っててくれたのでさっと受け取ってギリギリまにあった。とりあえず当初の予定通り角館に行く。
角館駅は武家屋敷調の建屋でとても綺麗でカッコいい。かくのだて物産館もはいっている。駅から角館の武家屋敷通りまでは歩いて10分チョイ。

商店街を歩き、ここから仙北市角館伝統的建造物群保存地区との看板から突然開けた通りになり、黒壁、高い松と格式高いところにガラリと変わる。見た目だけでなく空気感まで変わった感じがあり徹底した作り方をされているんやろなと感じる。

開放されている武家屋敷の角館歴史村 青柳家へ。所預の家臣として使えた青柳家の家屋や移築された建屋、倉庫を用いて武具を中心に、秋田の郷土館として農具や民芸品、伝統工芸に、ガラッと変わってアンティークミュージアムなど、3000坪の敷地に6つの資料館があり広い幅の人が楽しめるところ。また角館ゆかりの解体新書の挿絵をかいた小野田直武の記念館もある。武具倉庫では刀と片刃槍を持つことができる。槍が意外と軽いのが意外。

角館中心池を散策。桧木内川堤は、完全に雪に埋まっていた。川沿いに桜並木が見事に並んでいた。2kmもあるそうで、また良い感じでカーブしているので春は綺麗やろな。
お昼にあたたかい稲庭うどんをいただく、あったまる。

角館樺細工伝承館へ。ここでは、角館の伝統工芸、樺細工に、角館の文化、歴史資料の展示がある。樺細工の工法が3つがわかりやすく説明がありこんなに手がこんでいるものとはというのがわかった。樺細工というと茶筒か箱かというイメージがあったが、テーブルや箪笥など大型なものから、ブローチなど小さいものまで幅広く作られているのが驚き。手間隙見てしまうと欲しい。
他に角館祭りの山車や押し紙の人形なども展示されていた。

で、樺細工欲しいのでちょっと調べた藤木伝四郎商店さんへ。江戸時代から樺細工を作り続けられている老舗でありながら、デザイン性のある新しいものも取り入れられているところ。通販でも買えるのだが、やはりこういうものは見比べて触って選びたい。
鈴木保さんの霜降皮の小さい茶筒、輪筒4色の茶筒購入。敷居高そうな入口やったけど、アウトレット品もあったりお土産にいいお手頃なものまでそろう良いお店。
角館の街中にある温泉、かくのだて温泉へ。塩化物、硫黄塩泉。一見銭湯的な感じなのでほんとに温泉?という感じがしたけど、源泉掛け流しでつるつるになる美人の湯。散策して歩き疲れたところで入れるのがいい。

角館駅へ戻る。ほんとは角館か大曲あたりで泊まるつもりでいたんやけど、地震の影響で東北新幹線が動いていないということで、帰り道を確保できそうな秋田市へ行くことにする。
電車来るまでの時間、駅にある物産館で樺細工のマウスパットなども購入。
秋田の観光ガイドの最初に書かれていることが多い角館。コンパクトながらも街中で歩いている距離感だけで感じられる空気感の変化が何度も感じられるほどの街の作りが良いところ。もれは違う季節にも来たい。

たぶん珍しい三桁のこまち号に乗ってなんてことなく秋田駅へ戻ってきた。まさかもどってくるとは。
さて、ここでインターネットは役に立たないことがわかり、結局看板などの物理頼みで情報収集。
と思ったら、東北から戻れない人のために、秋田羽田のフライトが増便かつ大きな飛行機に変更ということで、余っているマイルで予約。一安心。

駅直結の東横インに宿取り、駅ビルにある、稲庭うどんの原型を引き継いだ佐藤養助商店さんでいただく。本日2杯目のうどん。今度は冷やで。やっぱりこっちのほうがつるつるしこしこでいい。

と、ゆるゆるしてると、雪のため予約した飛行機が欠航に。となると新潟まわりの鉄道と思ってみどりの窓口行ったら、強風が予想されるため運休。明日も運休。みどりの窓口でならんでいたみなさまと困りましたねぇ、と、みなさんいよいよ詰んだなという雰囲気。

と、思っていたら、仙台行きの高速バスが、しかも結構な本数あるとのことでとりあえず翌朝の便を予約。で、その先どうしたものかと思っていたら、普段は就航していない仙台ー羽田のフライトが組まれたとのことで、余裕を見て15時台のを予約。バスの到着時間に対して遅らせて正解やった。
とはいえ、秋田から脱出不能の確率が高めやけど、とりあえず休む。

ちゃんと観光するのは初めての秋田。
いろいろあったけど、どこ行ってもウエルカムさが高い気持ちのいいところやった。