2020年11月 3日

門司港・小倉

小倉駅北側を散策。哲郎にメーテルに、ハーロックの等身大像があった。蓋もそうやったけど松本零士さんが住んでおられたとのことで聖地感がある。
港に行くと、この狭い関門海峡に対してでっかい船が並んでいたのも印象的、まあまあ深いんやろな。

門司港駅へ。先日は夜やったのであまり分からなかったけど、プラットフォームのレトロ感がものすごくいい。田舎の駅でレトロなのはあるけど、この大きさでこの雰囲気はなかなかないと思う。

ちょっと早いので門司港レトロの周辺を見て回る。
門司港駅南東側の清滝地区は大正時代の官庁街だったらしく料亭などもあり、懐かしい雰囲気のする街並み。
鉄道博物館の煉瓦造りの建物を見ながら駅西側の高架を渡り、海岸へ出る。

アールデコな感じの元大連航路上屋だったところが多目的スペースや映画の資料館として使われていたり、船の形のガラス張りが印象的な関門海峡ミュージアムなど文化的な施設がそろっている。が、時間が早くて入れず。
たぶんここまであったんやろなという線路跡みたいなものもあった。船から上がったものがここの税関を経て、そのまま運ばれていったんやろなというのを感じられる。

門司港レトロの海沿い散歩。

建物訪問。洋館のリノベがおおいのだが、展示になっていたり、レストランになっていたり、イベントスペースになっていたりとそれぞれのかつての雰囲気を楽しみながらも、他の目的もあり、観光客だけじゃなく地元の人も楽しめる感じが良かった。
税関だったところは、吹き抜け倉庫と事務所があり雰囲気も味わえ、この日は写真家の方の個展も開かれていて、とてもよかった。
旧三井門司倶楽部は一際目立つ特徴的な建物。木造+煉瓦漆喰でヨーロッパの木造建築って感じで、また色合いもシックでかっこいい。アインシュタインが来日した際に泊まったそうで、その時の様子を再現していたり、林芙美子さんの記念室もあった。

お昼どうしようもなく、またしても焼きカレーいただく。
最後にもう一周して小倉に戻る。

小倉でモノレールに少しだけ乗り、旦過市場という商店街へ。1950年代の長屋の商店街で地元に愛されそうな感じながらも、食べ歩きにちょうどいい売り方されているお店や、なんならオンラインショップがあるくらい中身は新しいことをされているというなかなかアクティブなところ。商店街が生きているのがいい町。

おとついライトアップだけ見にきた、リバーウォークに小倉城をぐるっと回る。

で、おとつい見かけた、ゼンリンミュージアムに。
ショッピングモール直結とはいえビジネスな感じのビルに入り、エレベータに乗り14階買いまで行き、入ってもいいのかな感のあるところにゼンリンミュージアムがある。
中世以降の西洋製および日本製の数々の日本地図が展示されている。測量技術が未発展のものなので、畿内など主要なところがやたらでっかくなっている地図から順に徐々に正確になってくところや、各国語に置き換えられた地名など見比べられるところが楽しい。
もともと公開されていなかったそうなのだが、偉い人がこれは公開すべきと企業ミュージアムとしてというより地図の博物館・美術館として作られたそう。ゼンリンさんの地図は1つしか展示がなかったように見える。
カフェからは港を見渡すことができ、学芸員の方にいろいろ聞きながら楽しめるところやった。
ショッピングモールにも地図をモチーフにしたセレクトショップがありこれも楽しかった。

国内の世界遺産探訪で来てみたが、北九州に大分にと広く楽しめた。