2020年7月25日

道東 知床-摩周-阿寒-糠平

早朝 羅臼へ。途中キタキツネに遭遇。昨日からそうやけど、最初の一頭目は感動やけど、2頭目からはちょっと邪魔。
今日は霧が少ないので国後島まで見えた。この距離やのに行けないというのが衝撃。あんなに近いのに。
知床峠付近で晴れ間が出てきた、今回唯一くらいの晴れ間やったので、急いで峠を目指すが、やっぱり雲の中。ぬー。

知床五湖へ。五湖を全部回るにはツアーに参加しないといけないとのことでそれを避けるべく、自由に回れるところだけにする。
気軽に回れる高架木道を歩く。フィールドハウスから1湖まで800mほど続く木の道。ヒグマや動物を気にせず進めるし、なによりこの自然の中でこの距離をバリアフリーというのもすごい。最初はどうなん?と思ったけど、下手に自然の中に道を作ってしまうよりこの方がいい。
混雑での食性侵食を避けたいし、より多くの方にこの自然を体験してほしいし、といういいところをとっておられるように感じた。
なお、この知床五湖には川がなくて、雨水の湧水でできた湖とのこと。しかも海沿いの断崖の上というりっちもすごい。

今日は大移動。知床を後にしてふたたび斜里の町の方へ。昨日きりの中で見えなかった28キロ直線道が今日ならみられそうなので再び寄ってみる。ただ直線だけでなくゴールが高台になっているので、長い直線をみることができる。そして端っこには「天に続く道」との看板があった。いやーお見事北海道っぽい。端っこから少し進んだところには展望台があった。展望台からは直線が見えないが、区画整備されたパッチワークな畑とオホーツク海が見渡せる最高のスポット。しばらくぼーっとしてた。ずっとみてられる。

弟子屈方面に1時間ほど進み、途中清里町の駅へ寄る。さすが北海道、カーリングとスケートはどこでも観光資源。

ふたたび、弟子屈町へ。
昨日全く見えなかった硫黄山がでーんと見えてきた。麓に泊まってたのに全く見えなかったけどこんなに大きかったとは。寄ってみてよかった。
ついでに昨日断念した摩周湖へ。みごとに霧の摩周湖。深いすり鉢のカルデラ湖で、皮から水が流れ込んでいないので澄んだ水が青さを作っている。まさに絶景。
弟子屈町の中心近くにある摩周温泉道の駅へよる。北海道ほど道の駅がありがたいところはないな。じゃがいもをここでいただく。うまい。

また1時間走り、阿寒湖畔へ寄る。さすがの名勝地。湖畔はほぼ宿とお土産物屋さんのみ。
阿寒湖といえばまりもやけど、それ以外にも北海道で一番大きなアイヌの集落・アイヌコタンがあり、世界無形異文化遺産のアイヌ古式舞踊も見られるシアターがある。舞踊では、動物や自然、狩猟や遊び、喜びといった文化がギュッと詰まって表現されている。
で、ここで感動したのが、木を使った民芸品。天然の木の色だけで貼り絵をしたウッディーアートはおみごと。白樺をくり抜いたカップは、単純ながら綺麗に見せるカットが入っているなどこちらもお見事で、かっちゃった。
そして最後に驚いたのは、阿寒湖は釧路市とのこと。なかなか広い。

で、また一時間ひた走り、足寄町の道の駅へ。なんとなくいい距離で次の街があって、宿しか決めてない旅行なのでとても楽しい。
ここはもともと鉄道の駅だったようで、館内にはプラットーフォームやレールが残っていた。で、今でも交差点名は駅前になっていた。ちょっとややこしい。また、松山千春さんの出身地だそう。
足寄から、今日の宿の糠平へ、また1時間ほど。道中の畑と牧場がまたいい。

宿は糠平の町なのだが、まだ日が沈まない時間なので、糠平湖の周辺に残る廃線後の橋梁を見て回る。どれも車道近くにあるのでアクセスが楽。廃線後はレールはないが遊歩道が緑のトンネルとして残っている。ただ、やはり熊に注意の看板がリアルでちょっと怖い。
一番有名なタウシュベツ橋梁は近くまで寄れず対岸からになったが、時期的にギリギリかと思ったが水没する前に見られてよかった。

糠平温泉郷へ。ここは冬のスキーがメインな感じの装備のホテルとペンションという印象。
町の中心には広場と足湯があった。足湯が熱い。
糠平館観光ホテルへ。温泉源がこのホテルでぬかびら源泉郷温泉で、源泉名 糠平館観光ホテル。川沿いの自然と一体な露天風呂がいい。じっくりゆっくり入っていられる。