2020年7月24日

道東 知床

早朝目覚めて、朝食までの間ドライブに。屈斜路湖方面を目指す。
昨日回れなかった川湯温泉温泉街、コンパクトながらそこらじゅうからもうもうと湯気が立っている。川湯温泉は背後に硫黄山があるのでわかりやすく硫黄泉・酸性明礬泉で香りもザ温泉という感じ。鉄が腐食するくらいの強酸性なので循環できずホテルなど全部源泉掛け流しとのこと。中心には足湯があり、そこからお湯が流れていく感じが温度が高く湯量もありそうなので、まさに川湯。強酸性のピリピリする感じで薬効ありそう。
足湯から少しのところに川湯神社がある。手水舎が温泉なのだが、注意書きに60度なので気をつけてとのこと。いやいやここまで温泉なのか。
神社には土俵があり、今年奄美でもみたので、奄美と道東で全く文化が違うのだが、同じ日本なんやなと感じる。

日本最大のカルデラ湖、屈斜路湖へ。川湯温泉がそもそも標高が高いのだろうけど、山を越えずに到着したのが意外。むしろ降りた感じ。
ここはかなりの確率で雲海が見られるとのことだけど、今日は雲も濃いので諦める。
南の和琴半島へ。周囲の牧場は気持ちがいい。晴れてたらなぁ。なおここから釧路川が流れ出し釧路湿原を作っている。
少し川湯温泉側に戻って、秘湯コタン温泉へ。野湯なのだけれども地元の方によって綺麗に管理されている。ここは屈斜路湖にほぼ繋がっている露天、というか外。
6時にもかかわらず他の方がいたので、写真は離れたところから。

さらに川湯温泉側に戻り、砂湯へ。キャンプ場になっていてそれなりに駐車場は止まっていたが、朝早いのでちらほら。
何が砂湯かというと、湖岸の砂を掘るとお湯が出るそう。たまにそういうの聞くけど、ここのは半端なく熱い。
すぐ近くを掘り比べても、熱いところもあれば、ちょうどいい湯加減もあり、同じところでも数分で温度が変わっていく。大地が生きている感じでいい体験ができた。
まだ7時前なのに、4ヶ所も温泉を楽しめた。

宿に戻る途中硫黄山が見えた。昨日はすぐ目の前にあるのに雲が濃くて全く見えなかったけど、やっと見られた。が、あの真っ黄色さと風下なのかいろいろやられて近くまで寄れず。また自然の凄さを感じられた。
で、川湯温泉駅前の宿まで戻り、朝食いただき、一休みして、国道から15分ほどひたすら登ったところにある摩周湖へ。雲の中で全く見えない。またこよう。

知床へ向かう。数キロの直線道が続くのがいかにも北海道という感じ。

知床へ向かう。が、せっかくなので28kmの直線道路を走破すべく小清水町へ回り道。途中じゃがいも街道なるところを発見。
じゃがいも街道はそのとおり一面ジャガイモ畑。ちょうど白やピンクの花が咲いていた。こんなに作ってるかというくらいひたすらジャガイモ畑。
いよいよ直線道路西の端へ。あっけないほど何もない。しばらくはひたすら農地。地図見ていて気になっていた綺麗に格子状の防風林が続く、ただかなり起伏はあり、直線で引いているのが逆に苦労したでしょって感じ。区画整備という意味もあるのやろな。斜里の中心地が近くなると少し街を抜けるがやっぱり直線。
で直線道路ゴールではまあ曇って何も見えない。またこよう。

いよいよ知床半島へ入る。まずは、オシンコシンの滝。ここは河口付近の滝で駐車場併設。壁を滑り降りる感じで滝壺にかけて広がっていく。水量もあり迫力ある。
ウトロ中心地の知床世界遺産センターへ。知床の自然の紹介や今の様子だけでなく、利用にあたってのルールも展示されている。道の駅併設で拠点というかんじ。
世界遺産に入り知床半島西岸を北上。カムイワッカ湯の滝を見ようと思ったけど、大渋滞で引き返す。途中、鹿が普通に道路沿いにいて、全く逃げない。それはそれで困る。
いちおう知床峠に行ってみる。思いっきり雲がかかってて何も見えず。
羅臼側の知床ビジターセンターへ。こちらも動植物とトレッキングなどの情報。

ウトロ港に戻って、知床岬までの知床クルーズに。
途中次々出てくる名所の断崖や滝などをゆるりデッキで見られた。ウトロから2時間弱くらいかで、こんな曇ってる中でも知床岬まで来ると達成感ある。
ウトロ港に戻って港を少し散策し、宿に向かう。

ウトロ港から少し丘を登ったところに温泉・ホテルが並ぶところのKIKI知床 ナチュラルリゾートへ。
広いロビーやテラスは木をふんだんにつかったゆったり空間が印象的で、スタッフさんの対応にもそういうところが感じられトータルで一貫した雰囲気が感じられとてもいい。たぶん、冬に来たときにはさらに暖かく感じられるんやろなぁ。塩化物泉のしれとこ温泉の露天があった。
ショップに焼き物がなんらんでいて近所に窯元があるとのことで行ってみた、知床窯。シンプルで使い勝手良さそうな作品。端の部分をカットして重ね合わせた粉引の平皿シリーズがよくってひとついただいた。