2020年2月24日

奄美大島 西部ドライブ、金作原

4日目。今日も快晴。しかも風なく穏やか。今朝も倉崎海岸散策。サンゴだらけ。
今日は西側ドライブと金作原散策。

昨日と同じく瀬戸に向かう。ちょっと無駄な移動やけどまあいいや。
昨日海から見た嘉鉄湾を丘から見る。やっぱり青いし、青いエリアが広い。
嘉鉄の集落にも寄る。小さい集落ながら学校がある。たぶん古くからある家なんだと思うが壁がサンゴの化石でできている。もう南の島って感じしかない。

さらに南下しホノホシ海岸へ。ゴツゴツのイメージできたら、ちょっとした草原のお迎えでちょっと意外。
林を抜けると急斜面の海岸に出る。奄美大島はサンゴなどでできた海岸が多いので、白い砂浜が普通だが、ここだけは石。しかも大きな石がまんまるにまで削られてそれが積み重なった海岸。それを示すかのように両サイドには断崖がそびえていて、この部分だけ崩れて海岸になったのがわかる。
しかも、石がものすごく積み重なっているのがわかるほど、歩くとすごく下の方からカラカラという音が帰ってくる。
ほんと不思議なところで、スターウフォーズとか撮れそうなくらい。
ちょっと遠いけどぜひきて欲しいところ。
もう一度嘉鉄湾寄って、今度は宇検村を目指す。

ひたすら山を走って宇検村の里が見えてきたところで滝の看板があったので曲がってみる。車道すぐのところにあったアランガチの滝。多段の30mの滝。気軽に寄れるのがいい。
この近くに直焙煎のカフェがあると聞いていたのだけど定休日のようということでちょっと散歩。ガイドブックによく出ているガジュマルの隣にある田検のバス停。とってものどかな雰囲気がいい。
奄美大島には4局のコミュニティーFMがあり、ドライブしながらそれぞれのラジオを聴いているが、後で調べたところ、この宇検のエフエムうけんは、台風の影響を受けやすく停電も多いということで、村の連絡用もかねて半分公営で運営されている日本で初めての公営型FMとのこと。読んだ報告書では役場の部活動みたいな活動とあった。いいなそれ。

宇検を後にして大和に向かう。
徳浜の断崖。垂直に170mの高さの壁がそびえ立つ。大地震でできたそう。
大和村の中心の集落へ。ここには奄美野生生物保護センターがあり、元々は環境省が作った奄美の生物の保護施設だったそうだが、奄美の動植物の博物館的な展示もあった。
この集落にも教会、大和村教会があった。ログハウス風の可愛い感じ。

これまた綺麗な湾を見ながら、国直の集落に寄る。海岸は当然綺麗なのだが、ここの集落の中にあるフクギの並木がよかった。住宅の間にフクギのトンネルがある。木漏れ日の感じがとてもいい。
ちなみにフクギは防風、防砂だけでなく防火にもなり、とうぜん日除けにもなる。見た目だけじゃなくて機能性もいい。
ここの集落にも公民館に土俵がある。

国直からすぐ東側に宮古崎がある。西郷どんのオープニングカットの草原途中まで行ったけど、午後のツアーに間に合わなさそうなのでやめた。
ちょこちょこ海岸に寄りながら名護へ。

金作原は世界遺産候補地で、ガイドなしに入ることはできないので、3時間のツアーに申し込んだ。
名護から車で現地まで連れて行ってもらう。道中いろんなフルーツ農園を通ってはちょっと止まって説明聞いたり。ガイドさんはここで何十年もガイドされているとのことで、名瀬の港の埋立地が広がっているとか、ここ数年でLCCのおかげで冬でも観光客が来るようになったとか、いろいろ島事情を聞きながら現地に到着。いざ森に入る。
山道とはいえ、歩くのは未舗装ながら整地されたところなので歩きやすい。とくにシダ類やヒカゲヘゴは、去年行った屋久島や沖縄とも違う独特の風景が広がる。まさにジュラシックパークで見たようなのんがそのまま原生林として残っているのがすごい。
ほかのお姉様方が植物に詳しい方々なのでガイドさんにめっちゃ質問しはる中、無知な質問で申し訳ないながらいろいろ聞きながら進む。いやー勉強になった。
ハブ退治のためにマングースを離したところ、クロウサギを襲うは繁殖しまくるはで害獣となってしまったため、マングースを捕まえる罠なども置いてあった。ほぼ全滅できたそう。ちなみに、ハブはここで見たことないとのことと、時期的によかったのか虫が全くいなかったので快適やった。
ぜひ、世界遺産に。

ツアーの帰りの道中、他の参加者さんとどこの鶏飯がよかったかの情報交換して、味が濃かったと聞いた、ひさ倉さんへ。
味の濃いスープを作るためにじっくり煮込んでも濁らない鶏を自身の養鶏場で育てて、ネギなども自社農園で栽培しているとのことで、お店の方の思いがいい。で、今日くらい疲れてお腹空いているとこれくらいがいい濃さでうまい。鶏刺しに串のセットと鶏づくしでいただく。
まだ時間があったんで、笠利の西側を回る。きょら海工房さん、窓拭き大変やろなってくらい海沿いなのに一面ガラス張りのお店。そこからさらに回って、海上国道58号線の奄美の始点、赤木名とか回って宿に戻る。

ホテルに戻ると今日は星空観賞会をやるとのことで参加。
快晴のほぼ新月でめっちゃ見える。昨日まで気がつかなかったけど、カノープスがそれなりに見えてる。南の島やなぁ。(説明聞いてみるもんやなぁ。)