2019年11月 9日

軽井沢散策1

ずいぶん前に来たけどちゃんと観光していなかったのでじっくり軽井沢をまわる。
すっかり紅葉の軽井沢、朝は氷点下らしい。

軽井沢の北のほうにある白糸滝へ。かなりの人気スポットとのことでびびって朝一に行ったが、200台おける駐車場はガラーン。時期を外していた様子。
人がけずって地下水が湧いているところが滝になっているのだが、そうと分かっていても滝の幅と湧き出ているとは思えないほどの水量が圧巻。これは見たほうがいいスポット。

次に旧碓氷峠へ。今の碓氷峠は普通に国道って感じだけど、こちらは旧街道という趣がある。ちょうど峠のところが群馬との県境になっておりまさに峠で、その頂上の熊野皇大神社は、山道、階段、山門、境内すべて県境で半分にわれている。それぞれの県側にそれぞれのお宮があるといういいようなわるいようなという気もするが、日本三大熊野とのこと。
そこからすこしあるいたところに見晴台があり、ここがまた物凄い絶景。天気も良かったのもあるけど。主に群馬側の山がきれいに見渡せるところで、奇岩など特徴的な山が連なる。たんに連なるのではなく、奥行き方向に幾重にも連なっているので、見晴らし感がすごい。これは来てよかっった。

軽井沢市街に降りて、ポタリングにスイッチ。
ラウンドアバウトの社会実験やった交差点で間違えつつ雲場池へ。さすがの紅葉スポットなので人が多いけど、みごとに水鏡になってた。
軽井沢の歴史的建造物でのある軽井沢聖パウロ教会へ。コンパクトながら木造の暖かみのある教会。日本の教会って入りにくい印象があるけどここはウエルカムな印象。

少し山の方へ進み、旧三笠ホテルへ。明治39年に作られて、今でも当時の半分が残っていて、日本人による設計ながら純西洋建築で国の重要文化財になっている。
見学はできるが、今年いっぱいで改装のため休業になるそう。
今では当たり前やけど、各部屋に水道が通っていたりと当時ではいろいろめずらしいものが導入されていたんやないかと思う。
で、そこから少し離れたところにある三笠珈琲店で、三笠ホテルででていたらしいカレーとコーヒーをいただく。甘めの優しいカレーで落ち着くさすがホテルのカレー。落ち着いた雰囲気で景色を見ながらのコーヒーが良い。

ショーハウス記念館(閉まってた)とか商店街とか、回る。
東側は林を抜ける道が気持ちいい。

午後は美術館巡り。
軽井沢ニューアートミュジアムへ。日本の現代アートを広く紹介していくことが目的とのことで、1階はフリースペースでギャラリーと書店、カフェ、2階は企画展。「今、世界で評価され続けているアジア人作家 」第3回 後期という、今井俊満、草間彌生、堂本尚郎、婁正綱の4人の作家の企画展をやっていた。草間弥生さんは、デッサンも含めての展示で他と違った面白味があった。他3名は、抽象表現なのだが、特に婁正綱さんの、書と絵画の融合的な作品群がよかった。1階のフリースペースもけっこう人が入っていて情報発信拠点としてうまくいっているのかなと感じた。
軽井沢と中軽井沢の間の町から離れたところにある、軽井沢現代美術館へ。東京にある画廊が経営されているということで、2階はギャラリーになっていたり、ドリンクとお菓子のサービスがあって美術本をゆっくり自由に読めたりできるのが新鮮。展示は、草間弥生、奈良美智など海外で活躍中の多数の日本人アーティストの作品がギュッと集まっていて、まさに日本の現代アートがわかる。
2館とも現代アートの展示なのだが、日本のアーティストに集中しているところが珍しく、それがよかった。

中軽井沢の星野地区へ。高原教会や石の教会に行きたかったのだが、この日は両方とも結婚式で見られず。
ハルニレテラスで休憩し、軽井沢市街へ戻るとすっかり日没でポタリング終了。
軽井沢は山の中のイメージなので、自転車は厳しいかと思っていたが、けっこうフラットなので走りやすい。

宿は洋風宮殿風ながら露天風呂がついていた。狭いのだけれども、なぜかずっと入って痛くなるほどなんとも落ち着くところで最高。