2019年9月23日

屋久島

台風が行き過ぎて2日ぶりに船が就航するということで、屋久島へ向かう。
2日止まっていたのと、種子島での打ち上げが近いということもあって、物凄いキャンセル待ち。前もって変更しておいてよかった。
昨日行った指宿を経由して外海へ。ここまで天気良かったのに屋久島付近ではすっかり曇天。まあ雨じゃないしいいか。
鹿児島から焼く2時間で屋久島に到着。
レンタカー屋さんが港まで迎えに来てくれているので、港で写真撮る間も無く移動。で、もう時間がもったいないので、レンタカー借りてそのまま出発。港は普通の港町という感じでまだ屋久島感も離島感もない。けっこうこういうのは大事やと思う。

屋久島にはいくつか散策コースがあるけど、一番気軽に、でも巨木が見られるということで、ヤクスギランドへ。宮之浦から1時間ほど。
ヤクスギランドは標高1000mのところにあり、車で登っている途中、晴れたり、雲の中に入ったりと早速屋久島の洗礼を浴びた感じがした。
ヤクスギランドの駐車場に車を置いて、すぐに散策コースに入る。初めは道が整備されていて歩きやすい。たしかに初心者向け。
とりあえずは普通に山かなという感じやけど、ちょっと入っていくと千年過ぎ巨木にコケにやっぱり屋久島は違う。ちなみに千年くらいだと若いのだそう。
入り口から30分ほどで荒川橋に到着。ここからが本番。

荒川橋を渡ると道は急に自然になり、跨げないほど大きな倒木が道を塞いでいたり、岩の中抜けたり、ちょっと道を見失うようなところがあったりといかにもな感じ。台風の後ということもあり増水しているのやろうけど、水が綺麗でよかった。
三根杉や母子杉やら仏陀杉、1000年とか2600年とか、周囲9mとかとにかくすごい。ちょっと回って苔の橋やら自然を満喫。
これくらいのコースならいいな。

とここまで回ったけど世界遺産ではないので、ヤクスギランドから車で15分程度のぎりぎり世界遺産エリアらしい紀元杉へ。紀元杉は樹齢3,000年、周囲8mとサイズが縄文杉ほどではないにしてもすごい。縄文杉と違って囲いがなくさわれそうなところまで行けて、さらに車道沿いにあるのがものすごくいい。

このあとは行けるところまで行ってみる。島の南側は天気がいい。
千尋の滝(せんぴろのたき)へ。近くまではいけないけども展望台まで行ってみる。滝の前に海側を見下ろすとすごく綺麗で気持ちがいい。で、滝の方へ回る、とちゅう世界遺産エリアの登山道があったので、ちょっとだけ寄ってみた。
千尋の滝は200m×400mの一枚岩からV字の谷に流れ落ちるという、いったいどんなけかかってできてん、という迫力。遠くからしかみてないけど。

今度は西側に回り、大川の滝(おっごのたき)へ。落差88mだけでなく幅の広さもあいまってど迫力。また、ここがいいのは、滝に対して川が横に流れていくので、滝の正面に立つことができるのがいい。
さらに西側道路を北上していく、ここは舗装された車道ながらも世界遺産エリア。サルやら鹿やらがふつうに道路に出てくる。ちょっと怖い。
と、めっちゃ雨が降ってきた、というよりはもともと降っていたように思う。これが屋久島なんやな。
豪雨の西側道路、狭いし枯れ葉だらけで、しかも暗い。で一周は諦めて戻ることにする。
フライトまで時間がありそうなので、どこか温泉でもと思って、看板を曲がってみる。と、温泉というより海。満ち潮なのか全部海水。さすが平内海中温泉。あきらめて空港を目指す。

屋久島空港へ。レンタカーはお店ではなく空港の駐車場においておくだけという初めてのシステム。
空港は、地方空港という感じのコンパクトさ。機材は当然プロペラ機。
ちょっと無理やりやったけど、屋久島に来られて良かった。あ、移動と感動ばかりで何も食べてなかった。

あっという間に鹿児島空港に到着。で、レンタカー借りて霧島を目指す。
でも霧島を前にお腹が空いたので、道中みつけた定食屋産で昨日に続いて黒豚の豚カツをいただく。
お宿はActive Resorts 霧島。やっとはいれた露天風呂が気持ちいい。