2018年11月 3日

山形旅行 羽黒山、鶴岡、銀山温泉

今日は、羽黒山を登る。
紅葉時期だからなのか、五重塔のご開帳最終日だからか、普段からそうなのか、登山口の駐車場はかなり混雑していた。
さすが羽黒山で、周辺には三坊がたくさんあった。
入り口の随神門をくぐると一気に森に入る。この先道中両側に末社が多数祀られている。
少し進むと江戸時代に月山より水路を引いて作られた須賀の滝がある。なかなかの勢いで良い。

また少し進むと樹齢が千年以上という周囲10mの爺杉がある。ものすごく立派なのだが、その周辺もなかなかの巨木があり、そのなかでのダントツの巨木というのがわかるくらいすごい。
そのすぐ横には、国宝の五重塔。再建されたのが600年前というもので、今回約150年ぶりに内部か公開されるとのことで貴重な回となっていた。1階には祭壇や平安時代の初夏の額などを見ることができ、2階の屋根に作られた台から中を覗いて心柱が見られた。

随神門から約1.7kmで2400段以上の階段を登る山道。天然記念物の樹齢300〜500年の杉並木やら、途中でちょっと見える麓の町などあるが、まぁしんどい。まさに業。途中お茶屋で休んだりしつつ、ざっと50分ほどで山頂に到着。

羽黒山山頂に到着。境内は山の形に合わせて配置されているように見える。末社などもあるのだが、やはり、羽黒山、月山、湯殿山の神をあわせて祀る三神合祭殿が立派。祭殿に上がる階段にスロープが用意されているくらい急で高いから高さ方向の迫力に圧倒される。また、五重塔の特別拝観にあわせて、山頂の儀式殿で、他の場所で保管されていた観音菩薩などが公開されており、明治時代の神仏分離までの様子が語られていた。
とにかく苦労して登っただけある。ちなみに、ここまでは車で来られるので次回からはそちらで。
で、一気に降りる。

少し遅くなったが昼食をと思ったけど、良さげなところが予約でとれなかったので、麦切りをいただくべく鶴岡まで行くことに。
寝覚屋半兵エさんへ。山形では大勢で蕎麦をいただく際に大きな木箱に入れて出すそうで、それを枚という単位で出てくる。2人前が半枚くらいだそうだが、こちらは1人前もあるので安心。
3人前で、麦切りと生蕎麦を注文。麦切りはツルツルした腰が強いという、冷麦のような感じながら、細めのうどんくらいの太さで、とにかく喉越しがおいしい。わざわざ寄り道した甲斐があった。
鶴岡のとなりの酒田にある平田牧場のコロッケなどが道の駅で売っていたので、いただき、一気に山形の東側へ移動。

ざっと2時間ほどかけて尾花沢市の銀山温泉へ。すっかり夜になってしまった。
江戸時代初期の大銀山として栄えた「延沢銀山」が、昭和初期あたりに建てられた洋風の木造多層の旅館が銀山川の両岸に沿って建ち並んだところからできた街並みだそう。
ぎゅっとまとっまって、ガス灯や建物の灯りでレトロな雰囲気をだしている。
やどは、その温泉街の上に当たる位置の滝見館。客室は10ほどなので、昨日に続き温泉が混むこともなくゆっくりできる。レトロな街並みのところまでは少し離れているが、バスで送っていただけるサービスがあり、便利。