2018年3月20日

ヴュルツブルク

朝、起きたら、今回の旅行で初めて晴れたので、早朝の散歩。やっぱ晴れてると気分がいい。

今日、帰国なのだが夜便なので、スーツケースはホテルに預かってもらって夕方まで散策。
ここまで来たら、もう一個世界遺産に寄ってみようと、去年寄れなかった、ロマンティック街道のスタート地ヴュルツブルクへ行くことにする。

ヴュルツブルクはフランクフルトからマイン川を上って行ったところにあるが、結構蛇行しているくらい山を超えたところにある。景色がコロコロ変わって楽しい。
フランクフルト中央駅からICEで1時間ほどでヴュルツブルクに到着。駅前だけ見るとビルが並んでいる中規模な街という感じ。これくらいの街が好き。

ヴュルツブルク中央駅から徒歩10分でレジデンツに到着。少し雪が残っている。
ヴュルツブルクのレジデンツはレジデンツ前広場と庭園合わせて世界遺産に登録されている。
到着したらちょうど開館時間。一番乗りで、まだ静かな宮殿に入れた。

まぁ、これまでも、とくに今回は、毎日世界遺産の宮殿を見て来たので「もう驚かへんで」と思っていたが、これまた驚いた。
入ってすぐのところにある階段の間が、柱もないのに半端なく広く、その天井に描かれたこれまた半端なくでかいフレスコ画。
説明によると、設計当時に絶対無理と言われていたのだそうだが、宮殿は世界大戦時に大部分が破壊されたのにこの階段の間は残ったくらい丈夫なのだそう。
他にも広間のフレスコ画に、大理石の豪華な柱に、床のモザイク模様、すごくよかった。
ここは、宮殿、調度品だけでなく、絵画のギャラリーや戦後の様子を撮った写真などの展示もあり、街の博物館的要素もある点もあるところおmポイント。
ちなみに、写真撮影は禁止なので、購入したはがきから。

庭園に出る。今はオフシーズンなわけやけど、すごく手入れが行き渡っていて綺麗。
ただ、吹雪いて来たし、道は凍りだして滑るし、噴水はみるみる氷柱が伸びて行くくらい寒い。毎度ながらあったかい時に来たら気持ちいやろなぁと思う。
とにかくよかった。

ヴュルツブルクの中心地へ出る。といっても宮殿から徒歩5分もかからないところ。
大雪の平日ながら、地元の方もいっぱい街に出ている感じ。これまで観光地メインに回ってきたのでいい感じ。
キリアン大聖堂に入る。目抜き通りの端にあるのですごく目立つ立地に、外観はスッキリしたロッマネスク。
中に入ると白を基調としたこれまで見てきた教会とは全く違う壮観で緊張感がある。
白だからと言ってあかるいのではなく逆に影の部分が目立って暗いようにも感じる。不思議な空間やった。
外に出るとさらに雪が激しくなってきた。しばらく雪宿りしてると、教会に出入りする地元の方々が、「もう春なのにねぇ」「いつもはこうじゃないんやで」みたいに話しかけてくれはる暖かいところ。

この真冬のような気候の平日ながらもマーケットは賑わってた。その中にあるマリア礼拝堂へ。
窓が大きく取ってあり明るい印象。マーケットの中にあってちょうどいい。

マリエンベルク要塞も行きたかったけど、雪で何も見えなさそうなので、街を散歩。
とにかく教会密度が高くそれぞれ特徴があり、心が折れて行けなかったけど、川も丘も歩いて回れる範囲で楽しめる。散歩好きにはたまらない街。

最終日にしてお約束のシュニッツェルサンドをいただき、ICEでフランクフルトに戻る