2017年3月18日

バイエルン旅行 -ローテンブルク-

今日はバイエルン州の北のほう、ローテンブルクへ。ちょっと天気が悪いのが残念。
遠いのでICEを使ってニュルンベルクまで一気に行って、それから5分以内の乗り継ぎを3回。若干遅れて到着するから毎回ダッシュ。
どんどん田舎になり最後はSteinachというすごく小さな町で、ほぼローテンブルクだけのための4駅しかない支線に乗り継ぎ、ミュンヘンから約2時間半で到着。

ローテンブルクは駅前にショッピングモールがあったりと意外と大きな街。駅前に何もないような田舎駅ばかり走ってきたので余計にそう感じるが、ロマンチック街道と古城街道の交差点という要所のようす。
駅から旧市街までは徒歩約15分ほど。
住宅街のメインストリートのようなところを歩いてると突然門と壁が現れ、ここからわかりやすいほど旧市街に入る。もうテーマパークの入り口にしか見えない。

レーダー門をくぐると、普通に地元の人が生活するお店が並んでいるという住宅街で観光地感はないのだが、あきらかに違うかわいい街並み。

旧市街中心に近づくにつれて、お土産物屋さんやレストランで観光地っぽくなって来る。市庁舎のある広場に出る。あきらかにここが中心と分かる中世ヨーロッパらしい街。これがいい。
で、まずはやはり高いところから見渡すため市庁舎の上に登る。
上からは城壁や周囲の街並みが見渡せ、そして西側を見るとここが「ローテンブルク・オプ・デア・タウバー」というタウバー側を望む丘の上なのがわかる。
ただ、この日は立ってるのがやっとなくらい風が強くて、いつものようにぼーっと眺めることは全然できず。

中心地をぷらっと歩いて、テディベアのお店テディランドへ。店内はそれほど広くないが約3000点ものアイテムがある。あきらかに日本人が多いんだろうなというくらいの日本語っぷり。ビンテージ物とか手作りものとか高価なものまで扱っている。
一年中クリスマス用品を扱っているケーテヴォールファールトへ。オレンジ色のかわいいお家のような入り口からは想像できないくらい店内が広い。どこまであるんやろうというくらい奥に広がっていたり、まさかの地下にも広がっている。そんな魔法ちっくな店づくりがメルヘン感を増してくれる。
うっかりテンション上がった両店舗でそこそこ自分用お土産を購入。

ヤコブ教会へ。ここもまた大きい。
これまでバイエルンでは豪華なカトリックの教会が多かったが、ここはプロテスタントの教会でとってもシンプルな落ち着く佇まい。
オルガンの裏に回れる階段があり、その階段を上がったところにも祭壇があるのだが、こっちは目の前まで行くことができるのですごい迫力。バイエルン州の多くの祭壇を手がけた彫刻家の作品だそうなのだがここのが最高傑作と言われているそう。

広場から南へ進むと現れる、ローテンブルクの写真によく出て来るプレーンラインへ。崖の下へ向かう道との分かれ道で平地にある街とは違うのがよくわかる。
坂を降りる方向へ進むと、見張り塔付きの門へ出る。外に出ると、城下町もなにもなく川へ降りる道になっている。この先に二重橋というのがあるのだが、ぱっと見遠いのでやめる。

レーダー門にもどり城壁を歩いてみる。もとは防衛のためにあるのだろうけど、今はぐるっと街を見ながら歩いて回れるようになっている。
壁は常に修復されており、寄付をした人のプレートが貼ってある。けっこう日本人や日本企業のプレートが多い。
一口いくらか知らないけれども、こうやって残るなら寄付もしてみたい。

中心地に戻り、こちらの名物お菓子、シュネーバルをカフェでいただく。材料だけでみるとドーナツなんだろうけど、ひも状の生地をまとめて揚げた感じで、それにいろんなフレーバーのコーティングがされている。
名物なので、それなりにお土産感もあるが、パン屋でも売っているくらいこちらでは庶民の味なんだろう。とりあえず、ボロボロおt食べにくい。で、結構美味しいんだけどちょっと多い。
壁の内側だけ時間が止まったような中世のイメージしている街並みが、残しているという感じもなく、ごく自然に生きた形で残っているという素晴らしいところ。ちょっと行きにくいけれども、ここはかなりおすすめ。
帰路につく。いくつか乗り継ぎだけど、全部5分以内での乗り継ぎ。本数が少ないけどもそのぶん効率的に移動できる。さすがドイツ。

今日も夕食はミュンヘンのマリエン広場にあるアルテス・ハッカーハウスへ。かなり家庭的な雰囲気のお店。こちらも醸造所直営でハッカープショールというところのビールで、そもそもヴァイスビールが多いミュンヘンの中でもヴァイスがかなり充実。