2017年3月16日

バイエルン旅行 -朝のミュンヘン散歩 ホーエンシュヴァンガウ-

今日はノイッシュバンシュタイン城のあるホーエンシュヴァンガウへ行くのだが、バイエルン地方の鉄道とバスの一日乗車券のバイエルンチケットが平日は9時から有効なので、それまでの間、ミュンヘンを散歩。
バイエルンチケットは一人目€25なのだが、2〜5人目まではプラス€6と、人数が増えるほどお得度が増すチケット。そもそもホーエンシュヴァンガウまで片道で€30なので一人でも片道だけで元が取れる。ただ特急は乗れないので青春18切符のような感じ。

ミュンヘン中央駅から東に7分ほど歩いたところのカールスプラッツへ。
ここには門がありここから旧市街とわかる。
門をくぐり東に進むとがらっと変わり、ショッピングモールや教会、レストランなどが並ぶ。やっと安心して歩けそうなところ。

天気がいいのでフラウエン教会の100mの塔に登りに行く。が、改装工事中で登れず。残念。フラウエン教会はバイエルン地方の教会の特徴である玉ねぎ型のドームを持った2つの100m越えの塔を持つまさにランドマーク。中は八角形の白い柱が中央から見ると壁のように見えるくらいずらっと並んでいるのと、柔らかい光で明るいのが印象的。
少し時間ができたので、ぶらっと回ってミヒャエル教会にも寄る。ショッピング街に並んだ建物だし、三角屋根の白い壁で、一見教会には見えない。でも、中に入ると白い壁と大きな丸天井と豪華な装飾が印象的。後で知ったけど、この丸天井はサン・ピエトロ教会に次ぐ世界2位の大きさなのだそう。いやいや驚き。このサイズの教会がココ一帯にいくつかあるというのもすごい。

中央駅に戻り、車中での昼食を買って、フュッセン行きのRE(快速)に乗る。フュッセンまで、約2時間、乗り換えなしの終着駅なので気楽にのってられる。ミュンヘンからのドイツ鉄道はだいたい一時間おきに同じ方面に電車が出る。フュッセンへは、直通と乗り換えと交互に出る感じ。
ミュンヘンの都会を抜けると、森と緑の丘と、教会を中心とした集落の繰り返し。イメージしてたドイツって感じ。以前行った北側のドイツと比べるとより牧歌的な印象。
アルプスの高い山が見えてくると、しばらくしてフュッセンに到着。フュッセン駅から4km離れたノイッシュバンシュタイン城の麓に行くバスは、1時間に1本やってくる鉄道にあわせて2本出るのみ。
さて、2階建6両ほどの電車に8割ほどの乗車率で人が乗っていて、ほぼみなさんノイッシュバンシュタイン城へ行くのだろうけど、バスは路線バスが2本しかない。なので前の方から降りて、線路を横切りバス停へ。なんとかバスに乗れた。あきらかに倍以上の人が乗れなかっただろうけど、みなさんどうしたのだろうか?
完全にオフシーズンやのにこの人気は想定外やった。

フュッセン駅からバスで10分もせずにノイッシュバンシュタイン城麓のホーエンシュヴァンガウに到着。
ノイッシュバンシュタイン城はツアーでしか入れないので、一目散にチケットを買いに行く。日本語はオーディオガイドのみで、その回となると一時間半後のんになった。何気に後発のバスだったらさらに一時間後やったかもしれない。
時間があるので、麓から徒歩で城に向かう。ゆっくり登って40分くらいで城に到着。徒歩以外に、途中まで行ける馬車と、城の奥にあるマリエン橋までいけるバスでも登れる。ツアーの時間までしばらく待つ。麓や遠くの湖が見える風景がすごくいい。

お城は、バスからもちらちら見えていたが、近づくにつれてその立派さが感じられ、一方で綺麗すぎるのでテーマパーク感もある。
城内は撮影禁止。オーディオガイドを聞きながら進む。派手ではないけど豪華な装飾で、一部屋一部屋テーマがある。きらびやかな絢爛な宮殿のような政治や見世物のためというでもなく、中に入った印象はものすごく豪華な自宅という感じ。
城のさらに徒歩10分ほど奥にあるマリエン橋へ。道中の風景もいいが、やはり峡谷にかかる橋からのノイッシュバンシュタイン城を見ると街を見下ろす感じでものすごく映える。

麓まで降りる、下りはあっという間。で、バスがでたところのようだったので、ゆるゆる徒歩でフュッセン駅まで向かう。
車道沿いに、散歩道が用意されているので歩きやすい。
道中特に何があるわけではないが、ただ広い公園や広場があり、そこからフュッセンの街に入って行く感じがいい。
またここは、ロマンチック街道なわけだが、看板がドイツ語と日本語で書いてあった。日本人が有名にしたというのがわかる。

REでミュンヘンへ戻る。帰りは乗り換えがある。ドイツ鉄道のアプリには何番線に着いて何番線に行けばいいかも出てるし、変更があってもリアルタイムに見られて便利。
ミュンヘンに戻りマリエン広場にある、たぶんミュンヘンで一番有名なビアホール、ホーフブロイハウスで夕食。イメージしてるドイツのビアホールって感じで、生演奏あり、陽気な店員さんだらけで、ものすごい活気。
9年前同様に、とにかくジャガイモの付け合わせがたくさん。少し塩分強めなのが気になるが、なにかとでっかいサイズで食べてる感じがいい。