2016年9月23日

茨城県北芸術祭 day2 山側会場

午前は常陸太田市と常陸大宮市を回る。
まずは「道の駅 常陸大宮かわプラザ」へ。デッキにある陶器でできたオブジェが作品。
めっちゃ雨なんでゆっくり見られず。ちなみに恒久展示にするのだそう。

一旦、常陸太田市へ。市民交流センター前の木と陶ブロックの巨大なインスタレーション。
その側にある鯨ヶ丘地区へ。その名の通りで、高台の上にある少しレトロな街並み。高台といっても山沿いじゃなくて、四方が急な坂になっている珍しい丘。歩き回っていて楽しい。
ここに入ると商店街中の窓にピンクのシートが貼ってあり、それぞれそこにお住いの方のエピソードが書かれている、町中に広がる作品が目立つ。地元の方々の協力だけでなく参加もあって成り立つ素晴らしい作品。

鯨ヶ丘にある郷土資料館でもある梅津会館では、ここの歴史のつながりもあって架空の「常陸佐竹市」を立ち上げる作品。まちづくりとは、を考える感じで面白い。
「リビングルーム」という展示は、不要になった日用品が集められた物々交換のお店。懐かしいものがたくさんで楽しい。弊社の足踏みオルガンがあったが、後日これの引き取り先が見つかったそう。
「SPREAD」は、ある人や動物の1日の過ごし方をカラーパターンで展示。仕事や睡眠などで色付けされている。ごく普通な人の普通なのもあれば、寝てばっかりの家畜の牛もあれば、一日中働いていて真っ赤になっていた東日本大震災の時の役所の職員さんなど、エピソードを合わせてみていろいろ考えさせられる、すごくいい視点の作品。

少し山に入ったところにある自然休養村の管理センターだったところでの展示。
ミツバチとかの自然を使った展示から、県北地域の特産である、発酵品、和紙、苔を使った展示など、自然と地域をテーマにした展示が並んでいた。

常陸太田市に戻って、ゲームセンターと衣料店だったところでの大型展示。
ゲームセンターの方のは、後で知ったのだけどここの地域の素材を使った作品だったそう。
何よりでかいのはそれだけで印象的。

ちょっと寄り道で那珂市にある木内酒造さんへ。こちらは常陸野ネストビールでもおなじみ。そしてここの酒蔵で名物秋蕎麦をいただけるということで寄って見た。
けんちんそばを注文。酒粕と味噌ベースのけんちん汁に浸けていただく。めっちゃ美味しい。