2016年9月23日

茨城県北芸術祭 day2 海側会場

海岸線を一気に北上し福島との境目の北茨城市へ。
切り立つ岩の海岸線の上に立つ天心記念五浦美術館へ。ここではチームラボのインタラクティブアートが展示されている。たくさんの作品があったが、漢字に触れるとそれが現れるというのは、みんなでいくつかを組み合わせて触るとどうなるかとかでとても楽しい。まさにインタラクティブアートだからこその作品やった。
横山大観や美術館には名前にもなっている岡倉天心の常設展があり、芸術祭のパスポートでそちらも見られた。

北茨城市の山の方にある旧富士ヶ丘小学校での展示。今年廃校になったばかりとのことで、普通に使われてそうなくらい廃感は全くない。
いくつかの作品が展示されていたが、屋台を引いて物々交換されてきた過程の写真が並んでいる展示が面白かった。今回の芸術祭の6市町で2ヶ月かけて物々交換してこられたのだが、その人と物を撮った写真がずらりと並んでいる。地域ぐるみの広範囲での芸術祭という感じがするよい作品。
あと、ここの小学校の階段には、下の階は九九が書かれていて、まあよくあると思ったが、最上階には13の段とか九九を超えていたり、面積の求め方も書いてあったり、一番感心したのは1m四方の四角とか長さの感覚も身に付けようといろんな掲示があったのだが、こういう感覚を身につけておくという発想は素晴らしいと思った。

宿をとった日立市へ。日立市には何箇所かに分かれて作品があり、とりあえず駅前を回る。
駅前にある音楽ホールやプラネタリウム、図書館などが入った文化的な複合施設シビックセンターへ。
ここには、原発の数を大きさで表現したシャンデリアによる原発地図的な作品。ロビーにはラジオが発する電波を音に変換するインスタ、驚いたのがプラネタリウムでの映像作品。プラネタリウム使うか!
それぞれ見せ方が見事やった。

日立駅へ。ここは妹島和世さんが設計されたとのことで、金沢21世紀美術館ばりの一面ガラス張りの近未来な感じの駅。
そのガラスにカラフルなカッティングシートを貼り並べた作品と、海を見下ろせる待合所に蓮ぞを除くと見られる映像作品があった。

今夜も軍鶏いただく。うまい。
シビックセンターの映像展示を見た際に、科学館とプラネタリウムの上映会の無料券をいただいたので、久しぶりにプラネ鑑賞。
こういうのもいいサービス。

いやー今日は移動した。