2016年9月24日

茨城県北芸術祭 day3 海側会場

日立から海岸線を北上しながら点在する作品を見ていく。
まず「うしまのヴィラ」まだ空いてなかった残念。
次に、小貝ケ浜緑地。木材と陶で作られたインスタ、昨日見た作品と対になっているそう。もうひとつあったのだが、まだ開館しておらず。
次に、高萩市に入って、高戸小浜海岸へ。買いから人の指が出てるような作品。これは気持ち悪い、奇妙な造形。
高戸前浜海岸へ。こちらには海側の象徴的な作品「落ちてきた空」。ただ置いてあるのじゃなくて砂浜に突き刺さっているのがおとぎ話的でいい。晴れてたらもっとよかったろうなぁ。

山の方へ行き、ラジコン飛行場での展示へ。遠くの方に見える一直線の構造物が作品。
ちょうどここに行ったときおじさんがラジコン飛行機を飛ばされていて、私が着くなり一旦中断してくださった。で、作品よりもラジコン飛行機が気になっていろいろそっちの話を聞いてた。

高萩市街に戻り、文化財にもなっている穂積家での展示を見る。住宅内、庭、物置に4つ作品がある。
作品もたのしめるが、ここの建物自体がまたすばらしい。五段茅葺中竹節揃角市松模様寄棟造とかいうそうなのだが、茅葺のエッジ部分の模様がみごと。
説明員お方がたくさんおられたり、食事も楽しめたりと良いところやった。

日立市に戻って、御岩神社へ。こちらには天井画と林の中のインスタレーションの2作品。
御岩神社は山奥にあり、600年の杉をはじめ雰囲気もいい神社だが、御祭神数は188柱というのもすごい。駐車場が臨時も埋まるほどの人気やった。

日立駅から1つ先にある常陸多賀駅前の商店街での展示へ。空き店舗や通りに作品が並んでいる。
和田永さんのブラウン管に映す映像によって発せられる電波から音楽を奏でるインタラクティブな作品から、街中をニットで飾ろうという参加型作品、合併前の地名などを書いたライトボックス、地域の人の映像作品、など様々。

「海か、山か、芸術か?」そのとおり、海に山に、廃校に美術館に、茨城県の県北一帯で開かれた芸術祭。
広い範囲に密集することなく点々と作品があるので、作品をスタンプラリーのように回るだけでなく、いろんな観光地も交えてぐるっと回れる楽しみがあった。
とくに大子町や鯨ヶ丘などの商店街をあげた展示は、普段なら通り過ぎるところをぷらっと歩き回って地域を感じられて良い旅行になった。