2016年7月13日

クロアチア旅行 -SIBENIK-

スプリト港からシベニク中央まで、海岸線ルートで片道80kmほどの長距離バスが往復で1,600円ほど。お安い。
道中、山間部や小さな港町をいくつも通る。景色を見ていてすごく楽しい。
渋滞があったので30分ほど遅れて、シベニクに着いたのが17時手前になったけど、まだまだ日は高いし、主な観光スポットは20時まで開いてるそうなので十分。

とりあえず、世界遺産の教会を目指して海岸線を歩く。
海岸線は、広い石畳の道になっていて、植樹もあり、ゴミが落ちていない綺麗なところ。クロアチアはゴミ箱が多いし、海岸線なんかは常に清掃しておられる方がいるようだった。
ボート用のセルフのガソリン?スタンドがあった。こんなの初めて見た。

ヤコブ教会の方向に宮殿下の通路が見えたので曲がってみた。
先にある、狭い階段を登り、全然行きたい方向に行けずグルグル遠回りさせられて、レプブリカ広場の先にある聖ヤコブ大聖堂に到着。(何気に、海岸線の道をまっすぐ行けば参道的な道に出たみたいやった)長距離バスターミナルから10分もかからない距離。

世界遺産になっている聖ヤコブ大聖堂は、ゴシックとルネッサンス様式が混ざっており、レンガや木の支柱を使わない完璧な石造りで世界一の規模の教会とのこと。
中に入ると、改修工事中で両サイド足場が組まれた状態やったけど、それでもずしーっと感じる威圧感のある空間。ちなみに工事は独立戦争時に受けたものを修復しているとのことで、1991年から続いてるそう。
観光地なところではあるが、自ら布を取り肩や膝を隠してから入り、入り口で片膝ついて十字を切り、席に着く前に両膝ついて祈りを捧げるという所作をされる方がほとんどだったとこからも、敬虔なるカトリックの方が多く来られていて、そういうところからも凛とした凄い雰囲気を出している。
ウエルカムな感じもいいが、こういうピリッとした空気の教会もいい。

さて、クロアチアの魔女宅感ある街はやはり高いところから見たくなるので、丘の上に見える要塞を目指す。
今日だけでトロギル、スプリトを歩いてきたが、シベニクははるかに複雑な作りになっている。特に、Y字路やささくれ立った道が多い。この作りの街は、行きと帰りで見た目が変わるので迷いやすくて怖い。
要所要所に要塞はこちらとの看板もあるのでそこそこ助かったが、ちょっと登ったりちょっと降りたり、鍵形の交差点があったりで、迷路度がかなり高かった。けどそれもまた楽しい。

聖ヤコブ大聖堂から、かなり登ること10分ほどで、聖ミカエル要塞に到着。
見事なまでに砦というずっしりした造りで、一望できる景色もいい。特に海側が小さい島が折り重なるように見えるところなんかは、地図で見ていたアドリア海のイメージ。
要塞内のスペースは野外音楽堂になっていて、かなり今風なプラスチック製の椅子が並んでいて、ちょうど行った時もPAの調整中みたいやった。日本やとこれは大反対受けるんやろなぁ。

要塞から市街地の方へ降りる。途中古い教会などもあったり、路地のレストランや商店などを抜け、劇場のある広場に出た。
思っていたよりコンパクトな旧市街だったので、ゆっくり散歩しても予約したバスのまで時間があったので、夕食をとったりしてゆるゆる過ごす。

シベニクから再び長距離バスでスプリトバスターミナル(港)へ。
そこからシベニク旧市街を抜けてローカルバスのターミナルまで、1kmほど歩く。ローカルバスのターミナル付近は観光客っポイ人があまりいないのでちょっと不安。

ローカルのターミナルから30分に1本のバスに乗るのだが、全然来ない。どうも1本キャンセルになったようだが、一切説明がない。まあ、そんなもんか。
ローカルバスは遠くまで行くのは2両連結になっており、それでも1本キャンセルしたからか激混み。
次のバス停などの名前を言ってくれないので、GoogleMapとにらめっこしながらホテルのあるポッドストラーナで降りる。他にたくさん降りたので助かった。

今日は、かなり暑くてバテ気味やったけど、3つの街を歩いて、家、城壁、要塞、教会などがある石造りの迷路のような街を歩き回るのが想像以上に楽しくって大満足な初日やった。