2016年3月26日

平戸、伊万里、武雄

平戸の朝。入り組んだ海岸に朝日が気持ちいい。

平戸島からさらに西の生月島(いきつきしま)へ。
島をつなぐ橋がまたいい。1キロほどの長さのトラス橋。橋脚の間が広いのと、スカイブルーが映える、周りにマッチしていて素晴らしい。
生月島の内海になる東側には街が、外海になる西側は打って変わって断崖が広がるという、二面性を持った特異な島。とりあえず一周してみた。
北に柱状節理の断崖がある。ただ近くまで寄れないのが残念。
西側の断崖はめまぐるしく変わる景色が良かった。気になったポイント、牛に注意の看板。渡ってくるのだろうか。河口ほど近くにダム。貯水だったらもうスコス上流の方が良いのではなかろうか。など。

平戸島に戻り、島の外海側の西側と内陸を走る。
春日町では海から山までつながる棚田が綺麗やった。元々かくれキリシタンの里ということで、能登とかで見てきた棚田と比べると奥まったところにあって、長く継承されてきた文化があるんやろなと感じられるところやった。
まっすぐ戻るものなんなので、南側も回ってみる。東海岸側の中ほどにある、紐差教会と宝亀教会。どちらも力を誇示するようなのではなく海や集落を見渡す丘にちょこんと立っていて、教会というよりも神社のような存在に感じられた。

平戸市街へ戻る。
昨日、ナイトツアーで回ったところを歩く。コンパクトなところにスタンプタリーのように観光ポイントがあり、ポイントを辿ってると独特の雰囲気の街並みが見られる。

平戸市街。丘に登ると、ザビエル記念教会にお寺にと、これもまた長崎らしい光景が見られた気がした。

平戸市街。商店街がある方に降りる。
商店街やスーパーなど日常の部分でもオランダな感じで

商店街の中にあった「元祖海鮮ちゃんぽん 平戸」さんで、海鮮ちゃんぽんをいただく。
ものすごい具。たっぷり野菜に、たっぷり海鮮の中にはあさりにサザエも入っていて、豚骨ベースにしっかりの海鮮のスープで隙間ない美味しさ。一気にちゃんぽん好きになった。

平戸島を後にする。昨夜は見えなかったけど、平戸大橋は、朱の橋と緑の島、青い海空、そしてこの日は黄色い花と見事な色彩やった。
田平天主堂へ。ここも瀬戸を見下ろす高台に立ち、濃い赤レンガ積みの教会で、周囲にはお墓、石段石垣、畑と歴史のまま保存されているんだろうなと感じられる、深い雰囲気のあるところやった。
平戸口に戻りたびら平戸口駅に。知らなかったが、沖縄のモノレールができた2003年までは日本最西端の駅やったそう。国鉄時代の写真などちょっとした博物館もある。
伊万里目指して海岸沿いを走る。途中綺麗な砂浜の海岸があったので寄ってみた。今回は長崎から海岸沿いをぐるっと走ってきたのだが、砂浜見たのは初めてなきがする。長崎からは地理的条件が変わったのを感じる。

佐賀に入り、伊万里の大川内地区へ。ここには、伊万里鍋島焼の工房、窯と各工房の直売所が並んでいる。
さすが伊万里で、道中には、白磁に綺麗な青の染付の飾りの橋や看板もあった。
やっぱり、作成しているところを見ての直販所を見るのは違う。いや、楽しい。

今日は伊万里で泊まるのだが、ちょっと時間あったので温泉地を探したところ、山超えたところに武雄市があるので、行ってみた。
武雄温泉大衆浴場の、楼門と武雄温泉新館は国の重要文化財になっているそう。しっかし見事な入り口の楼門。ちょっと周りと比べると浮いてる感じやけど、中に入るとこれもアリかなという感じの雰囲気あるところ。
もうちょっと空いてたらよかったけど、仕方なしか。

武雄市の図書館はCCCが運営されているということで話題になってたのを見て、寄ってみた。
図書館部分と書店部分がシームレスにつながっていて、見た目はカフェ付きのアシャレな書店なのだが、それでいてじっくり読みたい本はじっくり読めるように区分けしてあるのは図書館であり、確かに賛否ありそうやけど、見事に実現されているように感じられた。

伊万里市街に戻る。
伊万里市街には、橋のたもとから、スーパーの入り口などに大きな焼き物の瓶が飾られていた。まさかこんなにあるとはというくらい。結構驚き。
伊万里は牛もあるということで、玉ねぎたっぷりの伊万里牛のたたきをいただく(店の名前忘れた)。ジューシーな肉やけどさっぱりいただける。
いやー今日はたくさん走った。