2014年3月21日

ベルギー旅行 ブリュッセル 午後

遅い昼食取って、アントワープからブリュッセルに戻る。雨が上がったんで、とにかく散歩することにする。

ブリュッセル中心部は五角形の環状道路に囲まれていて、まずは、その南東側にある丘を歩いてみる。

ブリュッセル中央駅東側の高台にあるロワイヤル広場。この辺は、王立美術館などの美術館に、アールヌーボーな建物に世界中の楽器を集めた楽器博物館などアートなところ。王立博物館行きたかったけど、それだけで終わっちゃいそうだから、今回はスルーで。
ロワイヤル広場から南にサブロンへ。トラムも走るメインストリート沿いなのに一歩中に入ると静かで、大きなステンドグラスが印象的なノートルダムデュサブロン教会。その周りは骨董品店とかが似合う静なところやった。
権威を感じる最高裁判所ということだったが工事中だったみたいでいまいち。
その静かなところから一本外の通りのルイーズ広場に出ると、一変してハイブランドからファストファッションまでの国際的な色のあるショッピング街でにぎわっていた。

ルイーズ広場から南東方向のルイーズ地区には世界遺産にもなってるアールヌーボーな住宅が点在しているので、そこにも行ってみる。意外と遠い。まあ、観光客はいない住宅とジモティなショッピング街を進んだところに、なんとなく人が並んでいるところがあったので、見つけられたオルタ邸。ヴィクトル・オルタが設計したアールヌーボーな邸宅のうち世界遺産に登録されているのは4つで唯一見学できるオルタ邸。
アールヌーボーの代表的邸宅ということで、全体的に曲線で構成されている印象で、中は螺旋(的な四角の)階段が真ん中を貫いており、何階という概念はなく階段から部屋が繋がっている。最上階からは日を取り込むようになっていて、このような隣と密接した家では内側は暗くなりそうだけども、電気なしに家中が明るい。また、それぞれの部屋は特徴があり、調度品や家具もそれぞれの部屋に合わせて趣の異なるものがそろっている。博物館的には楽しめるのだが、邸宅なのでここに住むのはちょっとなぁ、って感じもある。ちなみに写真撮影不可。
世界遺産になってたり、オルタ邸のチケットの裏に描かれていた邸宅と、ガイド本に載ってたアノン邸にも寄ってみる。まあ、中に入れるのは写真館になってるアノン邸だけやったけど。(ここはインターフォンを押して入るので家っぽかった)。
意外と広範囲やった。

トラムやメトロを乗り継いでブリュッセルの東の方にあるサンカントネール公園の方へ。この近くにあるストックレー邸にもよって見る。単独で世界遺産に登録されているが、外からしか見られないのでなにもわからない。まあ、世界遺産は観光地ではないと言うこっちゃな。いちおう、オルタなどのアールヌーボーな曲線がメインだった時代に、直線の組み合わせでどこまでできるのかという実験的でキュビズムやアールデコを先取りするデザインの邸宅であるとのこと。中にはクリムトの作品等もあるらしいが、公開されることはないらしい。
サンカントネール公園には立派な凱旋門があり、登れるらしいが遅かった。
近くにはEU本部もあり、たぶん学校もあるのだろう、帰宅ラッシュでメトロの駅が人でいっぱいやった。

中心地へもどり、サンミッシェル大聖堂へ。白亜の壁に光が差し込んできて明暗がすばらしい。そして、すべてがゴツくてかっこいい。

また、グランプラスに戻って、アーケードやら五角形の西側のセントカトリーヌ教会周辺でお買い物。

元上司からFBで教えてもらった、オザムル ド ブリュッセルで夕食。昨日のレオンの向かいのお店。
高級な感じやけど、気さくなお店。客はニコニコしながら入ってきて、ホールスタッフが妙に個性的で、ドラマに出てくるような絵に描いたようなレストラン。大満足。ちょっとお高いけど今回の旅行で一番オススメのお店。
とりあえず、歩きまくった一日やった。