2013年3月22日

オーストリア旅行 -グラーツ 2-

グラーツの象徴、シュロスベルク(城山)に登る。一日乗車券でケーブルカーも乗れる。ケーブルカーは15分に一本。ま、丘は麓から120mほどなので、階段で登っても問題ないくらい。その高さでもグラーツ市街地を360度眺めることができる。
天気がいいので気持ちがいい。断崖に建てられたカフェのテラスからの眺めと日差しがこれまたいい。

シュロスベルクの南端には時計塔があり、ここはちょっとした広場になってる。壁の上に腰掛けて街をぼーっと眺めているだけでもう十分。毎時、教会の鐘やカリヨンが街中から響いてくるのが気持ちいい。

旧市街に降りる。ここはすべてが世界遺産。それぞれの建物にユネスコのプレートが貼ってある。普通のアパートみたいなところでも。街をあげての登録なんやなぁ。
旧市街地にあるグラーツ大聖堂。外見は普通だったのだが、中は絵画や装飾ですごく煌びやか。じっと座っていられる清々しいところ。
教会の向かいには王宮跡があり、ここには2重螺旋の階段がある。おもしろいのだが、うまく伝えられない。そしてなんか登るのが怖い階段。

再び中心地を散歩。やはり、中世の建物ながらもカラフルな装飾で明るい雰囲気の街。それだけで、歩いてて楽しくなる。

ムーア川には人口の島がありカフェになっている。またなんでこんなところにという感じ。
そして、ムーア川東岸の旧市街に対して、西側はこれといって文化的な施設等がなかったと言うことで建てられたクンストハウス。青みがかった深い黒のアクリル?で覆われた流線型の建物。突起物も合わせて何か生物のような印象を持つ4階建ての美術館。世界のどこであっても奇抜なデザインながら、大きな反対意見もなくオープンにたどり着いたそう。ちなみにここで最初に開かれた展示が日本の写真家9人の展示会だったらしい。
いやー、これはナシやろうと思うが、しばらく見てるとなんかアリかも知れないと思えてきたので不思議。人口の島と生物みたいな巨大な建物が欧州文化都市に相応しい思いっきりやなぁと感じた。

コンパクトにまとまっているので、短時間でもじっくり見て回ることができ、いろいろ感じることができ大満足。グラーツはかなりオススメ。

グラーツ駅に戻る。エキナカ(といっても改札はないのやけど)のお店を見て回る。
本屋に行くとやっぱりMANGAコーナーがあった。数年前は日本でも人気のだけやったけど、今や知らないマンガがたくさん並んでた。すっかりそういう感じなんやな。で、値段は日本の倍くらい。1Q84もならんでた。Qと9がかかってるって日本人でしか分からないのもそのまま。

ウィーンへの帰りは、GRAZ発のRailjet。名前の雰囲気のとおり、オーストリア鉄道の最高速度の電車らしい。めっちゃきれい。で、やっぱり席に着くなり、パンフが出てくる。1等はすいてて快適。
明日どうするか考えながら帰る。近郊か、遠方か。

RAILJETには食堂車があるのだが、国内だけやからか軽食のみやった。期待してたのに。なので、ウィーンで遅い夕食。そして、今日もオペラ座あたりからブラブラ歩いて帰る。