2013年3月23日

オーストリア旅行 -ウィーン 3-

2カ所の世界遺産や隣国の首都でも2時間くらいなんで行ってみようかとも思ったが、ゆっくりウィーンを見て回ることにした。
まずは、ウイーン北端の山にある展望台へ行ってみようとおもった。

地下鉄で、ウィーン北東の端にある、ドナウ川沿いのハイリゲンシュタットへ。
ここからバスに乗りかえるのだが、展望台へ行く38A系統のバスは朝は途中の住宅街で折り返し運転。というのはわかっていたので、そのバスが来るまでバス通りを歩いて進むことにした。

相当時間があるので、ハイリゲンシュタットから隣街のグリンツィングを目指す。
ハイリゲンシュタットにはすごく長い市民住宅(カールマルクスホーフって名前で呼ぶとかっこいい)から始まり、いいところの郊外型住宅街が続く。
ここはベートーベンが住んでいたということで、ベートーベンゆかりの道や家が点在している。境遇は特異だったとはいえ、よくある感じの住宅街で、今でもみんなが聞いたことある大作ができたんやなと思うと、ちょっとだけ身近に感じる。
ほかにのブラームスのお墓もあり、クラシックの聖地。(と言っちゃうと安い感じがするな。)

グリンツィングまで来ると山に近づいたからか、ちょっとした山の別荘地みたいな雰囲気になってきた。そして、ホイリゲという、まあ、居酒屋が通りに並んでる。夜にくればよかったかなぁ。
で、やっと山を登るバスが来た。

広大なぶどう畑とウィーンの森をバスは走るのだが、この時期に緑はないのですごく寒そうな風景。
で、山の尾根にあるカーレンベルグへ。
カーレンベルグには教会やホテル等があり広い駐車場があった。地元の人の観光スポットと言う感じ。ここからウィーンを一望できるのだが、ちょっと霧がかかっていて残念。そして寒い。麓が0度近くだったので、ここは氷点下。普通のコートでは寒い。
この先にある展望台の方が景色がいいと言われたので行ってみることにする。バスだと5分だそうだがそのバスがなかなか来そうにないので、しかたなく歩いて行く。

山の尾根の道路や森の中を歩く。まあ、なにもないし寒いし、誰もいない。
途中、レストランと森の木を使った感じのアスレチックがあった。夏は盛り上がってるんやろなって感じ。

そして、寒さで手が真っ赤になりつつ、尾根を歩くこと30分でレオポルツベルグへ。
山の尾根の端っこに建つお城(お屋敷?)だけがある。中には入れないがここの城壁から、南にウィーン、東にドナウ川、北にクロースターノイブルクの街が見渡せる。ものすごく静かで、鉄道とか車が走っている音が遠くから聞こえるという感じ。城壁に座ってぼーっとしているだけでいい。だた寒い。
ここにいると、犬の散歩している人やトレーニングしている人が来た。麓から遊歩道みたいな道があるようでそっから来たらしい。でも、時間かかりそうなんで、やっぱりバスで帰ることにした。バスはあったかい。

ウィーン市街に戻る。せっかくゆっくり周ると決めたので、おもしろ建築も見て回った。ウィーンのガウディと呼ばれているらしい建築家で美術家のフンダートドヴァッサー(百水?)が設計した、自身の作品がある美術館クンストハウスクイーンに、集合住宅のフンダードヴァッサーハウス。奇抜なだけでなく直線を少なくデザインされているのもガウディっポイ。なにげに舞洲のゴミ焼却場も設計されたらしい。

ホテルの前にあった市民公園も歩いてみた。市民公園の雰囲気はどこも共通やなぁ。
で、中心地でお昼。すっかりなれてきた。