2013年3月21日

オーストリア旅行 -ウィーン 2-

美術史美術館へ。こちらもまたパプスブルグ家のコレクションが中心に展示されている。
入ってすぐの大理石のロビー、彫刻と天井絵画の階段ホールだけでも圧倒される。さらに階段を上がるとカフェがあり、優雅な気持ちでコーヒーがいただけた。さすが天井知らず。この階段ホールだけでもクリムトとか後に活躍する多くの建築家や工芸家、芸術家が若かった頃に関わったそう。と、このホール部分だけで時間をかけすぎた。
絵画だけでなく、彫刻や工芸品も数多く展示されていて、ちゃんと見てたら一日かかりそうなほど。とうことで、見たいものを重点的にまわる。フェルメールとブリューゲルと、と言っても見たかったものや、オランダとかスペインとかで見てきたものの関連作品とかがいっぱいあってきりがない。
作品も建物も思っていた以上で大満足。また来たい。

王宮、シシィ美術館へ。これまた豪華。豪華な食器や一部の部屋の展示。何度も書いてるけど、感想はやっぱり豪華。ちょっとたんに豪華なのは飽きてきたか。

王宮に併設されている国立図書館、プルンクザール。世界一美しい図書館として紹介されていたのが気になって寄ってみた。彫刻とフレスコ画のバロック様式の典型な感じ。20万冊ほど本があるようやけど、借りたり、読んだり、まして手にすることもできない。うちらには観賞用。だけども、この雰囲気はすごくいい。ここはお気に入り。

夜はコンサートに行くので、少し早い食事。
ウィーンと言えばシュニッツェルで、その名店らしいフィグルミュラーへ。シュテファン寺院の裏側にある静かな路地裏にあるので、ちょっと探した。(どうやら、近くに本店と支店の2つがあるらしい。)
ここのシュニッツェルはとにかくてデカい。30cm以上はある。写真でみてたよりデカい印象。で、ネタなお店なのかなと思っていたが、メニューに書かれていた説明を何となく見てると100年以上守り続けられている味とのこと。
シュニッツェルだけでなく、ポテトでトロトロのあったかいスープに、酸味の利いたサラダもおいしかった。ただ多かった。

リングを走るトラムに乗る。途中でキレイな教会が見えたので降りてみた。ヴォティーフ教会。閉門間近だったからか、誰もいなくて、薄暗い雰囲気の中夕日に照らされるステンドグラスもあわさった静けさが、すごくいい雰囲気。

またリンク沿いのトラムに乗り、一旦ホテルに戻る。

すっかり日が沈んでから、のだめの映画でも使われていた黄金のホールコト大ホールでのウィーン交響楽団のコンサートを聴きに楽友協会へ。
クロークに預けられているコートからすごい高そうな感じの方が多かった。ホール内は見事なほど壮観な装飾で、まったく空気が違う。
その中での、陽気な印象のヴィラゾンさんのテノール曲もあって、クラシックコンサートなれしていないオレでも楽しめた。
音楽とホールの雰囲気と、イメージしてたウィーンって感じがした。これはいい体験。

豪華なもんばかり見た一日やった。