2010年10月17日

瀬戸内国際芸術祭 直島

この日は直島。入場制限がかかっている地中美術館の整理券Getのためには、高松から直島直行フェリーでは整理券配布開始時間に間に合わないので、早朝から出航している岡山の宇野行きのフェリーにまずのって、そこから直島行きに乗り換えるルートをとる。途中で直島横切るのがなんとももどかしいが、これが一番早く直島に入れるルートなのでしかたなし。

で、直島到着。するやいなやみなさんバスに向けてDASH!あの混雑したバスに乗るのはいやだと、徒歩で地中美術館を目指す。
その前に、港にある「I♡(LOVE) 銭湯」へ。とにかく派手。今回は時間があわないが、ちゃんと銭湯として営業している。温泉タオル収集家としてはぜひGetしたかったがしかたなし。

で、地中美術館を目指す。そんなに遠くないはずだったのだが、けっこうな登りが続くのでハードな道中。で、開館時間の1時間前に到着してみると、さっきのバスに乗ったみなさんくらいしか並んでなかったので、まあ、選択は悪くなかった。で、あえて昼下がりに入場できる整理券をもらって、先に他のところを回る。

ベネッセハウスへ。ベネッセハウスはホテルを兼ね備えた美術館。現代アート的な展示が多い。展示室の奥にあるほぼ正方体の空間には、大きな石が2つあり、そこに寝転がると、空間が額縁になった空を見ることができ、時間によって見え方が変わるというもの。他にも作品越しに瀬戸内海が見られる場所なと、場所と作品が一体となったものがおもしろかった。

ここの周りの3つの美術館は、みな安藤忠雄さんの設計で統一されていた。

このあたりは、ベネッセハウスの宿泊施設を中心に、室内、海岸、広場などに現代アートが恒久展示されている。
ただただゆっくり、のんびり過ごすことができる、リゾートな感じ。

そして、バスで本村(ほんむら)地区へ。こちらには、今は使われていない古民家を修復したり・町並み保存のために恒久展示されている家プロジェクトが展開されている。作品も、街並みも見ていて楽しい。

こんどは歩いてベネッセハウスの方に戻る。あるくとそれなりに距離がある。
で、いよいよ地中美術館へ。
真っ白い空間にモネの睡蓮、自然光を取り入れ時間によって様子が変わるデ・マリアの球体と木彫を配置した空間、タレルの知覚工学的な光の展示、この3人のみの展示なのだが、逆にこの3作品のために作られた建物と空間なので、美術館がまるまる作品として存在しているという感じ。ちょっと混んでいたので、今度またすいているときに来てみたい。

李禹煥(リ・ウーファン)美術館へ。ここも安藤忠雄さんとのコラボレーションな感じの、作品と建物一体の美術館。ダムみたいな半地下構造の部分が美術館になっており、ぱっと見てどこが美術館なのかわからなかったくらい。

ゆるゆる散歩しながら港に戻って、混雑する前に高松へ戻る。

ちょっとビターな黒クレープ食べて、今日も宿まで高松城址とか散歩。