2010年3月19日

スペイン旅行 -グラナダ-

ホテルはグラナダ郊外ってことで、周辺はおっきな家が並んでいた。白い壁ばかりで南の方へ来たって感じ。グラナダに隣接するシエラネバダ山脈にスキー場があるとのことでホテルにはスノボなどを持っておられる方もいた。しかし、昨日はグラナダが20度越えやったというのに、近くでスキーできるなんて不思議なところ。

スペインのほとんどはロンドンより西なのにローマと同じ時間帯を使っているので、朝が暗くて夜が明るい時間が長い。来週にはサマータイムになるんでさらにズレる。スペインのレストランのディーナーは20時台に開店が多いようで、日本から見ると国全体が夜型のよう。

今日のホテル内の通路がアルハンブラ宮殿風で趣向が凝らしてあっておもしろい。朝食はビュッフェってことであんま期待していなかったけど、ちょいちょいスペインならではのがあるので嬉しい。とりあえずトルティーリャと生ハムがおいしいと満足。

グラナダ市街地も中世らしいどっしりしたビルが並ぶ。街路樹にはここも桜だかアーモンドだかがありちょうど満開。それからオレンジもなっていた。不思議な光景。

そして、アルハンブラ宮殿へ。
イスラム時代のがそのままということだったが、入口前からそんな感じ。「カルロス五世宮殿」の円形の中庭は、綺麗な円なので反響がすごくて話し声が迫力あるの声に聞こえておもしろい。ちなみに屋根も作る予定だったようだが資金不足で中途半端になってしまったとのこと。

宮殿へ入る。通常だと入場制限もあるのでずらっと並んで待つわけだが、予約済みなのでするっと入る。ツアーのいいところ。
大理石の床やら、壁や柱や天井の彫刻や装飾も細かくて綺麗。次の部屋に移動するたびに、壁、天井、床それぞれ見所あって大変。宗教的に意味のある飾りとかになっているらしいが、そこまでは勉強不足なので理解できず。

写真とかで見たことある中庭が次々出てくる。晴れてたらアラヤネスの中庭とかももっと綺麗らしい。ライオンの中庭の噴水は工事中で見られないと聞いていたが、それなりに景観を損なわない囲いになっていてそれはそれで考えておられるなという感じ。

窓からは、アルハンブラ宮殿といっしょに世界遺産に登録されている白い壁の家だけが並ぶアルバイシン地区が見渡せる。奥にあるサクラモンテの丘にはジプシーが住んでいた洞窟も見える。いい眺め。中庭にはやっぱりオレンジ。

アルハンブラ宮殿の北の太陽の丘にあるヘネラリフェの庭に出る。とにかく広いけど綺麗に手入れされていて気持ちいい。しかしこれを維持するのは大変そう。噴水や水路が多いが、これらはシエラネバダ山脈の雪解け水が引かれていて絶えることなく流れているらしい。

さすがスペインを代表する観光スポット。イスラム時代のがそのまま残っているという意味だけでなく、手入れの行き届いた庭や、壁や柱の細かくて綺麗な彫刻なども見応え充分で期待していた以上に満足。