2010年3月18日

スペイン旅行 -トレド-

マドリッドから南へバスで1時間ほどのところにある、カスティーリャ・ラ・マンチャ州のトレドへ。
トレドの旧市街は三方を川で囲まれた切り立った丘の上の街で、キリスト、ユダヤ、イスラムの文化が交錯していたり、西ゴート王国の首都だったこともあり2000年ほどの歴史があるらしい。ちなみに旧市街全体が世界遺産となっている。

で、まずはその対岸から眺める。目の前にあるのにウソっぽいくらいの絵から出てきたような街でいい景色。

ドレドの旧市街に行く前に昼食。
勝手なイメージで味が濃い国なんだろうと思っていたけど、みんなシンプルな味付けの素朴な料理で美味しい。料理も期待できそう。付け合せの煮物も美味しいのだが、この後ほとんどの食事でこれが出てきた。(日本に来たら「また味噌汁かよ」って言われてるかもしらんな)
で、いきなりメニューにサングリアを発見。まだお昼やしなと思いつつもいただく。うますぎ。バレンシアオレンジを漬けてあるだけとも思えんし、どうやってつくるんやろか。

トレドの北側の陸続きのところから街に入り散策開始。
丘の上だけにいきなり結構な坂を登るのかと思っていたけど、エスカレーターで上がれるようになっていた。微妙に近代的。でも街側からは見えないように作られてはいた。
街は路地が多くて複雑な作りになっている。日本の城下町みたいなもんかな。
北側はヨーロッパな街並みの商店街などで賑わっている感じ。

中心のトレド大聖堂をすぎて南西側に入ると、イスラム様式の建物が増える。ものの20分ほど歩いただけで、キリストとイスラムの特徴的な建物が見られるのは、やはりスペインの古都という感じがしておもしろい。

西の端にある大きな石橋のサンマルティン橋から外に出る。短時間ではあったけど、ここはぜひ寄ってみたい街やったから、散策できて満足。

トレドのサント・トメ教会にはエル・グレコの代表作でこれまた世界三大絵画の一つ『オルガス伯の埋葬』があるが見られず。まあ、しかたなし。

天気予報がハズレて晴れてきた。ありがたい。