2010年3月18日

スペイン旅行 -マドリッド-

天気予報によると、今日の天気は下り坂。少なくとも今日だけは晴れていただきたいと思っていたのに。
マドリッドの最高気温15度。今日の目的地のグラナダの最高気温24度。どんなカッコしてけばええのやら。

マドリッドはバスでぐるっと回る。
スペインでは転勤はないから若い人でも家を購入していくため、マドリッド郊外には新興住宅地が並ぶ。そして、街に入ると近代的なアパートやショッピングセンターが続く。さらに御立派な門を通過し中心地に入ると、出窓が付いてどっしりとした中世的な建物が並ぶ。まさにヨーロッパスタイルな街。
出窓が付いたビルの街並みは、リマのマヨール広場で見たのと同じだが、さすが元になった街だけあって規模が違う。

今回のツアーでは添乗員さんとは別にそれぞれの街の専属のガイドさんが同行しいろいろ解説してくれはる。さらにスペインの決まりで観光ガイドの資格をもった現地人のローカルガイドさんと呼ばれる方も同行する。このローカルガイドさんなしで、添乗員さんなどが勝手に案内することはできないことになっているらしい。しかし、このローカルガイドさんは特になにもしない。他国の人がいらんことしないように見張るためなのか、はたまた雇用対策なのか、意図がよくわからない。

で、スペイン広場へ。ってかスペインにもスペイン広場があるとは。ここにはセルバンテスの彫像やドン・キホーテの銅像が立っている。
この後訪れた街もそうだったのだが、スペイン広場だけでなく各地の公園や街路樹には桜(アーモンド?)が多くて意外やった。そして、今回訪れる中では比較的気温が低いマドリッドのこの広場でも桜は開花していた。もちろん酒盛りはしていない。

その後、プラド美術館へ。収蔵品は数も内容も世界有数の美術館とのことやけど、オレ的にはあまり興味のある絵画はなかったが、ちゃんと歴史や人物相関などの解説聞きながら見ると、真面目で少しの動きで人柄も表現したベラスケスと、風刺画のような皮肉たっぷりのゴヤの宮廷絵画の対比が見られたり、世界三大絵画の一つに挙げられているベラスケスのラスメニーナスは、視線や鏡に映る国王と王妃などの描き方からこの絵をみている人がその中にいるような感覚に描いていたり、見る角度によって印象が変わるなど、と面白かった。