2009年9月 6日

岩手 三陸・中部

三陸海岸の奇岩にちょこちょこ寄り道。
駐車場から300mとか書いてあっても、アップダウンが多くて歩いて行くと結構遠かったり、疲れたりするけど、いろんな顔があっておもしろい。

で、遠野を目指す。
宮古には本州最東端の場所があるんやけど、駐車場から徒歩一時間ということで断念。
また、洞窟内に29mの滝があり、ヘルメットや長靴などを借りて入るほどの鍾乳洞の滝観洞にも寄りたかったけど、今日はゆったり回りたかったので通過。

ここも通過しようと思っていたが、釜石ウインドファームの看板を見つけて意外と近いことがわかったので曲がってしまった。
麓から林道を走り高原に出る。森林限界線越えの高原の中を走る林道がこれまたいい。
ここは風車が3か所に分かれて合計43基ある。とにかく、広い高原にあって気持ちいいところ。

釜石広域ウインドファーム
三菱重工社製
ローター直径61.4m
タワーハブ高さ80m
定格出力1000kW x 42基
定格出力900kW x 1基

民話の里・遠野市へ。
遠野市では遠野遺産というのを作られていて、公式ガイドブックにまとめられていて、リストだけでなく、地域の取り組みの様子なども書かれている。こういうのは観光で来た人以外にも地元の人にとっても楽しめるんやないかなと感じた。
市の東側にあり物語にも出てくる水車小屋やデンデラ野、西側にある南部曲がり屋や続石などなどに寄る。それぞれ遺産として登録してあるところはもちろんだが、その周辺のまさに"牧歌的"という風景がよくって、落ち着く。

岩手でどこ行っても感じたのだが、家の表の花壇に、季節的に良かったのか、カラフルなコスモス(かな?)などをちゃんと手入れして綺麗に咲かせてはるお家がいっぱいあったのが印象的で、そういうところも散歩していて気持ちがいい。

道の駅に寄ると小型の風車があった。しかも1枚翼の風車。そんなんあるんや。道路の下にあるヒーターを加熱して雪を融解するために作られたらしい。地域それぞれいろんな用途があるんやなぁ。

遠野風の丘風力発電設備
水平軸型1枚翼
翼直径6.5m
タワーハブ高さ12m
定格出力5kW

花巻へ。
宮沢賢治記念館など宮沢賢治にまつわる施設が集まっているところへ。
「注文の多い喫茶店」をモチーフに作られた山猫軒ですいとんをいただく。関西風みたいに薄味でもちっとしたすいとんがいい感じ。
宮沢賢治記念館へ。宮沢賢治のことはもちろんやけど、宮沢賢治の目を通してみた岩手みたいなのもみられる。

花巻には「雨ニモマケズ」の碑など、あちこちに宮沢賢治に関するスポットがあった。
北上川の河川や、東西の山並みを見ていてもいい感じ。

前沢牛コロッケとかいただきつつ、今日の目的地、一関へ。
時間があったので厳美渓へ行ってみた。すっかりうす暗かったのではっきりわからなかったけど、集落のある平地の中に割れたみたいにできていた、不思議な感じの渓谷。