2009年9月 7日

岩手 平泉

一ノ関からバスで平泉の中尊寺へ。
朝早く行ったのもあり、入口から続く月見坂を歩いていると、緑と静けさが気持ちいい。
境内はとにかく広く、数多くのお堂が点在している感じ。

本堂はお寺の中ほどにある。堂内には不滅の法燈が護持されていたり(宮島で見た霊火と同じくらい長く燈っているらしい)、蓮の花が咲いていたり、それほど広くないが雰囲気十分。

観自在王院跡へ。今となっては史跡公園だが、かつてここに立っていた阿弥陀堂には、京都の霊所が描かれていていて、京都まで遠いこの地方では人気があったそう。
今も昔も人が集まれる場所。

毛越寺(もうつうじ)へ。
こっちは、境内の中央に大きな池があり、その周りに焼けたままになっているところも多いがお堂が並んでいる。池も含めて、浜や石組のある庭園がいい感じ。

平泉駅前にある芭蕉庵さんにて、平泉式のわんこそばをいただく。平泉式のわんこそばはセルフ式で、あらかじめ椀に盛られた状態で出てくる。イベント的にはおもしろくないかもしれないけど、自分のペースでいただけるのがよい。ここのは、岩手の名産品、秀衡塗(ひでひらぬり)のお椀に24杯が1セットで出てくるのだが、薬味などを組み合わせて味を変えつついただけて楽しめる。
しかし、100杯食べたら記念品とかあると聞いていたが、100杯をおいしくいただけるとは思えないな。24杯で十分満足な量やった。

イカやリンゴなどの南部せんべいがコンビニなどでも売られているほどだったのでいろいろいただいたが、それぞれちゃんと味が付いていて、見た目と違いキワモノさはなくておいしかった。

山に海に盆地にと、なにもかも大きく、街並みや個人の家を見ていても綺麗にされているのが印象的やった。紅葉時に来たらもっといいんやろなぁ。