2007年6月24日

憑神

出世を望んで手を合わせたのが災いを呼び寄せる稲荷だったために、貧乏神、疫病神、死神に取り付かれてしまったが、それがきっかけになりどう生きるかについて考えるようになった武士の話。

題名だけ見るとホラーちっくなのだが正反対のコメディーで、はじめのほうにある妻夫木聡さん、佐藤隆太さんが背を向けて西田敏行さんのみカメラを向いているシーンなんて、よく真剣な顔して(堪えて?)演技できるなってほど会場は大爆笑なのが続いた。
また、佐々木蔵之介さんがよかった。毎週見ている現代劇のドラマと今回の時代劇でそう大きく違わない演技をされているような感じがするのに、自然にはまっておられた。お見事。
他にも夏木マリさんに香川照之さんなどなど個性的な役者人がうまく生かされていたと思う。
古典落語的な展開でテンポも気持ちよく見られる楽しい作品やった。